御座山
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 743m
- 下り
- 732m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 滝見の湯 JAF割引で400円 |
写真
感想
栗生コース登山口駐車場7:15〜御座山9:55/10:55〜登山口駐車場12:27
先月来、脚の神経痛?が出て間が空いてしまった。治ったようなので、荒船山から存在感をもって見えていた御座山の最短コースという消極的計画で行くことにした。
初めは右手に沢すじを見ながら冬枯れのカラマツ林を行く。沢は数年前の豪雨のためか岩石が押し出して荒れている。晴れているが空気は冷たく、手袋をしても指先が痛い。ジグザグとトラバースを繰り返しながら進むと、正面に岩壁が見えてきて不動の滝だ。つららがぶら下がり、水しぶきも落ちている。岩壁に囲まれた雰囲気や、右に巻き登っていくところは、昨年行った茅ヶ岳の女岩に良く似ている。しばらく枯葉の積もった道をまたジグザグに登る。1800m辺りから黒木が出てきて、青空に緑と岳樺の白い枝が映える様は奥秩父の雰囲気で気持ち良い。森は次第にうっそうとしてきて、中々深山の趣きがある。
大岩に突き当り、右へ回り込むと鎖場。岩や木の根が階段状になっており容易に登れる。鎖場を越すと、左の樹々を透かして鋼のような赤岳や北アルプスらしい白い山々が目に入り、次には思いがけず高く、バットレスを抱いた岩峰が圧倒的に姿を現した。まぎれもなく御座山なのだが、こんな立派な山だったかと驚くほどだ。社のあるピークから、シャクナゲの交じる斜面を急下降。少し岩稜ぽい箇所を通過し、静かな森の中をひと頑張りすると避難小屋に出る。左にすぐで、白い岩の上に青空が広がり、頂上に飛び出す。
景観は素晴らしく、八ヶ岳、南アルプス、青い奥秩父のシルエット、遠くの北アは穂高から餓鬼岳あたりまでが冬姿で望まれ、それより北は雲の中だった。浅間、草津白根、榛名山、赤城山は見えるが上越国境は白いスクリーンに遮られている。先月訪れた荒船山や御荷鉾山はやはり親しく感じられる。北西に伸びる尾根上の岩壁も目を引く。他に人はおらず、幸い風も弱かったので、カップ麺やコーヒータイムで1時間もゆっくり過ごし、ここは再度来てもよいなと思いながら、頂上を後にする。帰りは陽が当たり暖かくなったので、のんびり下る。滝に差しかかると、ちょうどつららがズシャンと落ちた。最後まで一人で、初冬の山を静かに楽しむことができた。
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