足尾 松木沢ジャンダルム中央壁

2023年12月30日(土) [日帰り]

• GPS: 07:03
• 距離: 8.8km
• 登り: 513m
• 下り: 501m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:00
• 休憩: 5:03
• 合計: 7:03

8:06 足尾銅親水公園
8:37 遊動楽舎・みちくさ
8:45 松木川一号砂防堰堤
9:03 9:30 松木沢中央ルンゼ基部
9:34 13:49 コブシ岩の肩
13:57 14:17 松木沢中央ルンゼ基部
14:30 14:31 松木川一号砂防堰堤
14:39 遊動楽舎・みちくさ
15:08 銅親水公園入口BS
15:09 ゴール地点

天候

終日快晴

写真

12/30 8:50

工事用の橋が架かり渡渉なしの快適なアプローチ

12/30 10:11

1P　中央ルンゼから登攀開始
上部抜け口が嫌らしい

12/30 10:38

1P終了点　錆びたリング

12/30 10:38

2Pを見上げる

離陸　大概この様な構図になる

12/30 10:59

2P終了点
50mでは僅かに足らずブッシュとNPで切る
此処から10m程で大スラブ基部まで

12/30 11:19

大スラブ

3P　此処からは左ルートへ
凹角上のクラックへラインを取る

12/30 12:02

3P終了点
直上ルートの終了点を利用
左ルートから上がってくるとカンテの裏側になるので分かりにくい

12/30 12:02

4Pを見上げる
目指すはV字状の枯れ木

12/30 12:02

真上は直上ルートのフェイス

12/30 12:45

V字状枯れ木直下を抜ける

12/30 12:34

4P終了点
リングと残置ハーケン　NPで補強

12/30 12:34

左ルート終了点よりコブシ岩を望む
正面の凹角を処理すればトップに立つがコブシの基部を右に回り込みコブシのフェイスを直登するラインを取る

12/30 12:59

5Pを見上げる

12/30 13:32

ドライ本チャンデビューのフォローを迎え入れる

装備

個人装備

50m8.0ダブル1本 カム＃0.3〜＃４ アルパインヌンチャク5本 ナッツ リンクス ノミック

共同装備

各々　個人装備同様のガチャを持ち合わせた

感想

tanukigo

2023年の登り納めは通い慣れた足尾。今回はアルパインにしては大所帯でのワイワイ山行だった。
大所帯の為、力量にバラつきが有る為正規ルートを忠実に辿るのでは無く状況にてラインを選びながら楽しみながらの登攀。
ジャンダルム基部にて準備を整え、2パーティー編成にて中央壁、右壁へと別れ登攀開始。
中央壁に進路を取った為記載は中央壁の情報を記載する。

【松木沢ジャンダルム　中央壁】
中央壁はジャンダルム右壁基部の大テラスより約30m程下る。下降路を正面に見ると右方に伸びる踏み跡を100m程トラバース。最初に現れる顕著なルンゼが中央ルンゼ。更に奥にトラバースすれば直上、左ルート取り付きが現れる。
今回はパートナーが初めて実践のドライだった為入門向けの中央ルンゼより登攀開始

【中央壁　中央ルンゼ】（　）内は個人的な体感グレード　スケル
1P　（��⁻　50m）
階段状の暖斜面よりほぼ歩きにて高度を上げる。出だしは浅いルンゼ状だが中間地点より一気にルンゼは狭くなり難易度も増て行く。終了点直下が思いの他悪い。この区間の処理数手に��⁻と感じた。終了点直下はルンゼから右に移りテラスにて切る
2P　（��⁺　50m）
出だしが悪い。岩に上下にサンドされる様ジワジワ体全体のフリクションを効かせながら高度を上げる。サンド状奥にはフッキング出来る個所が有る為、アックスが有効。サンド地帯を抜ければ上部はガレ。　60mあれば大スラブ基部まで達するように感じたがロープ足らずにてNPにて切る。
3P　（�供�15m）
ガレを歩き大スラブ基部へ。

【大スラブからは左ルートへ】
此処からは左、直上、中央ルンゼの合流点の為今後上部へ抜けるルートは選択自由になる。
当初心配していたパートナーはドライのセンスが良い為、中央ルンゼからルートを変更し左ルートへ転進。
上部左ルートの情報は直近のレコを参照。コブシ岩を直登しジャンダルムのトップへ立つ。
ジャンダルムは右壁、中央壁と共に様々なルートが途中で交差するので、取り付きは正規ルートと異なってもトップを目指してゆけば抜けられる。初めての方は不安に感じると思うが、基本NPなので残置を追う必要は少ない為、目指すはトップを意識すれば楽しめると感じる。