【エベレスト街道前半】Jiri - Namche Bazaar

- GPS
- 37:45
- 距離
- 129km
- 登り
- 11,243m
- 下り
- 9,720m
コースタイム
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
2023/12/23 Shivaraya - Dakchu
2023/12/24 Dakchu - Pikey Peak - Junbesi
2023/12/25 Junbesi - Nuthara
2023/12/26 Nuthara - Surke
2023/12/27 Surke - Namche Bazaar
天候 | 毎日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
年末年始はエベレスト街道へ。去年、アンナプルナサーキット中に会った人が「エベレスト方面も楽しいよ」と言っていたので行くことにした。結論から言うとアンナプルナサーキットの方が楽しかった。よく言われている「Namche BazaarからEBCまでよりも、JiriからNamche(またはLukla)までの田舎道の方が楽しかった」というのもまさにその通りだった。AC > Jiri-Lukla > Namche-EBCの順に楽しい。これは山登りを趣味とする私の感覚であって「海外旅行が趣味で山登りが趣味ではない普通の人」はNamcheから先の方が楽しいのかもしれない。
去年は成田-カトマンズ直行便で往復したが今回は安いシンガポール経由にした。去年と違って札幌発なので千歳-羽田-シンガポール-カトマンズと乗り換えは2回。これは面倒だった。またネパールに行くなら成田直行便を使いたい。成田に出なくても千歳-香港または仁川-カトマンズのルートもあるらしい。
2023/12/22 Kathmandu - Jiri - Shivaraya
カトマンズには22時半に着いた。ビザの申請用紙だけ印刷してきたので速攻でカウンターに行って30日分7500円を支払ってビザを発行した。日本の大使館で発行した方が安いし早いので日本で発行した方が良い。周りの団体は日本で発行したビザで通過していた。夜のバイクタクシーは寒いのでクルマタクシーでタメルの宿に異動してチェックインしたら寝た。翌朝5時起き。タクシーでJadibutiバスターミナルへ。ポカラ方面のバスターミナルとは逆方向なので注意。バスターミナルに行くと「ジリジリダラガダラガジリジリ」と叫んでいる人が居るので乗せてもらう。去年Besisahar行きのバスは狭くて寒くて大変だったが今回のローカルバスは座席が広くて快適だった。南向き、右側の席に座ると暖かくて良い。お昼休憩の時にタイヤを外していたのでパンクかと思ったらブレーキパッドが割れていた。日本は車検があるから大体の部品は事故が起きる前に予防整備として交換するが、海外ではクルマの消耗品は壊れるまで使う。バスが町を通る度に果物や料理を売る商人がやってきた。揚げたてのサモサが良い香りだったので買ってみたらえらい美味しかった。人生初サモサ。今回の旅で一番美味しかったものはサモサかもしれない。Kathmanduを出てJiriまで8時間。14時前に着いた。初日はJiriに泊まってもいいが、今から宿に入っても夜まで暇なのでShivarayaの街まで歩いた。Jiriは標高1,700mあるので日中はそこまで暑くはなかった。
2023/12/23 Shivaraya - Dakchu
街を出てひたすら東へ。2,900m Dakchuの集落まで歩いた。この記録は3週間後の2024年1月10日以降に書いている。写真を見直しても何があったか全く思い出せない。ただただ田舎の山道を歩いて標高を上げた。楽しかった。
2023/12/24 Dakchu - Pikey Peak - Junbesi
全身の関節が熱い。これは風邪ですね。海外旅行をすると毎回必ず体調を崩している。今回も風邪をひくだろうと思っていた。空気と水の変化に弱いのだろう。次回から海外旅行では葛根湯を持っていこう。身体が痛くても前に進む。今日は少し寄り道して見晴らしがよいと評判のPikey Peakに寄っていく。ここで4,000mに身体を晒しておけば後半に楽ができるかと。最近日本アルプスにもしばらく行っていないので久々の3,000m超えはキツい。キツいが一歩ずつゆっくり登ってPikey Peakへ。周りにはさえぎる物が何も無くて見晴らしは良かった。3,500mの宿に泊まってPeakで夜明けを迎えるのが良いだろう。来た道を引き返したら分岐を右にJunbesiへ下りてゆく。Junbesiに着いたら適当な宿に入ってコーラ飲んで寝た。
2023/12/25 Junbesi - Nuthara
全身の関節が熱い。喉が痛い。下りの着地の衝撃で頭が刺すように痛い。歩き始めて30分でもう歩きたくないと思った。Ringmuの町に着いたらここでやめるか峠を越えるか悩んでいると前から明らかに日本人(mont-bell)の女性が歩いてきた。EBCまで行ってきた帰りとのこと。今日はSalleriの町まで下りて明日ジープでカトマンズに戻るらしい。「エベレスト街道はとても楽しい、良い旅を」と言っていた。本当かなあ。とにかく明るい人だったので少し元気を分けてもらって峠を越えた。下りてすぐのNutharaの町で今日はギブアップ。紅茶を飲んで寝た。
2023/12/26 Nuthara - Surke
少し回復した。前半のうちに風邪をひいておけば後半に標高が上がってからダウンするよりマシかもしれない。進路は北へ。Namcheを目指す。ここから先はじわじわ標高が上がってゆく。右手に山、左手は切り立った崖の下に川。景色は変わり映えしない。Surkeの街まで6時間ほど歩いたら宿にチェックインして寝た。この宿でこの旅初めてのダルバートを食べた。あまり美味しくなかった。ネパールのダルバートは大体辛い。辛いのは苦手なのでこれが最初で最後のダルバートとなった。スパイスが苦手なのにインド・ネパールに来るなんて、魚介が苦手なのに北海道に旅行に来たみたい。でも仕方ない。別にダルバートが嫌いなわけではない。日本のネパール料理屋では全く辛くないダルバートを注文できる。辛くないダルカレーやサグカレーは好きだ。
2023/12/27 Surke - Namche Bazaar
今日はNamcheまで行く。Jiriから6日かかった。計画より一日遅れているが予備日があるので大丈夫。Luklaから先はKathmanduから飛行機で来た人と合流する。ガイド・ポーターを引き連れた大所帯が続々現れる。日本人も団体、単独などさまざま。このルートが最も混むのは11月。12月以降はオフシーズンと言われているがトレッカーはたくさんいる。道はよく整備され、宿や店も欧米人向けに綺麗でシュットしている。エベレストが近づくにつれて近代的になってゆく。LTEも届く。Namche Bazaarに着いたら「地球の歩き方」に載っているオススメ宿「A.D. Friendship Lodge」にチェックインした。18年前に常念山脈に燕山荘で働いていたオーナーが経営している。日本語が通じるので楽。風邪が治って食欲が出てきたのでアンナプルナ側には無かったメニュー「シェルパシチュー」を注文した。カレー風味の野菜ゴロゴロすいとん汁。美味い。他のロッジでも食べたが味は同じだった。じゃがいもで糖質が摂れて野菜でビタミンと繊維が摂れる優秀な料理だ。以降はこればかり食べていた。
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