開聞岳
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- GPS
- 04:22
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 785m
- 下り
- 862m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三合目あたりまでは掘り状になってしまった道が多く、七合目から上は岩がごろごろしている歩きにくい道。途中の展望はあまりない。 |
写真
感想
「これほど完璧な円錐形もなければ、全身を海中に乗りだした、これほど卓抜な構造もあるまい。名山としてあげるのに私は躊躇しない。」
深田久弥がこう記した開聞岳は、指宿の安宿から車を走らせた国道226
号で、突然真ん前に姿を現した。なるほど、と私は一人頷いていた。
写真やTVの映像などで何度も見ているこの美しい山容は、外国を思わせるような高い棕櫚の街路樹を前景に、早くおいでと、呼んでいるように思えた。麓の開聞小学校では、6年になると全員がこの山に登山すると聞いたことがある。毎日校庭からこの山を仰ぎ見ていたら、誰でもおらが山には登りたくなるだろうね。
薩摩半島の最南端に位置する開聞岳は、常緑照葉樹に覆われて、「中腹ぐらいまで密林の中を行く」「それから上は潅木地帯になるので、見晴らしが展けてくる」
「登山道はうまく出来ていて、円錐形を直登するするのでもなくジグザグでもなく、螺旋状に山を巻いて行くのである」珍しい登山道である。
ただ、地形図の破線道は実際の道と随分ずれている。ガイドブックなども殆どずれている破線道を登山道として紹介している。
五合目から一緒に登った神奈川県から来た男性は、山岳ガイドを目指しているそうだ。午後には屋久島に行くとのこと。また石川県から来た男性は昨日宮之浦岳に登り、これから韓国岳と高千穂峰に登るとのこと。
お二人とも百名山完登を目指し、車中泊でピークハントをしている。
山の楽しみ方は人それぞれであると思う。
今日は5月だというのに、真夏日だったそうで、とても暑かったが、楽しい山登りができた。帰りは知覧に寄って行こう。
これを書いている時に口永良部島で噴火のニュースが入ってきた。西日本で唯一残ってしまった宮之浦岳には、何時か行けるのだろうか?
[ 」内は深田久弥著「日本百名山」より引用。
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