西湖から本栖湖周回(王岳、三方分山、中之倉峠)
- GPS
- 08:47
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 1,732m
- 下り
- 1,730m
コースタイム
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:45
天候 | 快晴 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・全般的にルートは明瞭で歩き易いが、中之倉峠から中ノ倉山にかけては一部登山道が分かりにくかった。落ち葉が多いせいかもしれない。三方分山の登りは急登。 ・R139は歩道はあるものの大型のトラック等がスピードを出してすぐ脇を通過するので歩いていてもヒヤヒヤだった。並行区間はなるべく東海自然歩道を歩くと良いと思う。 |
写真
感想
西湖の根場駐車場には4:50に到着。外気温マイナス1℃だが無風なので数字ほどの寒さは感じない。家からここまでノンストップだったので、休憩しつつ朝食や支度を進める。全て終わって5:23に行動開始。まだ真っ暗なのでヘッドライトを点灯させて歩く。この駐車場の利用は過去もあり、王岳は一度登ったことがあったので、真っ暗な中でも迷わずに進めたし、途中からは暗いながらも見覚えのある箇所があった。出だしは寒いが歩き出すとすぐに体は温まる。30分もするとほかほかになったので、グローブを保温性の高い物から3季用の軽いものに換装した。ウェアも歩き出しは寒かったのでレインを着ていたが、同じタイミングで脱いでザックにしまった。そして以降今日は着る機会はなかった。標高を上げると樹林の向こうが明るく赤くなり始めた。好天予報なので朝焼けがきれいだが、いかんせん樹木が多くて感動も半減。それでも真っ白よりは数等良い。自分のペースでどんどん進み王岳には6:38に到着。日の出に間に合ってしまった。富士山の裾野から朝日が昇るのがよく見えた。ここまで頑張って休憩せずに登ってきて良かった。定時連絡を入れつつ写真を撮る。歩いていると寒さは感じなかったが、止まるとやはり寒い。ほぼ無風だが日の出前の標高1600メートル超なので、恐らく氷点下だろう。長居すると体が冷えるので適当なところで行動再開。東の縦走路ではなく西の縦走路に向かう。
王岳からの下りはいきなりの急坂。落っこちないように注意する。これが終わればあとは比較的歩き易い登山道が続いた。左手には富士山。右手には冠雪して南アルプス。更に進むと精進湖が見えるようになってきた。いずれも樹林越しだが見えないよりはましだったし、ところによっては樹木がなくて撮影ポイントになっている箇所もあった。広葉樹が多かったが落葉しているため意外に眺めは良かった。葉の茂る時期だと何も見えないかもしれないが。アップダウンを繰り返して五湖山に7:39到着。樹林帯で眺めなし。ここから先はピークと峠をいくつも通過する。五湖山から先に進むと女坂峠。手前に何故か電柱があった。女坂峠を過ぎ次のピークの三方分山を目指す。事前に地図をよく見なかったが、等高線が混んでいて、実際に急登だった。縦走路なのでアップダウンは付き物。覚悟して登り8:30に到着。山頂標がいくつもあるピークだった。また一部刈払がされていて、富士山がよく見えた。大休止の後に行動再開。相も変わらず細かなアップダウンが続く。精進峠と根子峠はかなり地味で、標識がなければそれとはどちらも気付かなかったし、急いで通過したら標識すら見過ごしていたと思う。根子峠から先パノラマ台の案内表示が出てくる。どんなところか分からず進むが、本当にパノラマの景色が広がっていた。逆光の時間なのが残念だが、景色は素晴らしかった。と、ここで地図を見直すとどうやら本来進むべき道からは離れてしまったことに気付く。本栖湖の案内に吸い寄せられてしまった。本栖湖へ降りることは降りるが、もっと先なのでここで下ってはだめだ。少し戻って分岐を正しい方向に進む。大事に至らなくて良かった。分岐を過ぎると少し急な下りが続いたが、その先は穏やかだった。既に出発から5時間近く経過しているが、山中でこれまで見かけたハイカーは数人という少なさだった。平日なのも影響していると思うが、それ以上にこの山域もオフシーズンなのだろう。中之倉峠は10:10に到着。少し前から軽装の観光客の姿が見え始め、峠に着くと立派な展望台があった。展望台からは本栖湖と富士山がよく見えた。またすぐ下に駐車場があって、観光客はそこから登って歩いてきたらしい。西湖から歩いてくる人は、まずいないと思う。週末などは混み合いそうな好展望地だが、今日は数人程度と控えめ。座って飲み食いしつつ、富士山と本栖湖を眺める。風がなく日当たりが良いので、休憩していても寒さは感じなかった。10分くらいで行動再開。この先またもや人は全く見なくなった。峠を過ぎるとしばらく落ち葉で登山道が不明瞭な区間が続いた。マーキングはあるものの見落とすとコースアウトして、ふかふかの落ち葉の上を歩くことになった。下りであれば落ち葉は膝にも優しいのでありがたいが、登りでは足場が悪いので余計な体力を使ってしまう。なるべく土の出ているところを選んで歩く。足場の悪い区間が過ぎると仏峠への下りになる。峠もこれで終わり。ここからは本栖湖に下り、キャンプ場を経て湖岸道路に至る。11:20頃に道路に出る。ここまでGPSで見る限り約19km。結構長いがこの先まだまだ歩かなくてはならない。日陰で寒い湖岸を歩き本栖湖でも賑やかなエリアを目指す。アスファルト歩きは足へのダメージが大きいので好まないが、他に手段もないので仕方ない。湖沿いで景色の良いところが出てきたら止まって休憩。湖から吹き付ける風が意外に冷たくて、あまり長居はできなかった。本栖湖を1/4周ほどしたら国道へ向かう。139号線をしばし歩かなければならない。本当はバスを乗り継いで駐車場まで帰る予定だったが、想定以上ペースが良くバスを1時間以上待つのもどうかと思い、西湖沿いの駐車場まで歩くことにした。が、やはりこれは楽ではなかった。アスファルト道路歩きは慣れていないのですぐに両足が痛くなってしまうし、何よりもR139が恐怖だった。国道沿いに歩道はあるものの、そのすぐそばを大型のトラックなどが結構なスピードを出して通り過ぎる。それも頻繁に。こんなところを歩く人なんて滅多にいないだろうから、クルマも歩行者なんていないのを前提で運転しているように見えた。あまりにも怖いので、併走していた東海自然歩道に逃げ込むこともあったが、これを利用すると風穴まで行ってしまうので、適当なところで国道沿いに出る必要があった。やはりハイカーは登山道のほうが快適に歩けると改めて思った。恐怖の国道を離れたら残りの歩行距離も短い。何よりクルマの台数も減り、歩き易くなった。慣れない道路歩きで足は痛いが何とか歩き切る。14:07に駐車場到着。出発時も帰着時もガラガラだった。
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