白馬鑓ヶ岳大出原まで(落石注意!)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,681m
- 下り
- 1,685m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨シーズンの同時季に引き続きまた来ました。昨年は運動不足で体力的に心配だったので鑓温泉までで引き返しました。しかし、帰り際に見たその先に延びる雪面、また、白馬市街地から見た大出原の広大な斜面を忘れられず、また、来てしまいました。前夜21時過ぎに猿倉登山口駐車場に到着し車中泊としました。朝4時半頃起床すると、辺りはすっかり明るくなってます。でも、準備はゆっくり、朝食をとって、5時半過ぎに出発です。なお、駐車場のトイレは移動式のものが1つだけありました。ありがたく利用させていただきました。林道に入ると雪はありますが、所々切れておりシール歩行は困難な状況。スキーはザックに括り付けてツボ足で行きます。数百mで小日向方面への夏道の分岐の標柱があるので、ほぼ夏道の斜面を上がります。斜面を上がったところが猿倉台地。目の前に杓子岳の広大な斜面が広がります。台地をしばらく直進した後、小日向のコルに向けて左方向の斜面を登ります。傾斜はきつくなりますが、雪も適度に緩んでおり高度を稼げます。小日向のコルからは200m程の下りですが、この時期斜面には大きな縦縞が出来て、斜滑降には難儀します。この間ほぼ同時に滑った方が、近づいてくるクマに遭遇したそうですが、全く気づきませんでした。鑓温泉方面へはシールが効いて快適な登りでした。温泉を過ぎると傾斜は増しジグザグ登行となりました。一息していると、先行する方から「ラック、ラック」の叫び声。見上げると50cm程の岩が勢いよく転がってきます。こちらには来ないだろうと考えつつ、下の登山者に大声で伝えると、なんかこちらに向かって来ているようです。恐怖で固まりそうになりましたが、なんとか少し後ずさりしたところで、目の前5m程を飛ぶように転がっていきました。落石はその後100m以上転がり、傾斜の緩い斜面で停止しました。しかし、あんなものに目の当たりにすると、山の危険を思い知らされます。かなりビビりながら稜線手前で雪が切れる辺りまで歩き、今シーズン最後の滑りを堪能しました。
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