10歳児と超気軽に登るほぼピクニックな中群山【甲州百山】
- GPS
- 01:22
- 距離
- 2.3km
- 登り
- 147m
- 下り
- 132m
コースタイム
天候 | 曇と見せかけて晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ヤマレコマップにルートとして登録されていないので予定コースタイムが作れない ・招魂神社裏手の入り口がわかりにくい。よく見ると道が続いているのがわかるが、柴というかブッシュがある ・登山道は落ち葉にかなり埋もれている ・地図にないどころかヤマレコマップのトレースもない、そんな道がいくつかある。そのうちひとつを通った ・中群山山頂付近は道しるべ等いっさいなし ・中群山山頂の東屋は廃物の物置と化していた ・山頂からヒロ牧場方面は舗装道路 |
その他周辺情報 | ・びりゅう館 ここのソバはおかしな次元でウマい、棡原の郷土料理も味わえるすごいレストラン+農産物販売所 ・とうふ工房やっこ屋 日曜日は休み、土曜日も午前しかやっていないが、信じられないほど美味いとうふ屋さん。「とうふのたこ焼き」「豆腐コロッケ」「ゆばの唐揚げ」などスナックっぽいものもあり、またこれが美味い。 |
写真
感想
もしかしたらこれが今年最後の山登り週末になるかもしれない、そんなときに限って天気予報は「ばっちり曇り」。用事のある日曜日は快晴、なんだか思いっきりくやしい。
冬曇りで行って楽しいほどほどの山、を探したけれどいまいちこれというのがない。息子が言う、曇りならプールにしようよ。秋山温泉のことである。
そうだね、そうしよう。でもちょっとだけ森に行かない? ということで、秋山温泉から見て上野原をはさんだ逆サイドにある中群山に行ってみることにした。
中群山。山梨百名山のプロトタイプ「甲州百山」に選ばれていながら、「比志の塒」と並んでなぜこの山が?と言われがちな超マイナー山である。「星空が美しい」ので選ばれたというが、頂上付近が牧場でありほぼ全て舗装道で登れる、というのもマイナーさの理由だろう。
ただ、その名前は少し面白い。ムレ(またはムロ)、というのは古代朝鮮語で「山」の意味。近くに「聖武連(しょうむれ)山」、少し離れた道志村に「大室(おおむろ)山」がある。太古の言語が地名として残っているのだ。
上野原で中央道を降りる。あまり天気がよくないからだろう、少しの渋滞もなくここまで来れるのは珍しい。上野原で酒饅頭、「とうふ工房やっこ屋」でとうふたこ焼きやゆば唐揚げを買い、田和集落の駐車スペースへ。ここから山登りスタート。ちなみにトイレが必要な場合は小菅方面にもう少し車で行くと「びりゅう館」がある。
田和集落の、県道が小ピークになっているあたりから山のほうに入る。バスの待合所らしきものと、「中群山」をさす道しるべがある。立派な古い民家のある路地を抜けて、森の中に道がさしかかったあたりでまた道しるべ。招魂神社、とあるほうに上がっていく。
石段を登ると西原招魂社。ここは戦時中、果敢に戦った方をまつるお社だそうだ。まずはおまいり、そして丸太のベンチでひとやすみ。
さて、登山道はこのお社の裏手から出ているはず。左手から回ると、古いお墓がある。右手から行くと、かすかな踏み跡が土手を上がっている。かなり登りにくいが、上がってみるとヤブ。あれ?となったけれど、ヤブのむこうに明らかに道が続いている。トゲの灌木に気をつけて通過する。
登山道は山の斜面より少し掘られていて、蛇行しながら上に向かう。昔からの道なのだろう。でも入り口があんな感じなので当然踏まれておらず、かなり厚く落ち葉が積もっている。
しばらく行くと、そのままつづら折りで登る道(左)、比較的新そうなトラバース道(右)にわかれた。ヤマレコのトレースは左に進んでいるが、ここは右に進んでみる。
作業道かもしれないトラバース道は、高度を変えずに、山頂を巻くように進んでいく。落ち葉も多くないので歩きやすい。山頂方面とどこまで離れるかな、あまり離れるなら引き返すかな、と思っていたところ四つ辻に出た。
地図上、ここまではトレースすらなかったけれど、ここから山頂方面に向かってグレーの破線が伸びていて微妙なトレースもついている。この道で間違いないだろう。
なだらかな稜線、まばらな木。いい陽射しが降り注いで気持ちがいい。こんな誰もいない明るい林に来るとラッキーだなと思う。ゆっくりのんびり、落ち葉を踏みながら歩く。
やがてログハウスのような建物につきあたった。そのわきを通りぬけるといきなり視界が開けた。しっかりした道、人の手が入った場所。ススキが生えている。息子さんがふわふわを飛ばし始める。
そこから草むらの中をあがる道がわかれていた。少し進むとあずまやがあった。ここだ。
中群山に登ったよ。
あずまやで軽くピクニックしようと思っていたけれど、なんだか廃物がどっさり入れられた物置のようになっていて無理。
少しおりたところに草原のような場所があった。ここにしよう、ポロポロ落ちてる鹿さんの落とし物には気をつけて。
「やっこ屋」さんの湯葉の唐揚げと家から持ってきたみかん、紅茶をいただく。息子さんはジャーキーもいただく。冬の陽射しがあたたかく、空はすっきり青空。って曇りじゃなかったのかよ、こんな晴れるならどっか登りたかったよ。
簡易舗装の道を進むと、ヒロ牧場。ここが中群の高台の上らしい。道路で高度を下げてふもとを目指す。
角度のある斜面をおりるので、道はきつめのつづら折り。でもくだりで歩くならのんびり歩ける。ちょっとヒマになった息子さんは妻と「どれだけ舌のばせるか選手権」を始めた。
よい里の景色が見えて、招魂社の分岐を過ぎるとすぐに県道。のんびりくだって車に戻り、本日の山登りはおしまい。2時間ちょい、だけどバリ気味のトレッキングは楽しかった。
このあと「びりゅう館」でお昼ごはん。絶品のおそばと季節の天ぷら、西原の郷土料理をいただいた。ここの食事はちょっと傑出していると思う。
そこから秋山温泉に移動、プールで泳ぎ温泉に入って帰宅。なんだか盛りだくさんの1日になった。
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