大渚山(大草連から)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 05:45
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 765m
- 下り
- 756m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪が少ないためか、地形の起伏がかなり激しい印象。 |
写真
感想
大薙山へBCに連れて行ってもらった。
直前の昇温や、金曜の降雪がそれほど無かった状況のため場所決めが本当に難しい…
標高の高い方が多少マシかなと安直に考えていたが風の影響やら色々と考慮いただいて大薙山へ。
日が出てない時間に車止めに到着、多少寒さがありフリースを着て準備していたが、日が出た瞬間からもう春の陽気。
ベースレイヤーのみでスタートしたがもっと薄くてよかった。
今回はSLトレ?として先頭を歩かせてもらった。
林道から尾根に上がるにあたって、トレースは谷の方へ伸びていたが左手から上がれそう&過去ログも参考に尾根へ上がることに。
そこからも色々と助けてもらいつつルーファイするがなんか全然良いラインじゃないなぁ…
やはり視野が狭すぎるようだ…
途中でトレースに復帰したりわざと逸れてルーファイしたりと進み、練習させてもらった。
雪はとても重く、途中でシールに付く様子だったのでシールワックスを借りて塗布すると多少滑りも良くなった気がした。
春はまだ先と思いシールワックスを買ってなかったが買っておかねば。
山頂に着くとそれはもう素晴らしい景色!
地図で見ると一目瞭然なのだが日本海の近さに驚いたw
それにしても風はなく日差しポカポカで、快適に昼寝ができるレベルに穏やかな気候だ。
北斜面を滑りたかったが良いポイントがなさそうとのことで登って来た南斜面を戻ることに。
これが全然滑らないしコントロールが上手く効かないしでなかなか修行の滑走だった。
後々アドバイスを聞いたところターンの外足に荷重をかけて曲がる意識ばかりしていて内足が浮いてる状態とのことで、まさにその通りの感覚。
前々から削り出してターンの始動を…等聞いて外足ばかり意識していたが、内足を固めて外足で削り出すってそういうことか…!
割と今さらだがもうちょい練習の意識を変えねば…
なおBC歴2年というshimogさんが僕より遥かに安定して滑っていて悔しかった。
ズルズルと林道まで滑走、林道からも全然滑らないボブスレーをして車止めへ。
登りと山頂の景色がハイライトではあったがルーファイ練習や滑走練習も充実の山行だった。
下山後は十郎の湯で久々にゆっくり湯に浸かり、ビッグで食糧確保の後、五竜ドライブステーションでぐだぐだの宴会と、文句のつけようのない夜だった。
翌日へ。
ずっと実現してなかった、カモの会の山スキー企画がついに実現。zangutsunootoさんはカモの会では初めて、shimogさんとも山スキーでは初めて。
今回一番難しかったのは、行き先の選択。状況としては、
・週半ばの昇温で、それまでの雪は湿ってしまっていることが想定される。
・木曜日夜から降雪
・土日は好天、気温が上昇する模様
日曜日は滑るのを初めてみるメンバーもいるので、天狗原は確定。土曜日が一番迷った。計画書は天狗原、八方池、大渚山で出していた。周囲からの情報では金曜日朝にかけての降雪が20〜30cmほどになるので裏天狗あたりはパウダーが狙えるのではという話もあったものの、金曜日に標高が高い場所は風が強く、降雪もそこまで多くは無さそうという気がしていた。金曜日夕方ぎりぎりまで判断を待ってもらったが、結局大渚山にすることにした。裏天狗に入ってから雪質が悪いことが分かったとなると面倒なことになると思ったのと、天気も良いので山登りを楽しむほうに転がしたほうが良いのではと思ったのが主な理由。まぁ、連発で天狗原に行くのも避けたかったというのも正直なところ。
その選択は、多分間違ってなかったと思う。完全なる快晴、北アルプスや頸城の山々が霞もなく見渡せ、山頂からは日本海が間近に見える。素晴らしい光景が見れただけで、登った甲斐があったというもの。
滑走は、状態が良ければ北斜面に入っても良かったのだけど、改めて見てみると初心者には厳しい斜度なので、素直に来た道を戻ることにした。沢を滑ることも考えたものの、今年は雪が少なくて地形の起伏が出ていて滑りにくそうだったので、来た尾根を滑ることにした。登り始めはまだ生きていた雪も、滑走する頃には重パウで修行系。回しにくかったので、みんな苦戦。なるべくこまめに止まって、途中で大休止も入れて、怪我なく滑り降りることを優先で滑走。
滑走という意味では「下山作業」になってしまったものの、素晴らしい天気の良い山行だった。とにかく、zangutsunootoさんが山頂からの光景を見て弾ける笑顔になったのが見れただけで、来てよかったなーと思う。
【備忘録】
・ドライブステーション、長袖ヒートテック一枚で寝ると上段でも良い感じ。布団はお腹にかけるだけ。
・重い雪でのターン。先週教わったように、ターン時にちょっとジャンプターン気味にすると回しやすい気がする。が、やはり良い雪の時よりも反応が遅れるので、スピードやルート取りには要注意。
・出発前、いろいろなことに気を取られ過ぎて、なんと車のロックを忘れてしまった。。ついでに無線も忘れた。。まずは自分のことをちゃんとしないと。。
・服装。春スキーのアンダー一式、歩き始めてすぐにTシャツに変更。滑走時だけシェルを着るだけ。飲み物は今回は冷たいものを。500mlのナルゲンでは心もとなかったので、別途一本持っていくほうが良かった。というか、ノンアルビールでも持っていけばよかった。
人生初のフルハイクバックカントリー!
というよりほとんど初めてのバックカントリーに山岳会の先輩と行ってきました。
天候の読みが難しいなか初心者でも行ける所という縛りがあり、行き先の選定に悩ませてしまった。夏山であればある程度天候の読みはできるが雪山かつ雪面の状況まで読むのは難しそう、今後勉強が必要。
ではでは登り始めてみると雪が良い感じに軽い、というか沈まないしスキー板で歩けることにやはり感動する。
ハイクはスキー板で無理なく登れるルーファイが重要だなと。あと歩き方、疲れはしなかったけど脚が上がってしまいこれがロングの登りだとボロが出そう。
稜線に登り上げるとピーカンの上に日本海に北アルプス、雨飾、火打に妙高と大展望!
最高に気持ちよかった!
帰りは来た尾根上を滑って帰った。気温により軽かった雪も重くなり上手く板がコントロール出来ない。コントロールできないとボーゲンで下り、脚を消耗する。悪循環に陥って途中で休憩を一本挟んでもらった。
もはや滑ったというよりズリズリ落ちてきた様相だったが無事下山できて良かった(一回大転けしてしまったが...)。
ともあれほぼ初めてのバックカントリー、山屋出身の自分としては大展望の山頂に立ててよかった!
人生で忘れられない1座になりました、最高に楽しかったです、ありがとうございました!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する