南ア・尾白川渓谷から黒戸尾根経由で甲斐駒ヶ岳往復


- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 2,426m
- 下り
- 2,428m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 7:34
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:14
天候 | 曇り時々晴れ |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
五合目より上はハシゴだらけでサクサク進む。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
時計
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
日本三大急登のひとつに数えられる南アルプスの黒戸尾根経由の甲斐駒登山に初めて挑んだのは、1999年のこと。すでにその5年前に、甲斐駒からの下山で歩いて黒戸尾根を経験済みだったけど、麓の尾白川渓谷キャンプ場に着いた頃には一般キャンパーから離れた場所にテントを張るよう指示されるなどボロ雑巾のような体になっていた(苦笑)。下りでも大変だったのに、上りになるともっと大変に決まってるけど、南アルプス林道が開通する前の山ヤさんにとってはそれが常識だったワケで、先達に倣って黒戸尾根経由での甲斐駒登頂に挑むべく尾白川渓谷に向けて富山の自宅をクルマで出発したのは、9月17日の夜。最初から尾白川渓谷まで夜通しのドライヴのつもりだったのか今となっては記憶が無いけど、国道158号の安房峠の上りで睡魔に負けて車中泊となった(苦笑)。
翌9月18日の朝に起きてから、尾白川渓谷を目指す。尾白川渓谷の駐車場に着き、身支度を済ませて一旦は7:48に出発したものの、竹宇駒ヶ岳神社まで来たところで忘れ物に気づき一旦クルマに取りに戻る。仕切り直しで、8時ジャストで尾白川渓谷駐車場を出発。竹宇駒ヶ岳神社を通り、尾白川渓谷遊歩道を分け、甲斐駒への登山道に入る。今では崩壊したザレ場を回避するために付けられた新しいルートがメインだけど、当時はまだ粥餅石ルートが健在でこちらのルートを歩いた。現在のルートに合流後は笹の平で横手からのコースを合わせ、ぐんぐん上ってく。難所とされる刀利天狗も、しっかり整備されているため難無く通過。傾斜が緩んでくると、五合目小屋跡を通過し、屏風小屋跡で休憩。
屏風小屋跡からはハシゴだらけの急登になるけど、当時は浩宮さまが歩かれた時に全部整備されてからまだ日が浅く、歩きやすかったけど、あれから四半世紀が経つ今はどうか? ハシゴに並行して整備が入る前の古びたハシゴも放置されてたままだったのが今でも記憶に残ってる。15:06に七丈第一小屋に到着し、キャンプの手続きと料金の支払いを済ませ、水を汲んでから、一段上どころか数段上の第2露営地まで移動。この日はこの第2露営地でテント泊。甲斐駒じたいが花崗岩の山で、花崗岩が風化した砂礫が地面のテン場で清潔感がある。しかも、他にテントを張る者もおらず、私ひとり。他の登山者のことを気にせずに休めるのはイイけど、トイレは小屋まで行かなきゃダメなのが玉に瑕。
翌9月19日は朝5時過ぎに第2露営地を空身で出発。今や崩壊した八合目御来迎場の鳥居がまだ健在だった頃で、下山時にはその鳥居との記念写真も撮ってる。まさか、この頑丈そうな鳥居が崩壊するとは、当時は全く想像だにしなかった! 7:28に甲斐駒ヶ岳頂上に到着。
頂上からは、鳳凰山の向こうに富士山がみえ、北岳や間ノ岳、悪沢や塩見、仙丈に八ヶ岳…と展望に恵まれた。この日は第2露営地まで戻ってテントを撤収し、元の尾白川渓谷まで下山して、さらに富山の自宅まで運転して帰らなきゃいけないのに、頂上に30分も滞在し、気の済むまで山岳展望を楽しんだ。
9時頃に第2露営地に戻り、20分でテントを撤収し、下山。帰りも粥餅石経由で下山し、粥餅石の水場でインスタントラーメン作って喰った記憶がある(苦笑)。14:17に尾白川渓谷の駐車場に戻った。
この4年後にも黒戸尾根から甲斐駒に登ってる(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2819393.html)けど、巷間流布されてるほどキツいと感じなかった(と思う…苦笑)。だからこそ、4年後に再訪してるんだろう。その後、黒戸尾根に挑む機会は無いけど、すでに50代半ばに差し掛かってる今、三たび挑むとするならそろそろリミットかなぁ〜?(苦笑)
(2024.1.25・記)
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