身延山△参詣の楽しみ

2023年12月17日(日) [日帰り]

• GPS: 08:46
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,028m
• 下り: 1,016m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:28
• 休憩: 2:15
• 合計: 8:43

距離 15.4km 登り 1,029m 下り 1,032m

6:39 身延山バス停
6:46 6:49 久遠寺三門
7:07 7:23 久遠寺本堂
7:25 7:31 身延山表参道（東コース）登山口
7:35 身延山ロープウエイ久遠寺駅
8:39 9:03 大光坊
10:05 10:09 法明坊
10:43 10:44 身延山ロープウエイ奥の院駅
10:49 10:56 奥の院恩親院
10:59 11:05 身延山
11:06 11:07 奥の院恩親院
11:11 11:55 身延山ロープウエイ奥の院駅
12:36 12:57 追分感井坊
14:35 14:37 妙石坊
15:12 久遠寺三門
15:20 身延山バス停
15:22 ゴール地点

天候

快晴(5〜13度)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

裏参道の所々で小石や小枝が落ちていましたが、表参道・裏参道とも整備されていて危険箇所なし。

その他周辺情報

門前町商店街の仲町駐車場(約30台・無料・三門まで徒歩5分・水洗トイレ)6時・3時とも10台くらい。
斜行エレベーター乗り場横にきれいな洗浄温水便座の公衆トイレ。
参道沿いのそれぞれの坊にもトイレがあります。(紙のない所もありました)

写真

12/17 6:38

門前町商店街の仲町駐車場に停め、商店街を歩いて行くと、

12/17 6:44

立派な三門に。
日本三大門の一つです。
あと二つは京都の南禅寺と東福寺。

12/17 6:52

三門を抜けるとドーン！
菩提提、287段、高さ104m、垂直の壁のように見えます。
今日の核心部です。膝を痛めないように登ります。

12/17 7:05

登りきると正面に本堂と五重塔。身延山が朝日に染まってきています。塔は2008年に133年ぶりに創建当時の姿で復元建立したものです。

12/17 7:09

朝のお勤めの読経が響いてきます。
報恩閣で御朱印を頂きます。

12/17 7:12

3月下旬に咲く枝垂れ桜の手前に寒桜が咲いています。
「御会式桜」でしょうか。日蓮大聖人が御入滅になられた10月に池上の山の桜が一斉に開いたという言い伝えのある桜です。

12/17 7:28

斜行エレベーター乗り場の先の交差点。左は駐車場へ。真ん中はロープウェイ乗り場へ。右の坂が身延山山頂にある奥之院思親閣への表参道。それでは登り始めます。

12/17 7:35

登り始めると「七丁目」の丁石。
「一丁目」はどこから始まるのかな、三門あたりかな？
「五十丁目」は奥之院かな?

12/17 7:37

本地堂。所々にお堂や坊があります。
由緒を知るのも参詣の楽しみ。すぐ忘れるけど…

12/17 7:36

10分くらい登っただけで、境内が見下ろせます。

12/17 7:40

わずかに残った紅葉を朝日が赤く照らしています。

12/17 7:45

参道のあちらこちらにナンテンが植えられています。

12/17 7:57

十四丁目丈六堂。「お茶のご用意がございます。一息つきたい方はこちらでどうぞ」とお堂の前にお茶が置いてありました。

12/17 8:40

大光坊。ミツマタの蕾が春を待ちます。

12/17 8:39

「御会式桜」はコヒガンザクラの雑種の園芸品種です。10〜12月に咲いて、3月にも咲く二季咲きだそうです。

12/17 8:45

広い休憩所や自販機もあります。
気温10度ですが、冷やしてきたジュースが美味しい。

12/17 9:00

釈迦像も朝日を浴びて光り輝いています。

12/17 9:01

この先から未舗装に変わります。(所々舗装されたところも出てきますが)

12/17 9:30

伐採地ごしの富士山。やっと富士山が見えてきました。

12/17 9:45

立派な杉の大木があちらこちらにあります。

12/17 10:03

四十丁目、法明坊、日朗上人の井戸があります。日朗上人が山頂から十丁下りてきてここで水を汲み、山頂の日蓮大聖人に届けました。

12/17 10:10

身延山上の山東照宮。徳川家康が無くなられた時、お万の方が身延に詣でられ法要を営まれた折に造立されたものです。
「どうする家康」で松潤をお風呂場で誘惑した松井玲奈さん演じる結城秀康の生母のお万の方ではなく、紀伊 徳川頼宣・水戸 徳川頼房の生母のお万の方です。家康の側室にお万の方は二人いました。

12/17 10:34

山頂が近くなりました。富士川や駿河湾が光っています。

12/17 10:35

四十九丁目の丁石を左に登ると、

12/17 10:38

身延山山頂東側展望台からの大絶景。

12/17 10:39

松崎町雲見の烏帽子山。下田や南伊豆は見切れていますが駿河湾越しに伊豆半島の先まで見えます。

12/17 10:43

奥之院思親閣へ、日蓮聖人お手植えの4本の杉の間を通って登っていきます。

12/17 10:47

奥之院思親閣。
お参りを済ませ御朱印をいただいたら、

12/17 10:57

思親閣脇の釈迦像の横を通って、

12/17 11:01

身延山山頂北側展望台に。
山梨百名山の標柱は地味でしたが南アルプスから奥秩父まで一望できます。

12/17 11:01

八ヶ岳から奥秩父。真ん中の茅ヶ岳がかわいい。

12/17 11:02

塩見岳と白峰三山。北岳は雲の中。

12/17 11:02

真ん中のピラミタブルな山が笊ヶ岳。フォルムは北岳に負けない。

12/17 11:55

身延山ロープウェイ奥之院駅の身延屋です。
2階の食堂「身延庵」は土日祝11時〜2時のみの営業です。

12/17 11:21

身延山に来たら、湯葉。
アツアツの湯気の立っている「身延ゆば丼」。
貝ひもの佃煮付き。

12/17 11:52

ここはもう一つの聖地です。犬山姉妹や大垣さんが初詣で食べた「くし切り団子」です。実はなでしこは年賀状配達のバイト、リンちゃんは福田海岸でソロキャンでここには来ていません。

12/17 11:37

「くし(苦死)を切って好運を願います」と言って串の先を切って渡してくれました。
身延山山頂南側展望台でいただきます。

12/17 11:50

山越しだけど大沢崩れがきれいないつもの富士山です。

12/17 11:56

それでは裏参道から下ります。

12/17 11:57

身延山山頂七面山展望台。

12/17 12:13

南アルプスが見えるのはここらあたりまで。

12/17 12:31

笊ヶ岳が見えるのはここらあたりまで。

12/17 12:33

南アルプスも笊ヶ岳も見えなくなりました。
立派な大木を見ながら進むと、

12/17 12:35

追分感井坊です。赤沢宿や七面山への分岐です。日蓮大聖人に命じられて日朗上人が杖で掘った井戸があります。表参道法明坊の井戸も日朗上人の井戸です。

12/17 12:41

甘くてスパイスの香りが効いたチャイは冬の寒い山にはピッタリ。チャイはなでしこのお姉さんが四尾連湖で飲んでいました。

12/17 12:57

富士山も見納めです。

12/17 13:11

千本杉。五重塔の再建で使ったとのことです。

12/17 13:16

紅葉が無くなっても赤い実がある！

12/17 13:59

天空の寺、松樹庵。午後のお勤め中。

12/17 14:00

眼下に久遠寺の境内が望めます。

12/17 14:04

最後の黄葉が残っていました。足元は散り紅葉が積もってフカフカです。

12/17 14:34

妙石坊の高座岩。日蓮聖人が身延に入山して一番最初に高座説法を行った場所です。

12/17 14:38

日蓮聖人が身延に入山して暫くはこの地に滞在し、その後現在の御草庵跡の場所に遷ったとのこと。ご住職に伺ってびっくり。

12/17 14:53

日蓮聖人御廟所にも拝礼していきます。ツレを待たして小走りで行ってきたので写真がありませんが、寒かったと不評を買ってしまいました。

12/17 15:14

三門に戻りました。身延山に西日があたっています。

12/17 15:15

門前商店街の甘養亭河喜で身延まんじゅうを買って帰ります。「ゆるキャン△」の身延駅前の栄昇堂の身延まんじゅうが人気ですが、ここで買う身延まんじゅうもおいしいと思います。

12/17 16:40

今日のお土産。御朱印(久遠寺・奥之院・祖廟)と身延まんじゅうと母に頼まれたお札。

撮影機器：

NIKON D7500 NIKON CORPORATION

iPhone 14 Pro Apple

iPhone 13 Apple

感想

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「前日が雨で今日は冷え込む」という天気予報だったので、冬晴れの中、雪の増えた見事な富士山が見られるだろう、と期待して身延山に行きました。
山頂から見る富士山、久遠寺や身延の街から海までつながる富士川の流れ、遥か駿河湾までのパノラマは素晴らしかったです。
頂上への道は登山道というよりも参詣の道、アスレチック的な場所もなく、登山道としては単調ですが、坊やお堂や旧跡を巡りながら由緒を楽しむことができました。
その昔、神社仏閣への参詣は人々の楽しみだったというのがよくわかりました。