遠上山〜水無大森 ブナ林の尾根を周回
- GPS
- 10:33
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 999m
- 下り
- 998m
コースタイム
- 山行
- 10:34
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:34
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪山歩きです。 |
写真
装備
個人装備 |
登山靴+スノーシュー
|
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感想
昨年、丁岳から秋田・山形県境稜線を縦走した際、時間切れで届かなかった水無大森へ。その際に下山で使った支尾根は歩き易かったが、どうせなら別ルートで辿りたい。2017年に面白い山登りができた
遠上山https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1098517.html
から南へ、県境に向かって伸びる尾根は雰囲気が良さそうだ。さらに水無大森から北に伸びる尾根を辿れば周回ルートがとれる。直前に新雪も降り、スノーシュー向きの静かな山歩きができるだろう。
当日まだ暗いうちに百宅地区に入ったが、ダム建設のために退去したのか、すでに住宅はなく、新雪が除雪されていない細い道に車を乗り入れるのは躊躇した。2017年の入山地点へ向けて、恐る恐る車を走らせた。所々の外灯だけは、まだ点いていた。
スノーシューを着けて歩き出す。新雪は予想以上に積っていて、ペースは上がらない。だが今冬は暖冬で新雪の里山歩きもままならなかったので、ラッセルするこの感触がうれしい。
遠上山の登りでは、僅かだが山頂直下の急斜面に苦戦した。ピッケルが無ければ無理だったかもしれない。その点では、2017年に登った時のルートの方が登り易いと思う。
この日は時折晴れ間が出るものの、ほとんど曇りで時折吹雪き模様になる天気。行きも帰りも、左手下の林道にエスケープすることを何度も考えた。しかし目の前に現れるブナ林が素晴らしく、時折の晴れ間に展開する景色に期待して、ゆっくりとだが前へ歩いていく。何度、ブナの大木に手と額を当てたことだろう。言葉に表せば、畏敬の念とか感謝の念といった気持ちかもしれない。ただやはり、帰りの水無大森から北に伸びる尾根では、所々で人の手の入った痕跡が見られた。この尾根も歩き易く、尾根末端までスノーシューで歩き通した。
桃源郷と呼ぶに相応しかった百宅地区も、ダムの底に沈む。今回歩いたルートを、ダム完成後も歩くことはできるのだろうか。
コメント
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暖冬ながら結構な積雪でスノーシューに格好なコンディションでしたね。今回もkamaさんらしい気持ちの良いルート設定です。
1,000m前後の未踏尾根散策は私も大好きな歩き方です。羨ましく拝見しました。
週明けから気温上昇とのことでしたので、スノーシューでの新雪歩きは今季最後になるかもと思い、出かけました。とってもいい尾根でした。
今回は特に、心拍数が上がらないようなゆっくりペースで歩きました。帰りの尾根は暗くなっても迷うことはないだろうと。
今日から横手のかまくらですが、暖かい上に雨降りで、管理者の方々は大変だと思います。まったく変な気候ですね。
遠上山は自宅の窓からよく見える山です。
片倉森に行くか、遠上山にするかで10日の日悩んでおりました。
丁岳らを眺めながら楽しそうな山行を味わえそうですね!
まだ未踏なので、参考にさせて頂き登ってみます。
そうですか、ご自宅からも見える山でしたか
片倉森もそうですが、なかなか登高意欲をそそる山ですよね。登山道がないのが不思議なくらいです。
百宅に暮らしてきた人たちは鳥海山を見上げると共に、この遠上山にも日々まなざしを向けていたのだろうと思うと、感慨深いです。
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