聖岳 東尾根冬季バリエーション
- GPS
- 23:33
- 距離
- 42.0km
- 登り
- 2,648m
- 下り
- 2,651m
コースタイム
- 山行
- 10:26
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 10:34
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ソロでバリエーションルートの東尾根から聖岳へ挑戦してきました。
天気は登山日和ないい天気でしたがこの時期にしては気温が高すぎて(幕営地でマイナス4℃。常夏か)雪が緩く沈み込みラッセルに苦しみ過去一体力的にきつい山行となった。
駐車場のある沼平へ向かう道中、工事の影響でなかなかの山道を回り道。その影響で自分の運転で酔う(ポンコツか)。さすがに想定外で酔い止めの準備はしていない(準備不足も甚だしい)。グロッキーになり沼平に着く前にダウンしそのまま良く分からん道端で仮眠(静かであった。星が綺麗だった)。
沼平から聖沢登山口までの片道14kmはMTBを使用。き、きつい、きつすぎる。何がきついって20kgのザックを背負いMTBの固めのサドルにお尻を置く耐性がなく、けつが痛ぇ(今もまだ痛い)。だれか20kgのザックに耐えれるサドルパッド的なもの紹介してくれ。
東尾根の取り付きから激急登。ここ、バリエーションだけどピンテあるんですね。これがかなりありがたかった。とはいえ何度も見失い左を見ると歩きやすそうな箇所が何度も。上を見上げるとまさかこんなとこ行かないよねぇと思うところが大体正解の進む道。まぁ道ではないが。とにかく急登がキツイ。なんで俺こんなことしているんだろう?と20回くらい思ってるうちに2300m近辺まで辿りつく。
取り付いてすぐにうっすら雪が出始める。どうやらここ最近人が入った痕跡はないようだ。ただしここ最近と思われるうれしくない熊のトレースがあり身が引きしまる。
2300m付近からひざ下ラッセル。2400mから先はところどころ膝上ラッセルたまに股下まで。スノーシュー履きたいところだが急登過ぎて幕営地まではアイゼンで。
こんなに時間をかかることは想定していなかった。気温が高いせいで雪が沈み込みラッセルがきつ過ぎたのだ。何度も撤退が頭をよぎるも無事幕営予定地の白蓬ノ頭まで到着。すぐにアーベントタイムを迎え日が沈むと満点の星空だが疲れは満身創痍で水分も枯渇していたため生きるために雪を溶かし水分を作るのに勤しむ。
翌朝、4:30スタート。この日はスタートからスノーシューで。思った以上に雪が深い。白蓬ノ頭すぐの樹林帯は迷子に。ここもピンテはあるし明るければ見つけられるのだがブラックでは方向感覚を見失う。何とか樹林帯を抜けハイマツ地獄を藪漕ぎして稜線へ。
途中スノーシューはデポし、ナイフリッジを攻略しつつなるべくラッセルを避けれる場所を選びながら進む。奥聖に到着した時はやり切った達成感からか標識にしがみつきながら倒れ込む(後から背中に付けていたInsta360みたら土下座しているような光景であった)
聖岳は2回目で1回目は台風直撃の中の登頂だったので何も視界なかった。なので今回は天気よくて良かったのであーる。そのせいでラッセルに苦しんだけれども。
ちなみに幕営地に戻り下山に必要な水分を作ってから下山したが、これまた想定以上に水分を消費。最後一般登山道に合流した時、まだ登山口までは距離があったが残りの水分を一気に飲み干す。理由は林道に出ればどこかしら沢が流れていてやっと出番が来たソーヤー マイクロスクィーズフィルターを使い冷たい水をがぶ飲みできるから。
喉カラカラで登山口へ到着。無事デポしたMTBを回収し一番近くの沢水でサントリー天然水のボトルに水を入れソーヤーを取り付けようとしたら・・・ハマらねぇ。何これ。ペットボトルいけるはずでしょ。結果いけるペットボトルと行けないペットボトルがあることを後から知る・・・
結局14kmのMTBを喉カラカラで戻ることに。しかも、登山口から向かった先は椹島方面(ポンコツにもほどがある)比較的すぐ気づいて引き返したけどログが椹島方面に延びているのは方向音痴のせいです。YAMAPなければ登山無理。
帰りもMTBも安定のケツの痛さで、てぬぐいと非常時用で持っていた膝サポーターをお尻に敷きながら沼平へ向かったのであーる。それでも痛かった。。。
ちなみにスタートから最後まで人に会ったのは林道で工事のおっちゃん数人のみでした。
30代最後の挑戦となりました。そして翌日で40代。全然嬉しくねぇ。あ、おめでとうのコメントほしいから書いているわけじゃないのよたぶん。
40代も挑戦は続く・・・
おつかれ山
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