庚申山〜矢坂山


- GPS
- 04:34
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 256m
- 下り
- 254m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
懲りもせずに18きっぷで「駅から登る岡山の山」
JR山陽線の庭瀬駅から庚申山に登り、そのまま吉備線の矢坂山まで歩きました。
1 庚申山へ
ガイドブックに従い、庭瀬駅から北に向かい、庚申池の南から矢藤治山古墳へ。古墳は埋め戻されているようで、送電塔も建っていて前方後円墳だという形状も全くわからない。ともかく三角点に触れて、これで「庚申山」に登ったと思い込み、一旦北側の車道に出た。
神道山のバス停を覗いてみると十数分後に岡山駅行が来る。それを利用すれば矢坂山と京山にも登れるかと少し迷うが、やはり当初の予定どおりにガイドブックにある「稲荷神社」方面に行くことにした。
車道から南側すぐの小ピークを越えると大きな建物があった。当然稲荷神社だと思って正面に回ると「帝釈天」の額、中を覗くと提灯に庚申の文字。焼津市の講中からの寄進に驚く。背後には帝釈天の本殿もあり、ここが信仰の山の核心部なのは明らか。稲荷神社はどこに?
急な石段を下って麓の庚申池から振り返れば、どう考えてもさっさと通り過ぎた92mのピークが庚申山。本来はこちら側から登って、帝釈天にお参りしてから山頂を踏み、時計回りに矢藤治山古墳へ行くべきだったと後悔する。
帰宅後調べてみると、やはり92mの山が庚申山で、何気なく通過した石段途中の二天門には江戸時代に造られた持国天・毘沙門天像がおわしたらしい。見過ごしてしまった…
「駅から登る岡山の山」にはこれまでにも多少の誤字や誤記があり、ルート設定に疑問を感じる山もあったが、いくらなんでも目的の山自体を取り違えていようとは。
おそらく地理院地図の庚申山の表示位置から、三角点のある84.5mの方だと誤解したと思われるが、あんな立派な帝釈天の建物がどうして稲荷神社に化けたのか。狐に騙されたということかな??
2 矢坂山へ
庚申山の南から山裾を通る道は、暫くは一車線幅で緩やかなカーブを描き、枡形のような箇所もあった。こういう昔の往還の雰囲気を感じられる道は、直線化された幹線道路に比べて疲労感が少なくて歩きやすい。
大安寺の東側から矢坂山に取り付くが、子供も登る山らしくひらがな表記の案内板が目立つ。十字裂石や山城につきものの掘割跡を見て、富山城二の丸跡の山頂に到着。中央に大岩のある広場になっていて雰囲気がよく、岡山市街地等の展望も十分。短時間で登頂できるいい山だった。
どちらの山も短時間で登頂することができ、のんびりした歴史散歩の半日ハイクでした。ただし「駅から登るー」の信用度はかなり低下してしまいました。コンセプトには賛同なので今後も利用するつもりですが…
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