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Yamareco

記録ID: 6288332
全員に公開
ハイキング
中国

岡山市 瀬戸町森林公園〜高尾城跡〜願興寺 名残紅葉&小雪

2023年12月17日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:34
距離
10.5km
登り
492m
下り
481m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:50
休憩
0:45
合計
4:35
8:04
23
瀬戸町総合運動公園第5駐車場
8:27
8:27
15
瀬戸町森林公園&願興寺分岐
8:42
8:46
15
9:01
9:01
27
薄いピンクのサザンカ撮影地点
9:28
9:37
18
塩井池
9:55
9:57
4
神神社
10:01
10:01
64
神神社裏斜面取り付き
11:05
11:10
26
高尾城跡
11:36
11:42
8
雨垂布勢神社
11:50
12:09
11
願興寺
12:20
12:20
19
瀬戸町森林公園&願興寺分岐(2回目)
12:39
瀬戸町総合運動公園第5駐車場
展望や史跡探索を楽しむコース
歩行距離10.5km、歩行時間4時間、歩行数15,400歩、消費カロリー1,220Kcal
天候 曇り時々小雪
過去天気図(気象庁) 2023年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 瀬戸町総合運動公園第5駐車場に自動車を停めました。常時開放されていますが、すぐ側が野球場なので、シーズン中は利用者への配慮が必要でしょう。園内には他にも駐車場がいくつかありますが、時間外は閉鎖の箇所があるようです。この日はここ以外はかなり混雑しており、8時頃には6〜8割、12時40分頃にはほぼ満車でした。冬は第5駐車場を利用したほうがいいでしょう。
 神(みわ)神社<写真21〜24>には駐車場がありません。願興寺<写真35〜44>には未舗装の駐車場があり、十数台程駐車可能です。
コース状況/
危険箇所等
 一部、崩れやすい斜面や細枝をかき分けるヤブがあります。
 展望の丘<写真04〜06>前後はきれいな土道です。
 塩井池の畔は南側以外は土手で西側は工事中で重機が入っています。この日は日曜日で工事は休みでした。ずっと舗装道路でも高尾城跡もカモもよく見えるので、土手を歩く必要はありません。
 神(みわ)神社<写真21〜24>から高尾城跡<写真26〜29>を経て雨垂布勢(あまたれふせ)神社<写真30〜34>までは道ではありません。基本は細枝をかき分けるくらいですみますが、一部、崩れやすい斜面があるので要注意です。

 展望の丘<写真04〜06>と願興寺<写真35〜44>との分岐を過ぎて鉄塔巡視路の入口から土道に入りました。高さ10cm程のササがまばらに生えているくらいできれいでした。展望の丘を過ぎるときれいな土道が舗装道路まで続きました。

 神(みわ)神社<写真21〜24>から高尾城跡<写真26〜29>を経て雨垂布勢(あまたれふせ)神社<写真30〜34>までは道ではありません。
 神(みわ)神社<写真21〜24>の本殿の裏から斜面にとりつきました。最初はかなり崩れやすく、木を掴みながら上りました。幸い、ヤブではなく、かき分けずに歩けました。そのうちに踏み固めたような踏み跡に出合い、歩きやすくなりました。尾根に出ると細枝をかき分けることもよくありましたが、すぐによけられるので苦にはなりませんでした。
 高尾城跡<写真26〜29>南の鞍部で急に背丈ほどの枯れササに囲まれましたが、すぐに突破、そこからは落ち葉が積もり崩れやすい斜面を木を掴みながら上りました。一段こんもりした所を越えると高尾城跡南の腰曲輪(くるわ)<写真26,27>で歩きやすくなりました。
 高尾城跡<写真26〜29>からも道はなく、西に下りることにしました。意外にも木の間は歩きやすかったのですが、標高130mを切るとまたササと細枝に囲まれ、そこからは細枝をかき分けながら歩きやすい所を探しました。やはりひどいヤブではなく、途中からは踏み跡らしきものを辿りました。最後は踏み跡もなくなり、落ち葉が積もり崩れやすい斜面をズルズル滑りながら木を掴んで下りました。雨垂布勢(あまたれふせ)神社<写真30〜34>の屋根が見えるほうはヤブが深そうだったので、南寄りに微調整して無事に境内に出られました。
その他周辺情報 瀬戸町総合運動公園から吉井川沿いに自動車で10分程南下すると、国道2号線と合流する辺りにおさふねサービスエリアがあります。火曜定休です。レストランは11〜20時営業で14時半〜17時は喫茶のみとなっています。ランチバイキングはなくなりました。温泉は受付が9〜20時で9〜11時は現金払いだと少し安くなります。売店ではお菓子や新幹線の模型、戦国武将の名前のついた匂い袋などが購入できます。
01ヤツデ…直径3冂の花序は、枝の先端のものだけが両性花で結実します。白いのでよく目立ち、これを見ると冬を感じます。
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01ヤツデ…直径3冂の花序は、枝の先端のものだけが両性花で結実します。白いのでよく目立ち、これを見ると冬を感じます。
02柿…鉄塔の近くの斜面に生えている木の実をズームしてみました。直径は5冂でしょうか。渋柿のようです。
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02柿…鉄塔の近くの斜面に生えている木の実をズームしてみました。直径は5冂でしょうか。渋柿のようです。
03鉄塔より操山&小廻山&大廻山&龍ノ口山&竜口山一の陣…西南西方面を望みました。左端が操山、中央が小廻山と大廻山で背後に龍ノ口山がわずかにのぞき、右端が竜口山一の陣です。
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03鉄塔より操山&小廻山&大廻山&龍ノ口山&竜口山一の陣…西南西方面を望みました。左端が操山、中央が小廻山と大廻山で背後に龍ノ口山がわずかにのぞき、右端が竜口山一の陣です。
04瀬戸町森林公園展望の丘三角点「南方」…標高237.9m三角点「南方」越しに北北西方面が見えています。中央は山陽自動車道で左が龍王山北東斜面、右が大森山南西斜面です。
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04瀬戸町森林公園展望の丘三角点「南方」…標高237.9m三角点「南方」越しに北北西方面が見えています。中央は山陽自動車道で左が龍王山北東斜面、右が大森山南西斜面です。
05展望の丘より本宮高倉山&大錫丈山&岩尾山…西北西方面です。左奧が本宮高倉山南尾根の電波塔があるピーク、中央が本宮高倉山、その少し右が大錫丈山、すぐ手前は岩尾山です。
05展望の丘より本宮高倉山&大錫丈山&岩尾山…西北西方面です。左奧が本宮高倉山南尾根の電波塔があるピーク、中央が本宮高倉山、その少し右が大錫丈山、すぐ手前は岩尾山です。
06展望の丘より桂山&小豆島…南南東方面です。奥に大きく小豆島、中央手前にきれいに尖った桂山が見えました。
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06展望の丘より桂山&小豆島…南南東方面です。奥に大きく小豆島、中央手前にきれいに尖った桂山が見えました。
07展望の丘南より小鳥の森&岩倉山&金甲山&怒塚山…丸太と土の階段状の道から南西方面がなんとか見えました。一番手前が小鳥の森周辺、その奧が岩倉山、さらに背後に児島湾、最奥左の電波塔だらけなのが金甲山(きんこうざん)、右端は怒塚(いかづか)山です。
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07展望の丘南より小鳥の森&岩倉山&金甲山&怒塚山…丸太と土の階段状の道から南西方面がなんとか見えました。一番手前が小鳥の森周辺、その奧が岩倉山、さらに背後に児島湾、最奥左の電波塔だらけなのが金甲山(きんこうざん)、右端は怒塚(いかづか)山です。
08展望の丘南東より吉井川越しにおくの細道アルプス&屋島&豊島…南方面を望みました。左手前が吉井川に架かる邑上橋、その奥にはおくの細道アルプスが広がっており、中央最奥は屋島、そのすぐ右手前が豊島(てしま)です。
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08展望の丘南東より吉井川越しにおくの細道アルプス&屋島&豊島…南方面を望みました。左手前が吉井川に架かる邑上橋、その奥にはおくの細道アルプスが広がっており、中央最奥は屋島、そのすぐ右手前が豊島(てしま)です。
09展望の丘南東より五剣山…<写真08>のすぐ左です。うっすらですが五剣山が見えました。
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09展望の丘南東より五剣山…<写真08>のすぐ左です。うっすらですが五剣山が見えました。
10ピンクのサザンカ…歌碑の小路の入口です。まだつぼみもありました。側にはベンチがあり3人程座れます。
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10ピンクのサザンカ…歌碑の小路の入口です。まだつぼみもありました。側にはベンチがあり3人程座れます。
11歌碑の小路…土道の左右に短歌が刻まれた石碑が並んでいました。奧の鉄塔が終点のようです。ここからは丸太と土の階段状の鉄塔巡視路を下りました。
11歌碑の小路…土道の左右に短歌が刻まれた石碑が並んでいました。奧の鉄塔が終点のようです。ここからは丸太と土の階段状の鉄塔巡視路を下りました。
12薄いピンクのサザンカ…舗装道路に出ると、これが見えたので側まで行ってみました。8分咲きくらいでしょうか。隣にピンクもありました。ここからしばらく舗装道路です。
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12薄いピンクのサザンカ…舗装道路に出ると、これが見えたので側まで行ってみました。8分咲きくらいでしょうか。隣にピンクもありました。ここからしばらく舗装道路です。
13モチツツジ…さすがに1輪だけでした。萼などが毛深く、触るとベタベタします。冬でもちらほらと咲くことがよくあります。
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13モチツツジ…さすがに1輪だけでした。萼などが毛深く、触るとベタベタします。冬でもちらほらと咲くことがよくあります。
14マガモ♀…塩井池はかなり干上がっており、カモの数は少なかったです。マガモのメスはカルガモ<写真15>とは違い、くちばしの黄色い部分には個体差があります。1羽だけでした。
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14マガモ♀…塩井池はかなり干上がっており、カモの数は少なかったです。マガモのメスはカルガモ<写真15>とは違い、くちばしの黄色い部分には個体差があります。1羽だけでした。
15マガモ♂&カルガモ&キンクロハジロ♂…左手前がマガモのオスで、1羽だけでした。奧がカルガモで数羽いました。右手前はキンクロハジロのオスでこれも1羽だけでした。動画も撮りました。
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15マガモ♂&カルガモ&キンクロハジロ♂…左手前がマガモのオスで、1羽だけでした。奧がカルガモで数羽いました。右手前はキンクロハジロのオスでこれも1羽だけでした。動画も撮りました。
16塩井集落より高尾城跡…北北西方面を望みました。右奧が目指す高尾城跡<写真26〜29>のある標高173m峰です。
16塩井集落より高尾城跡…北北西方面を望みました。右奧が目指す高尾城跡<写真26〜29>のある標高173m峰です。
17コブクザクラ…花期は春と秋の2回です。冷え込んだ後暖かい日があったため、花芽が早めにできて開花したようです。3分咲きくらいでした。直径2冂の八重咲きの花は花弁が多く、花の中心部は次第に赤みを帯びます。最大の特徴はめしべが複数あることです。この花には2本ありました。
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17コブクザクラ…花期は春と秋の2回です。冷え込んだ後暖かい日があったため、花芽が早めにできて開花したようです。3分咲きくらいでした。直径2冂の八重咲きの花は花弁が多く、花の中心部は次第に赤みを帯びます。最大の特徴はめしべが複数あることです。この花には2本ありました。
18斑入りのアオキ…黄色い斑入りの品種がいくつかあります。直径1兢々の実はこれから熟し赤くなります。
18斑入りのアオキ…黄色い斑入りの品種がいくつかあります。直径1兢々の実はこれから熟し赤くなります。
19ナンテン実…直径1兮らずの実が鈴なりでした。この時期には葉も赤くなるので、我が家では正月に庭の葉つきの枝も花瓶に活けて楽しんでいます。
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19ナンテン実…直径1兮らずの実が鈴なりでした。この時期には葉も赤くなるので、我が家では正月に庭の葉つきの枝も花瓶に活けて楽しんでいます。
20ヒイラギ…直径数个硫屬蓮▲チナシのような爽やかないい香りがします。古木には葉の鋸歯があまりないのだそうです。木も人間と同じで、年を取るとまるくなるようです😄
20ヒイラギ…直径数个硫屬蓮▲チナシのような爽やかないい香りがします。古木には葉の鋸歯があまりないのだそうです。木も人間と同じで、年を取るとまるくなるようです😄
21神神社石灯篭&鳥居…鳥居の扁額は神(みわ)神社ではなく御崎宮となっています。通称は御崎宮のようです。
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21神神社石灯篭&鳥居…鳥居の扁額は神(みわ)神社ではなく御崎宮となっています。通称は御崎宮のようです。
22神神社狛犬越しに随身門…狛犬は新しそうでした。元々は備前焼でしたが、盗難に遭ったそうです😓
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22神神社狛犬越しに随身門…狛犬は新しそうでした。元々は備前焼でしたが、盗難に遭ったそうです😓
23神神社拝殿&本殿…拝殿はシンプルな造りで比較的新しそうでした。
23神神社拝殿&本殿…拝殿はシンプルな造りで比較的新しそうでした。
24神神社本殿…ご祭神は大己貴命幸魂(おおなむちのみことさきみたま)となっています。大己貴命は大国主命の別名です。大己貴命幸魂は大国主命の幸福をもたらす魂、つまり大物主神(おおものぬしのかみ)のことなのでしょうか。
24神神社本殿…ご祭神は大己貴命幸魂(おおなむちのみことさきみたま)となっています。大己貴命は大国主命の別名です。大己貴命幸魂は大国主命の幸福をもたらす魂、つまり大物主神(おおものぬしのかみ)のことなのでしょうか。
25マンリョウ実…直径1兮らずの実はセンリョウに似ています。葉の鋸歯はセンリョウとは違い、丸みを帯びます。
25マンリョウ実…直径1兮らずの実はセンリョウに似ています。葉の鋸歯はセンリョウとは違い、丸みを帯びます。
26高尾城跡南の腰曲輪より切岸…一段こんもりした所を越えると平らになった部分がありました。ここが南の腰曲輪(くるわ)のようです。目の前に見える斜面は高さ2m程だと思いますが、切岸でしょう。これを越えると主郭<写真27〜29>です。
26高尾城跡南の腰曲輪より切岸…一段こんもりした所を越えると平らになった部分がありました。ここが南の腰曲輪(くるわ)のようです。目の前に見える斜面は高さ2m程だと思いますが、切岸でしょう。これを越えると主郭<写真27〜29>です。
27高尾城跡主郭見上げて…南の腰曲輪(くるわ)より主郭を見上げてみました。ここから歩きながら動画を撮りました。
27高尾城跡主郭見上げて…南の腰曲輪(くるわ)より主郭を見上げてみました。ここから歩きながら動画を撮りました。
28高尾城跡北の腰曲輪より主郭…主郭は展望は効きませんが、予想以上に広々としていました。岡山県古代吉備文化財センターの「岡山県中世城館跡総合調査報告書」によれば、東西22m、南北39mだそうです。いったん北に抜けて少し下りて北の腰曲輪より主郭を見上げてみました。
28高尾城跡北の腰曲輪より主郭…主郭は展望は効きませんが、予想以上に広々としていました。岡山県古代吉備文化財センターの「岡山県中世城館跡総合調査報告書」によれば、東西22m、南北39mだそうです。いったん北に抜けて少し下りて北の腰曲輪より主郭を見上げてみました。
29高尾城跡主郭西側…道はなさそうなのでどこも同じならこのまま北に下りようかとも思ったのですが、時間短縮で西に下りて願興寺<写真35〜44>か雨垂布勢(あまたれふせ)神社<写真30〜34>の境内に出ることにしました。下り始めてすぐに主郭を振り返ってみました。
29高尾城跡主郭西側…道はなさそうなのでどこも同じならこのまま北に下りようかとも思ったのですが、時間短縮で西に下りて願興寺<写真35〜44>か雨垂布勢(あまたれふせ)神社<写真30〜34>の境内に出ることにしました。下り始めてすぐに主郭を振り返ってみました。
30雨垂布勢神社ご神木&鳥居…木を掴んで落ち葉が積もり崩れやすい斜面を下り、雨垂布勢(あまたれふせ)神社の境内に出ました。鳥居をくぐって参拝しようと舗装道路のほうへ。ご神木らしき大木の横に連れが立っています。
30雨垂布勢神社ご神木&鳥居…木を掴んで落ち葉が積もり崩れやすい斜面を下り、雨垂布勢(あまたれふせ)神社の境内に出ました。鳥居をくぐって参拝しようと舗装道路のほうへ。ご神木らしき大木の横に連れが立っています。
31雨垂布勢神社狛犬…ここも備前焼の狛犬でした。ご無事でなによりです。
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31雨垂布勢神社狛犬…ここも備前焼の狛犬でした。ご無事でなによりです。
32雨垂布勢神社随身門越しに拝殿…創建は孝謙天皇の御宇(奈良時代)、奥州黒川郡の天足大明神(宮城県の鹿嶋天足別神社)を勧請したと伝えられています。ここは降雨の御利益がある神社なので、雨乞いのために雨垂布勢神社が創建されたのかもしれません。
32雨垂布勢神社随身門越しに拝殿…創建は孝謙天皇の御宇(奈良時代)、奥州黒川郡の天足大明神(宮城県の鹿嶋天足別神社)を勧請したと伝えられています。ここは降雨の御利益がある神社なので、雨乞いのために雨垂布勢神社が創建されたのかもしれません。
33雨垂布勢神社本殿&境内社…右が本殿です。御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)です。境内社は左から食物の神様をお祀りした保食(うけもち)神社、素戔嗚(すさのお)神社、稲荷神社、荒神社です。
33雨垂布勢神社本殿&境内社…右が本殿です。御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)です。境内社は左から食物の神様をお祀りした保食(うけもち)神社、素戔嗚(すさのお)神社、稲荷神社、荒神社です。
34雨垂布勢神社孕み磐…本殿<写真33>の裏にありました。いつの世も子宝は万人の願いです。
34雨垂布勢神社孕み磐…本殿<写真33>の裏にありました。いつの世も子宝は万人の願いです。
35願興寺山門…これだけ少し離れた場所にあります。元禄元(1688)年に妙泉寺の客殿と仁王を拝領し、翌年、仁王門が再建されました。現在の仁王門はもっと新しいものかもしれません。
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35願興寺山門…これだけ少し離れた場所にあります。元禄元(1688)年に妙泉寺の客殿と仁王を拝領し、翌年、仁王門が再建されました。現在の仁王門はもっと新しいものかもしれません。
36願興寺山門仁王像阿形…向かって右側にありました。口の開き具合がビミョー。
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36願興寺山門仁王像阿形…向かって右側にありました。口の開き具合がビミョー。
37願興寺山門仁王像吽形…向かって左側です。彩色が施されていたようですが、ほとんど剥げています。
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37願興寺山門仁王像吽形…向かって左側です。彩色が施されていたようですが、ほとんど剥げています。
38願興寺本堂…中津山願興寺は奈良時代に備前四十八ケ寺の一つとして報恩大師により創建されました。現在の本堂は文政元年(1818年)に再建されたものです。本尊の千手観音像は快慶の作と伝えられ、秘仏であるため33年に一度の御開帳の時にだけ、そのお姿を拝むことができます。
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38願興寺本堂…中津山願興寺は奈良時代に備前四十八ケ寺の一つとして報恩大師により創建されました。現在の本堂は文政元年(1818年)に再建されたものです。本尊の千手観音像は快慶の作と伝えられ、秘仏であるため33年に一度の御開帳の時にだけ、そのお姿を拝むことができます。
39願興寺鬼瓦など…4年程前は地面に直置きでしたが、ちゃんと台ができていました。
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39願興寺鬼瓦など…4年程前は地面に直置きでしたが、ちゃんと台ができていました。
40願興寺宝篋印塔越しに本堂…宝篋印陀羅尼(ほうきょういんだらに)という呪文を書き写し納めた供養塔を宝篋印塔(ほうきょういんとう)といいます。ちょうど小雪がちらつき始めました。
40願興寺宝篋印塔越しに本堂…宝篋印陀羅尼(ほうきょういんだらに)という呪文を書き写し納めた供養塔を宝篋印塔(ほうきょういんとう)といいます。ちょうど小雪がちらつき始めました。
41願興寺モミジ越しに鎮守社…まさかの名残紅葉。雪と同時に見られるとは思いませんでした。見上げて動画も撮りました。
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41願興寺モミジ越しに鎮守社…まさかの名残紅葉。雪と同時に見られるとは思いませんでした。見上げて動画も撮りました。
42願興寺モミジ越しに本堂…振り返ってみました。日に透かして見なくても十分きれいでした。
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42願興寺モミジ越しに本堂…振り返ってみました。日に透かして見なくても十分きれいでした。
43願興寺本堂内部…中はきれいで、迎春の準備がすんでいるようでした。
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43願興寺本堂内部…中はきれいで、迎春の準備がすんでいるようでした。
44願興寺本堂内部天井絵…このように横から見たほうが天井絵の竜の全体像がわかりやすいです。竜が夜な夜な水を飲みに出るので、それを封ずるため天井板をずらして打ちかえたという伝説があります。ずらされていないように見えるのですが気のせいでしょうか。
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44願興寺本堂内部天井絵…このように横から見たほうが天井絵の竜の全体像がわかりやすいです。竜が夜な夜な水を飲みに出るので、それを封ずるため天井板をずらして打ちかえたという伝説があります。ずらされていないように見えるのですが気のせいでしょうか。
45ヤマガキ…直径3冂です。これ以上大きくはなりません。日本古来の自生種かどうかは不明ですが、山などに多く、栽培品種の接ぎ木の台木として利用されています。
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45ヤマガキ…直径3冂です。これ以上大きくはなりません。日本古来の自生種かどうかは不明ですが、山などに多く、栽培品種の接ぎ木の台木として利用されています。
46小雪が舞う…この日は風が強かったので、小雪が風に舞っていました。振り返って動画を撮りました。雪がめったに降らず積雪1cmで交通がマヒする岡山県南部の住人は、これを吹雪と呼ぶそうです。連れは吹雪と断言😅
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46小雪が舞う…この日は風が強かったので、小雪が風に舞っていました。振り返って動画を撮りました。雪がめったに降らず積雪1cmで交通がマヒする岡山県南部の住人は、これを吹雪と呼ぶそうです。連れは吹雪と断言😅
47クサギ実…赤みを帯びたピンク色は萼で、直径1冂の実はコバルトブルーできれいです。まだギリギリ残っていました。
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47クサギ実…赤みを帯びたピンク色は萼で、直径1冂の実はコバルトブルーできれいです。まだギリギリ残っていました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター)

感想

 この日の気象は午前中は晴れるものの、気温が低く、風が強いという予想でしたので、低温対策で低山、かつ風が防げる樹林帯中心のコースを設定しました。
 出発点は瀬戸町総合運動公園です。この日はテニスやサッカーなどを楽しむ方々が多く、8時前から駐車場がどんどん埋まっていきました。結局は、いつも利用している野球場の側の第5駐車場に停めました。いつもはアトリなどたくさんの野鳥が迎えてくれるのですが、さすがに、この日は訪問する方が多いこともあり、姿どころか、鳴き声すら聞こえてきませんでした。

 出発するとすぐにヒラヒラと小雪が舞い始めました。積もることはなくすぐにやみましたが、日陰の舗装道路は風は防げるものの寒かったです。
 願興寺<写真35〜44>との分岐で左折し瀬戸町森林公園へ、すぐに鉄塔巡視路に入りました。高さ10cm程のササがまばらに生えているくらいできれいでした。
 鉄塔からの展望<写真03>を楽しみ、標高237.9m三角点「南方」のある「展望の丘」<写真04〜06>に到着しました。ここからも展望はある程度効きますが、南方面の展望は丘から少し下りたほうがよかったです。南方面にはおくの細道アルプスや香川県の屋島<写真08>、さらには、見えるとテンションが上がる香川県の五剣山<写真09>など、低山にもかかわらず、広範囲の展望を楽しむことができました。

 展望の丘を過ぎるときれいな土道が舗装道路まで続きました。しばらくして、塩井池に到着するや否や、カモが数羽泳いでいる姿<写真14,15>が目に入りました。最近の少雨でかなり干上がっていたためか、少なかったです。
 池の北東端から土手を歩き、抜き足差し足で近づき撮影しました。我々が近づいても、慌てて飛び去ることはありませんでしたが、警戒して我々とは常に一定の距離を保ちながら、穏やかに泳いでいました。
 池の南側は工事中で重機が入っていました。ずっと舗装道路でも高尾城跡<写真26〜29>もカモもよく見えるので、土手を歩く必要はありませんでした。

 この塩井池の南西にある神(みわ)神社<写真21〜24>を訪問し、高尾城跡<写真26〜29>へは、宮池の東から谷を登ってみようかと思っていましたが、神社から尾根を登ったほうが安全だと思い、一か八か本殿の裏から斜面にとりつきました。
 最初はかなり崩れやすく、木を掴みながら上りました。幸い、ヤブではなく、かき分けずに歩けました。そのうちに踏み固めたような踏み跡に出合い、歩きやすくなりました。尾根に出ると細枝をかき分けることもよくありましたが、すぐによけられるので苦にはなりませんでした。高尾城跡<写真26〜29>南の鞍部で急に背丈ほどの枯れササに囲まれましたが、すぐに突破、そこからは落ち葉が積もり崩れやすい斜面を木を掴みながら上りました。
 一段こんもりした所を越えると高尾城跡南の腰曲輪(くるわ)<写真26,27>で歩きやすくなりました。展望は効きませんが主郭は広く、木の間をどこでも歩けそうでした。岡山県古代吉備文化財センターの「岡山県中世城館跡総合調査報告書」によれば、『備之前州磐梨郡中津山願興寺記』では大永年間(1521〜1528)に周藤飛騨守が、『備陽記』では佐藤将監が在城したと伝えられています。
 主郭の南北に一段低い腰曲輪があります。北の腰曲輪<写真28>から北へも道はなさそうなのでどこも同じならこのまま北に下りようかとも思ったのですが、時間短縮で西に下りて雨垂布勢(あまたれふせ)神社<写真30〜34>か願興寺<写真35〜44>の境内に出ることにしました。
 下り始めると、意外にも木の間は歩きやすく、調査は西からのアプローチだったのだろうかと思いました。ところが、標高130mを切るとまたササと細枝に囲まれ、そこからは細枝をかき分けながら歩きやすい所を探しました。やはりひどいヤブではなく、途中からは踏み跡らしきものを辿りました。
 最後は踏み跡もなくなり、落ち葉が積もり崩れやすい斜面をズルズル滑りながら木を掴んで下りました。雨垂布勢(あまたれふせ)神社<写真30〜34>の屋根が見えるほうはヤブが深そうだったので、南寄りに微調整して無事に境内に出られました。

 雨垂布勢(あまたれふせ)神社<写真30〜34>を出ると、近くに願興寺<写真35〜44>があります。なんと、まだモミジの紅葉<写真41,42>が見られました。
 また、4年程前にはよくわからなかった本堂の天井の竜の絵<写真44>も今回は全容をとらえることができました。この絵は文政3(1820)年に描かれたといわれています。来年の干支が“辰(龍)”ということもあり、龍神様に来年も健やかな日々を過ごせますようにとお願いしました。

 周辺には城跡が他にもあるのですが、今回はこれで舗装道路を歩いて戻ることにしました。
 願興寺でも見られた小雪はだんだん激しさを増し、強風で舞い始めました<写真46>。雪がほとんど降らず積雪1cmで交通がマヒする岡山市街地育ちの連れは、これを吹雪と呼び異常に興奮していました。吹雪ではないにせよ、我々にとっては今年初めて見た雪だったので、寒さを忘れテンションが上がり動画を撮りました。
 クリスマス前に素敵なプレゼントをもらいました😊



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