【京都】天橋立~成相寺
- GPS
- 02:52
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 355m
- 下り
- 343m
コースタイム
天候 | 曇り→雨☔ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
大江山 いく野の道の遠ければ まだふみもみず天の橋立
百人一首の有名な歌である。平安時代、小式部内侍が即興で読んだこの歌の結句にもなっていることから、天橋立は古くから存在することを示している。
ということで今日は、京都府宮津市にある名勝地、天橋立へ来た。
北へ登った先のある寺から、天橋立が望めるということで今日はここを登る。
天橋立は、宮津湾にある直線に伸びる砂州で出来た道である。ほぼ天然で形成された、かなり珍しい地形になっているため、日本の三景に選ばれている。
道の両側には立派な松林が並んでいる。しかし所々で今にも倒れそうに傾いた松が見られる。
これは、地下の水位が高いために根を深く張る必要がなく、幹だけが高くなったことでバランスを崩してしまっているのだ。
松林の保存のためにも、市は松の根元を荒らさないよう呼びかけている。
三十分ほど松林の道をひたすら歩くと、対岸へ着く。
距離が結構長く淡々とした道なので、僕のように歩いている人は少ない。レンタサイクルで走っている人がほとんどのようだった。
北側も民宿街になっていて、少し歩くと元伊勢籠神社という大きな神社が見える。
ここからケーブルカーに乗れば標高200mの傘松公園まであっという間に着ける。
だが今回はケーブルカーを利用せず、すぐそばにある近畿自然歩道から登っていく。歩道といってもほとんどがコンクリートの階段である。傾斜はゆるめなので、体力に自信がなくても大丈夫そうだ。
十分ほどで傘松公園に着く。
眺望スポットがあり、そこから天橋立が望める。
空は曇り気味だったが、はっきりと見ることが出来た。
しかし残念ながらここからだと、天翔る竜には見えないため、股覗きはしなかった。
向かいのビューランドからであれば見えるだろう。
その代わり、ここからだと竜が右上がりに勢いよく昇るように見えるため、昇竜観と呼ばれている。
ここからは舗装道路を登り、成相寺へ向かう。こここではケーブルカー駅と成相寺とをバスが行き来しているのだ。
途中、鹿が道路内に現れたが、目が合った途端すぐに森の中へと逃げていった。
さらに十分ほど登り、成相寺に着く。
西国三十三所の28番札所・成相寺は、慶雲元年(704年)、文武天皇の勅願寺として真応が創建したとされる。標高300m台の高さから天橋立を展望できる名勝地として既に認知されていたようだ。
成相寺からさらに登ったところにパノラマ展望台があり、傘松公園よりもさらに上空から天橋立が望めるのだが、残念ながら雨がザーザー降り始め、霧がかってしまったため行くのを断念。
そのまま下山を始め、来た道を通って帰路に着く。
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