初めての棒ノ嶺でゆったり陽だまりハイク
- GPS
- 05:24
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 802m
- 下り
- 805m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日の関東平野は快晴。福島まで行きたいがそちらの天気は芳しくなく、あまりなじみのない奥武蔵の山に来てみる。宇都宮からだと高速を使う必要もあり結構遠いがたまにはいいか。今回選んだ山はガイドブックには棒の折山となっていたが、現地に着いてみると棒ノ嶺とか棒ノ峰などとなっている。どれが正しいのか。個人的には棒ノ嶺の響きがいいのでこの名前で呼ぶことにする。
はじめての山ではいつも駐車場が気になる。事前調査ではさわらびの湯の駐車場が解放されているとのことでそこにやってくる。平日故か車はまだ少ない。さあ出発だ。最初は名栗湖を目指す。ここは人造湖のようだが満々と水をたたえており立派。そして南側の奥に棒ノ嶺への登山口があった。ここにも車が数台停まっている。ここまで乗り入れられれば30分弱の短縮になるか。
このルートは最初は白谷沢をいく。ここは関東ふれあいの道になっていて、整備が行き届いている。そこを歩いて行くのだが何せ谷間なので日が射さず少し寒い。途中で手袋をするが寒くて立ち止まる気になれない。しばらく谷沿いにいくと手前がゴルジュのような様相を示してきた。一般道なのにこんなところがあるのかと思ったが、足場やロープその他もしっかりとしており特に問題なく行ける。でも山慣れない人が来たらこのゴルジュ帯はかなりの迫力に見えるだろう。そんなことを思いつつ写真を撮っていたら二人連れの女性が追い付いてきた。挨拶をかわしてこの谷について聞くと、新緑の頃がいいですよとのこと。今は葉も落ちているが紅葉も良さそうなところ。またそんなころに来てみようか。
女性たちを見送りゆっくり歩きだすと今度は岩の階段がでる。鎖が悉皆と着いており問題はないが登りきって振り返ると高度感がかなりある。ガイドブックには初心者向けの沢歩きコースとなっていたが確かにそんな感じだ。
此処を過ぎると一度林道にでる。先ほどの女性たちが休んでおり挨拶をして通り過ぎる。この辺りからはさらに道の整備状況がいいなと思わせる。そして尾根に乗っかると多くの人と行きかうようになった。道も木の階段状になって少々ありがたくないが、人が多く歩くためにこのようになるのは止むを得ないか。そして権次入(ごんじり)峠に着くとそこからすぐで棒ノ嶺だった。
着いた頂上は思いのほか広い平坦地だ。そして東屋もありベンチがそこかしこに置かれ、何組ものグループが寛いでいる。景色はというと少し木立が邪魔であるが北方と東側が開けている。目立つ山は日光連山と筑波山。男体山、女峰山、太郎山の日光ファミリーが仲良く並んでおり、ちょっと離れたところに白くなった日光白根山が見える。今日はこれが見えたらいいだろう。
丁度テーブル付きのベンチが空いていたのでそこでラーメンを食べていると、同年代と思しき男性が隣に座る。ちょっと言葉を交わすとこの山には50回ぐらい来ているとのこと。すごいと思って色々聞くとここは人気が高いらしく季節のいいころには200名ぐらいが頂上にいたことがあったとか、駐車場がすぐに一杯になるなどの情報を得た。また本人のコースは一般の地図には道の無いところを下っていくという。地図を見せてそのルートを確認する。更に言えば私の地元の古賀志山にも出没しているらしい。話が尽きなくて結局1時間ぐらい頂上に滞在することになった。でも色々と情報が得られて良かった。平日の山はこうした出会いもあるのでうれしい。人の多い山では初対面の人となかなかこうした話が気軽にできない。
その人が去ってしばらくして自分も頂上を後にする。これからはほとんど下りなので気は楽だ。途中で白地平という場所がありベンチもあったので例によってコーヒータイム。頂上を出発していくらも経っていないが、この先にいい休憩地が無さそうなのでまあいいか。熱いコーヒーを飲みホットする。
さて帰ろう。迷うことなく整備された道を行けば民家の横から鋪装道路に出てすぐに駐車地だった。車は数台のみ。やっぱり平日は少ないんだ。時刻はまだ午後2時。せっかくなので駐車をさせてもらったさわらびの湯に入る。こちらも空いておりゆったりと過ごすことができた。やっぱり平日はいいのかなあ。高速料金も平日割はないのだろうか。
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