景鶴山 日本三百名山最後の山
- GPS
- 31:50
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 1,259m
- 下り
- 1,268m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:55
天候 | 第一日目 やや雲が多めの晴れ 第二日目 大快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
国道120号線で片品村方面に向かいます 信号「鎌田」を左折、約8kmで戸倉です 鳩待峠駐車場はゲートが開く前から 待っている車ですぐ満車になってしまうようです この日も既に満車の表示がありましたので 戸倉駐車場に停め(有料で二日間2,000円でした) 乗合バス(一人930円)に乗り、鳩待峠に向かいました |
コース状況/ 危険箇所等 |
・鳩待峠〜富士見小屋 緩やかな雪道で、踏み跡はあまりなく 木の幹に付けられたテープも頼りながら歩きました 広い雪原に出ると、テープもない為 視界のない日などはご注意ください ・富士見小屋〜竜宮小屋 長沢新道への入口がよく分からず 尾根の右側を歩いているうちに出会った足跡があり、 長沢新道に出るものと思ってついて行くと 急斜面を下って、長沢に入り込んでしまいました 川の上はドームになっていると危険なので 川音や、雪の状態に注意して歩きました ・竜宮小屋〜景鶴山 小屋で前日10人以上の登山者が登ったと聞いていました 踏み跡が多数あり、道迷いの不安は全くありません ただ、山頂直下の登りは雪の急斜面、岩場もあり 細心の注意を払って通過しました アイゼン(6本)は笠山鞍部で装着し 下山後、ヨッピ橋ではずしました ・景鶴山〜景鶴沢〜ヨッピ橋 景鶴沢を登って来るパーティと数組擦れ違いました 下るうちに、踏み跡を見失い、樹林帯の急斜面を激下りしました 雪が滑りやすくなっていて、滑落注意です ・ヨッピ橋〜鳩待峠 平坦な雪原歩きですが、木道の踏み抜き注意です 山の鼻からは緩やかな登りになります 擦れ違う登山者も多く、踏み跡も多数あり、問題なく歩けました |
写真
感想
四月に快適なカーフェリーで別府に向かい、
九州の名峰由布岳から鶴見岳へ縦走し、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-616161.html
いよいよ三百名山を一山残すところまで漕ぎつけました。
景鶴山は残雪期のほんの数日間しか登れない山。
昨年登りたかったのですが、休みがうまく取れず
結局行けず仕舞いで、仕方なく一年も待つ羽目に。
心細くはありますが、一人で行くしかないと思っていたところ
CLに三百名山最後の山になるなら付き合うとの言葉を頂き
昨年秋から猛烈に追い込みをかけ、やっと約束を果たしましたので
景鶴山登山の計画が見事に実現したのです♪
二日間の一日目の予報が良くなくて諦めていましたが
予想以上の好天に恵まれ、至仏山、武尊山、燧ヶ岳の展望を
百名山の懐かしい思い出と共に、十分に楽しみました。
周辺に見える群馬百名山の山々を新たな目標として
訪ねてみたいと思いながら…
泊まった竜宮小屋は、小屋なのかしらと思う程に快適、
山スキーを楽しむ方、翌日景鶴山を目指す方、話が弾みます。
小屋を一歩出るとそこは見渡す限りの雪原、
夜空に輝く北斗七星は翌日の天気を暗示するかのよう。
霧に覆われた景鶴山が徐々に姿を現し始め、夜が明けて来ました。
朝食をしっかり小屋で頂いて出発です。
前日、この小屋から大勢の人が景鶴山を目指しているので
トレースの心配はもう殆どありません。
与作岳に近づくと、ついあの演歌が口を突いて出てしまいます。
与作は木を切る♪ヘイヘイホー♪ヘイヘイホー♪
北に広く稜線を広げている平ヶ岳も懐かしい百名山。
見上げる景鶴山が一番印象的な美しい形なのもこの辺りだと思います。
山頂直下の急斜面はやはり、想像を超えていました。
景鶴沢を下りて行くと、登って来るパーティに幾組か出会いました。
登山者がこんなに居るなら心配ないはずなのに
トレースを辿り損ねて、いつしか急斜面の樹林帯を下っていました。
気温が上がった分、雪面が滑り易くなり、慎重に下ります。
ヨッピ橋でのんびり昼食休憩後、前方に至仏山を見ながら
平坦な雪原を、「山の鼻」目指して歩き始めました。
途中出会った方に、日焼けから景鶴山に登ったと分かりますと言われ、
まあ、それほど天気が良かったという事なのですが
三百名山最後の山に神様が祝福の意味を込めて
晴天を与えて下さったと感謝しながら、
一つ物事を為し終えた満足感と虚脱感に浸りました。
鳩待峠から戸倉駐車場まで車に乗せて下さった方に感謝です。
竜宮小屋で夕食の席で隣り合わせ、下山後のヨッピ橋袂で再び遭遇。
奈良県の方で、これから奈良まで帰ると仰っていました。
三百名山達成まで後24座になったのですね。
一日も早い達成を陰ながらお祈りしています。
コメント
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おめでとうございました。
どこが最後の山なんだろうかと思っていました。
確かに、ここもありですね。
このところ、もの凄いピッチで遠征を繰り返していたので、羨ましくおもっていたところです。
私にとって景鶴山は、ずっと先のことになるだろうと思っていたので、特に気に留めていなかったのですが、残雪期の数日間しか登れない山というのが、興味をそそられます。
来年あたり、考えてみようかと思ってます。
この時期、日帰りしかできないので、厳しいものがありますけど。
moglessさま
最後の三百名山レコを見ていただき、
コメント有難うございます
本当は昨年の連休直前に登りたかったのですが
休みがうまくとれず、仕方なしの一年の順延でした
一人では不安でもあり、最後の山になったら付き合ってもらえる約束を
三百名山大先輩のCLから取り付けまして
そうでなくとも火の車の家計のピンチも省みず、
遠征に次ぐ遠征を無理して重ねまして
ようやくこの日を迎えた次第です
男鹿岳、行ったんですね
男鹿岳も残雪期の山ですので、景鶴と似たところがありますね
凄く懐かしく、楽しく読ませてもらいました
行き帰りの林道歩きがとてつもなく長くて登山道より疲れました。
下山時、尾根を外して、右手に下りそうで怖かったことも
まざまざと思い出しました。
残雪はkyom4の行った年より格段に多そうですね
奥会津の山は何かいつも心惹かれるものがあって
ようやく、長年の宿題から解放され、一段落したことですし、
車中泊でのんびり出かけられると考えるとわくわくして来ます
もちろん節約して、発泡酒とカップヌードルの旅になると思いますけれど…
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