児玉・吹通山〜大阪嶺〜百体観音堂
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 464m
- 下り
- 425m
コースタイム
吹越山 11:00
大阪嶺 11:40〜12:00
榎峠 12:10
百対観音堂 13:00〜14:00
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス | 貸切バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
・吹通山(ふっとうしやま)の山稜には道はないが、藪も少なく歩きやすい。 ・上武山稜(郡界尾根)には「北武蔵ハイキングコース」が整備されている。 ・榎峠(えのきとうげ)道の児玉側は道形ははっきりしているものの、部分的に藪に覆われていたり、落ち葉に埋もれている。ほとんど歩かれていないように感じた。 |
その他周辺情報 | ・百体観音堂は日本三大サザエ堂の一つ。かなり見ごたえがある。是非、寄ってほしい。 ・登山口の根岸集落は「高窓の里」といわれ、日本一美しい山里といわれる。(未確認情報) |
写真
感想
吹通山は「武蔵国郡村誌」にその名を記されているものの、地元民からも忘れ去られている山。古老に聞き、ようやくその山を特定できた。 今回は、当初予定の逆コースで、吹通山を含む児玉地方の山稜を周回した。
起終点となる児玉町の根岸集落は「高窓の里」と言われる美しい山麓の集落で、古墳時代から連綿として続く史跡が多く残っている。その根岸集落の晋明寺の裏手から、吹通尾根の末端にとりついた。この尾根には踏み跡もないが、藪も少なく、おおむね歩きやすい。ただし、この尾根を下りに使う場合、地形が複雑で迷いやすいので注意。もっとも、迷ったとしても、強引に下れば大きな危険を犯さずとも里に出られそう。 吹越山までは良好な雑木林がつづく。この季節は明るく雰囲気がいい。低山ながら起伏が多く、急坂や岩っぽいところもあり、けっこう楽しめる。
山頂は山林に囲まれ、山名表示もない。ただし、近くに送電線の鉄塔があり、せっかくの雰囲気に水を差している。 山頂から、さらに吹通尾根を郡界山稜(上武山稜)までたどるが、巨大な鉄塔のところで間瀬湖から登ってくる「北武蔵ハイキングコース」に合流する。ほどなくして林道を横切り、上武山稜に達する。大阪嶺で昼食後、榎峠まで北武蔵ハイキングコースをたどる。
榎峠道は、馬で物資を運んでいた時代、秩父と児玉を結ぶ幹線道路だった道で、歩く人が絶えて久しいものの、道形ははっきりしている。ただ、児玉側への下り口は笹で覆われ、不法投棄の土砂が散乱している状況で、突っ込みたくない雰囲気。意を決して突っ込むが、笹藪は100mくらいでなくなり、先に行くにしたがい、道もはっきりしてくる。
やがて、出発地点の根岸集落に到着。蝋梅の甘い香りに満ちた道を抜け、布袋堂や百体観音堂を見学し、帰路についた。
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