妙見山(多可町、ふるさと兵庫100山)
- GPS
- 02:42
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 513m
- 下り
- 510m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく踏まれた登山道 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
|
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感想
いよいよ2023年も押し詰まった。仕事納め翌日の29日。今日の午後は東京から二女一家がやってくる。孫が3人揃うとなれば、さながら戦場のカオスが予想される。その前に、登り収めをしておこう。忙しくなるので、比較的近いところで行程の短い山がターゲットになる。ここのところ、ふるさと兵庫100山の未踏の山を訪ねていて、先週は丹波、播磨国境の西光寺山と加東神山だった。その周辺で残っているのが多可町の妙見山。ということで、妙見山は既定である。そして先週の山行の「副産物」でわかったのは、加東神山が「のぼってみよう北はりま」の一座だということ。今度はのぼってみよう北はりま」に興味が湧いて、その帰りがけにそのリストからもう一座、加西の小谷城跡に寄り道して帰ったのだった。その結果、「のぼってみよう北はりま」もあますところ3座となり、年内妥結も射程内というところに迫ったのである。そして今日の妙見山がその1座だから自動的に残るは2座。ならば一気にやっちまえ、となるのは自然の成り行きだ。妙見山を登った後、順次南に位置する矢筈山(西脇)、五峰山(ごぶさん、加東)の二つを訪ねることになった。
普段より少し遅く家を出て、中国道滝野社で下道に降り、北上する。左前方にどっしりと立派な山が見え、あれだな、と察する。妙見富士の異名を持つだけのことはあって、なかなかの貫禄だ。(実際、登山後に自分のGPS軌跡の断面図をみると、富士山のような美しい形になっていた)麓の牧野大池という溜池の接してキャンプ場がある(現在閉鎖中)ので、ナビでもすぐに見つけられる場所だ。あいにくどんよりと曇ってはいるが、気温は年の暮れとは思えない温かさである。駐車場からわずかに戻ったところから林道に入り、すぐに右手の山道に入る。
最初は立ち枯れの目立つ衰退した松林の中を進む。アカマツの幼木が育ちつつあり、林の蘇生を期待できるかもしれない。昔は元気だったマツが、いまや海外から侵入した線虫によって枯れ続けている。そんな心配をしながらくねくねと歩いていくと、林道終点にぶち当たる。登山者用の救急薬品ボックスが置かれている。ここから杉、檜の植林帯に入り、「ひといきはし」と同じ名前が書かれた橋を二つ渡って沢沿いに登る。間もなく常緑樹と落葉広葉樹の混交林に代わると斜面を九十九折れに登るようになるが、堆積した落葉でルートを逸しやすい。その代わりと言っては何だが、落葉したタカノツメの葉が発する素晴らしい香りを楽しむこともできるというものだ。視界が開けて対面の山並が眺められる地点に出る。7合目の標識が立つ。ここで尾根に乗る。岩がちな尾根の急登が始まる。
目前に大岩が現れ、その付け根に沿って道はトラバース気味に登っていく。道にそって鹿よけネットが張られているが、もはや機能不全に陥っている。この種のネットと言うのは、折角張り巡らせても、どこかで破れが生じたり倒れたりすれば、それで機能を失う。シカはマーキングによって、そんな鹿よけの弱点をすぐに共有して鹿道になってしまう。
このトラバースが終わって再び尾根に乗り上げたところが9合目で、ここからは傾斜がなくなり、山頂近しを感じさせる。右手からもう一本山道が登ってくるとすぐに救急薬品ボックスが立つ地点に出る。周囲はシカが食べないアセビやシキミが目立ち、なんとなく山頂っぽいが、本当の山頂は数歩先のピーク。そこには三角点と山名板、周囲の広がる山々の案内版が設置されている。南北に眺望が広がり、案内板を見ながらの山座同定を試みるが、イマイチよくわからない。絵がうまくないのか、自分の理解力が乏しいせいなのか、ま、いいとしよう。ひとしきり見渡したら、下山とする。
下山時は、尾根から離れる地点を見落とさぬように注意して進む。谷に降りると石屑が多くなり、足の置き場に気を配りつつも、時間が気になるのでぐいぐいと下る。最後は行きとは違う林道経由で駐車地に戻った。この辺りでは大事にされている山の筈だが、山中、誰とも出会うことはなかった。兵庫県内にはいくつもの妙見山がある。淡路の妙見山(伊勢の森)、能勢妙見山、但馬妙見山、西脇の妙見山(黒田庄)、そしてここ、多可町の妙見山。少なくともこの5座を登って来た。果たして未踏の妙見山があるのか。ヘンに気になるasakinuであったが、今日はこの後矢筈山と五峰山が控えている。気持ちを切り替えて次を目指すのであった。
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