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記録ID: 6394014
全員に公開
雪山ハイキング
朝日・出羽三山

シラブ峰(692mで撤退)

2024年01月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:44
距離
9.9km
登り
685m
下り
672m

コースタイム

日帰り
山行
7:57
休憩
0:47
合計
8:44
6:48
76
今市集落
8:04
8:08
120
大沢(二股220m)
10:08
10:08
52
636mの北肩
11:00
11:43
22
692m峰
12:05
12:05
175
680m尾根分岐
15:00
15:00
32
尾根末端(杉林)
15:32
今市集落
シラブ峰(961.8m)の名の由来は女川源流、白沢の一帯が白い花崗岩を基岩とした地質であることによる。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
登路は概ね夏道が存在しているが、下山路の尾根は薮がうるさい上に557mコブ峰の通過が難所
その他周辺情報 白い森交流センター「りふれ」 入湯料 300円
<シラブ峰周辺地図>
※女川の流域(緑エリア)が山形県へはみ出している
(緑実線:今回ルート、 紫一点鎖線:現状の県境、 茶破線:自然地形を考慮した場合の県境) (元サイズで)
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<シラブ峰周辺地図>
※女川の流域(緑エリア)が山形県へはみ出している
(緑実線:今回ルート、 紫一点鎖線:現状の県境、 茶破線:自然地形を考慮した場合の県境) (元サイズで)
今市集落付近より破線ルートに沿ってスタート。なんとスノーモービルの跡が続いていた。
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今市集落付近より破線ルートに沿ってスタート。なんとスノーモービルの跡が続いていた。
集落より500mほど先の倒木地点でスノーモービルの跡は終わる。しだいに谷間が狭まってくる。
集落より500mほど先の倒木地点でスノーモービルの跡は終わる。しだいに谷間が狭まってくる。
破線ルートは左の急斜面をへつっているが河原を歩いたほうが安全。
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破線ルートは左の急斜面をへつっているが河原を歩いたほうが安全。
右岸、左岸と渡渉しながら遡る。奥の右上へ続く白い斜面を登る。
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右岸、左岸と渡渉しながら遡る。奥の右上へ続く白い斜面を登る。
尾根中央部に夏道が通っているようで薮がなく歩きやすい。
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尾根中央部に夏道が通っているようで薮がなく歩きやすい。
しばらく左手に荒々しい岩壁を見ながら標高を上げる。704.7m峰の東斜面のようだ。
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しばらく左手に荒々しい岩壁を見ながら標高を上げる。704.7m峰の東斜面のようだ。
右手には奇妙な岩峰(557m)が見える。下山時に通過することになった。
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右手には奇妙な岩峰(557m)が見える。下山時に通過することになった。
特に悪場のない尾根。
特に悪場のない尾根。
登ってきた尾根を見下ろす。小国町中心部方向は雲海。南東方面パノラマ(元サイズ)
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登ってきた尾根を見下ろす。小国町中心部方向は雲海。南東方面パノラマ(元サイズ)
登るにつれ、北東方向には朝日連峰が見えてきた
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登るにつれ、北東方向には朝日連峰が見えてきた
尾根上部はなだらかでブナ林多い
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尾根上部はなだらかでブナ林多い
「ぜんまいとり」と刻まれた切り付け
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「ぜんまいとり」と刻まれた切り付け
これから通る、南北に延びる松の稜線の奥にシラブ峰が聳える。(双耳峰に見える左がシラブ峰)
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これから通る、南北に延びる松の稜線の奥にシラブ峰が聳える。(双耳峰に見える左がシラブ峰)
尾根合流点より南北に延びる稜線を北上。目指す692m峰方向。(元サイズ)
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尾根合流点より南北に延びる稜線を北上。目指す692m峰方向。(元サイズ)
朝日連峰方面パノラマ(元サイズ)
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朝日連峰方面パノラマ(元サイズ)
左から西朝日岳、中岳、大朝日岳
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左から西朝日岳、中岳、大朝日岳
左に以東岳、中央に相模山、右奥に寒江山
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左に以東岳、中央に相模山、右奥に寒江山
やはり小雪で風上側の地面が露出し薮が気になる。
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やはり小雪で風上側の地面が露出し薮が気になる。
シラブ峰へと東股沢(女川)の源流が一直線に突き上げる
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シラブ峰へと東股沢(女川)の源流が一直線に突き上げる
東股沢の源流部はまだ雪に埋もれていない。
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東股沢の源流部はまだ雪に埋もれていない。
南東方向のパノラマ、黄矢印は登路(元サイズ)
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南東方向のパノラマ、黄矢印は登路(元サイズ)
幾つも小さなコブ峰を一つずつ越えていく。時間と体力を地味に使う。
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幾つも小さなコブ峰を一つずつ越えていく。時間と体力を地味に使う。
東股沢下流方向(南方向)の展望。蕨峠の左にうっすらと飯豊連峰が望まれる。
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東股沢下流方向(南方向)の展望。蕨峠の左にうっすらと飯豊連峰が望まれる。
飯豊連峰拡大
左に692m峰がみえてくる。
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左に692m峰がみえてくる。
この692m峰で時間切れと判断し撤退を決める。
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この692m峰で時間切れと判断し撤退を決める。
以下692m峰からの端正な山容のシラブ峰。(黄矢印:当初の予定ルート、緑矢印:山遊亀氏のルート)
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以下692m峰からの端正な山容のシラブ峰。(黄矢印:当初の予定ルート、緑矢印:山遊亀氏のルート)
鷲ヶ巣山を遠望
朝日連峰を端から端まで望まれる(元サイズ)
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朝日連峰を端から端まで望まれる(元サイズ)
下山開始。辿ってきた起伏の多い稜線。下山コースは左から2つ目のコブ(680m峰)より東尾根へ進むことにした。(元サイズ)
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下山開始。辿ってきた起伏の多い稜線。下山コースは左から2つ目のコブ(680m峰)より東尾根へ進むことにした。(元サイズ)
680m峰に到着し、これから下る東尾根ルート(黄矢印)を見下ろす。東尾根を辿れば里まで最短距離のはず。(元サイズ)
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680m峰に到着し、これから下る東尾根ルート(黄矢印)を見下ろす。東尾根を辿れば里まで最短距離のはず。(元サイズ)
意外とアップダウンが多い。
意外とアップダウンが多い。
夏道のない薮尾根だが数カ所で切り付けが見られた(左:昭和二十一年、右:ナスヤキ?)。マタギの切り付けか。
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夏道のない薮尾根だが数カ所で切り付けが見られた(左:昭和二十一年、右:ナスヤキ?)。マタギの切り付けか。
557m峰を直下より見上げる
557m峰を直下より見上げる
557mの南肩に上がる。意外と山頂部はなだらか。
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557mの南肩に上がる。意外と山頂部はなだらか。
557mより下ってきた680m尾根分岐を望む、右奥にシラブ峰。
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557mより下ってきた680m尾根分岐を望む、右奥にシラブ峰。
右に557m南東コブ、左下にこれから下る尾根(485m)。
南東コブは裏側が崖なので迂回(元サイズ)
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右に557m南東コブ、左下にこれから下る尾根(485m)。
南東コブは裏側が崖なので迂回(元サイズ)
557mと南東コブの間の谷間を数百m下ってから右斜面をトラバースで這い上がり下山ルートの尾根へる。
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557mと南東コブの間の谷間を数百m下ってから右斜面をトラバースで這い上がり下山ルートの尾根へる。
トラバース途中に下ってきた谷間を振り返る
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トラバース途中に下ってきた谷間を振り返る
尾根に乗るとようやく485m峰が近くなる。尾根の左右の谷は深く険しいので最後まで尾根を進むしかない。
尾根に乗るとようやく485m峰が近くなる。尾根の左右の谷は深く険しいので最後まで尾根を進むしかない。
ブナ林の485m峰の南東斜面を通過
ブナ林の485m峰の南東斜面を通過
尾根の途中から望む朝日連峰。
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尾根の途中から望む朝日連峰。
アニマルトレースはイノシシかもしれない、胴体を擦っている
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アニマルトレースはイノシシかもしれない、胴体を擦っている
さらに枝尾根に乗り換える
さらに枝尾根に乗り換える
杉林手前で沢へ降り立つ。最後はかなりの急斜面。
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杉林手前で沢へ降り立つ。最後はかなりの急斜面。
荒川右岸の道路に出てスタート地点を目指す。ここにもスノーモービルの跡があった。
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荒川右岸の道路に出てスタート地点を目指す。ここにもスノーモービルの跡があった。
利用客増に貢献するように「りふれ」まで足を延ばす。
利用客増に貢献するように「りふれ」まで足を延ばす。
厳冬期でもありがたく営業している。ロビーに入ると
厳冬期でもありがたく営業している。ロビーに入ると
いつもながら、ツキノワグマと金色のタヌキが出迎えてくれたいた
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いつもながら、ツキノワグマと金色のタヌキが出迎えてくれたいた
大浴場は今回も貸し切りだった。布袋には香るクロモジ片が入っていた。
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大浴場は今回も貸し切りだった。布袋には香るクロモジ片が入っていた。
吹き抜けから見下ろすロビー、宿泊者は殆どいないようだ。
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吹き抜けから見下ろすロビー、宿泊者は殆どいないようだ。

装備

個人装備
スノーシュー 長靴 アイゼン

感想

新潟県から延びる女川の源流は牛股沢と名を変えて山形県内に入り込みシラブ峰の南東斜面に突き上げている。県境が自然地形に従わず変則的になっている理由は江戸時代から続く県境争いの歴史が背景にある。(「山の遊学道」山遊亀著 参照)
またシラブ峰の北方稜線や蕨峠付近にはかつて、新潟県岩船地域と山形県置賜地域を結ぶ交易路(柳生戸街道、女川街道)が横切っており古道の要所でもあった。

今回はシラブ峰を目指す予定で山形県側の山麓から破線ルートを辿ってみた。小刻みな起伏の多い稜線と小雪による薮の露出と軟雪踏み抜きのため時間切れとなり、シラブ峰1.5キロ手前で撤退となった。それでも尾根の随所から雄大な朝日連峰を目にすることができ、充実のスノーハイキングであった。
次回は季節を変えて「山の遊学道」のルートで登ってみるのも面白そうだ。

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コメント

ヤマレコの表示がリニューアルされて訪問者のコメントが消えてしまった?ようです。

地形図に山名のない、知名度のない山にコメントいただき大変ありがたく思います。
当方の山行スタイルとしては、オンリーワンにはほど遠いですが方向性は同じです。
人気のある山で登山回数を競ったりコースタイムを競ったりするのは興味はありませんね。
自分らしく楽しんで登ることが出来たらそれで満足です。
ナンバーワンよりオンリーワン。
2024/1/30 20:35
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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