【過去レコ】鍬崎山 スキー場のゴンドラが利用できた頃
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,247m
- 下り
- 1,251m
コースタイム
天候 | 晴れのちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 亀谷温泉 白樺ハイツ https://www.toyamashi-kankoukyoukai.jp/?tid=102269 |
写真
感想
らいちょうバレースキー場の運営が県から富山市へ移管された関係上,昨年はグリーンシーズンの運転をしていなかったが,今年から運転再開.9月に入り,少し涼しくなったのを見計らって,鍬崎山への山行計画を立てる.
この山の行程はゴンドラの運転時間に左右される(日曜日:運転時間7時〜16時半).5時半に高岡を出発し,小杉ICから立山ICまでは北陸自動車道を利用.丁度1時間でゴンドラ乗り場に隣接する駐車場へ到着.ゴンドラの始発が7時であるからゆっくりと支度を進める.数人の登山者が同様に準備をしている.チケット売り場で往復券(1000円)を購入すると,係りの女性から登山届を書くように促される.
先頭のゴンドラに乗り込むが,なぜか7時を過ぎても出発しない.10分ほど過ぎたところで,係員が「風が強いからおもりをのせます」と言って,ようやく出発.大丈夫か?4人乗りの小さなゴンドラはガタガタ揺れ,恐怖感十分.乗っている間はほとんど目をつぶっていた.
はじめは擬木の階段状に整備された道である.この辺りは散策する人も訪れるためか,道標が多い.まもなく瀬戸蔵山山頂になり,ベンチがあるが,ここは先を急ごう.ブナ林の尾根を登っていくと大品山山頂に着く.ここまでは随分と予定より早い.さすがに盛夏は過ぎたのか,時折吹いてくる風が心地よい.
大品山山頂からはもったいないが,一旦90mほども下らなければならない.ここからが鍬崎山への登りである.ガイドブックに「大品山までは遊歩道,そこから先は登山道」とあるが,実際,道が険しくなる.木の根を乗り越したり,足の置き場にとまどう箇所があったりといった風である.また,夜中に雨が降ったのか,登山道全体的に濡れており,足を滑らさないよう注意が必要である.
真夏ならばとても登れないような急登が続く.やがて,鎖のある露岩を乗り越えると1756mの独標に到達する.ここで見晴しが効くようになり,正面に鍬崎山の山頂部が大きく顔を出す.また左手には大日岳,剱岳(山頂部はガスの中),立山,弥陀ヶ原の展望が開ける.ここで大福を1個頬張り,エネルギーを注入.
独標から細い尾根が続くが,リンドウの群落があり,これに励まされながら最後の登りを頑張ると,鍬崎山の山頂.山頂からは眺望は360度.毛勝山/大日岳/剱岳/別山/立山三山/龍王岳/鬼岳/獅子岳/鷲岳/鳶岳/越中沢岳/三ツ岳/薬師岳/黒部五郎岳/北ノ俣岳/乗鞍岳/御嶽山と名だたる名峰が顔をそろえて待っていてくれた.中でも薬師岳は正面に大きくそびえ,圧巻である.今回は久々にお湯を沸かそうかと準備してきたが,風も強いし,人も多いし,お腹もそんなに減ってないので,おにぎり1個のみを食べて下山とする.
下山は往路を戻る.不覚にも3,4回もスリップして転んでしまった.しんどかったのが,大品山山頂へ90mの登り返しで,今回一番きつかったのがここである.大品山山頂では休憩中のご夫婦に「早いわね,すごいわね」と褒められ,梨を一切れいただいた.
ゴンドラ山頂駅に戻ることにはずいぶん濃いガスがかかってきて,全く展望が利かない状態.やはり山の天気は変わりやすい.コースタイム8時間のハードコースのはずであったが,結局歩行時間5時間弱であった(コースタイムの60%).実際にはあまりゴンドラの時間を気にせずとも大丈夫である.山頂からの展望も良く,また訪れたい山がひとつ増えた.
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