一難場山
天候 | 朝は晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に雪が少ない。 渡渉、薮等うまいこといなす必要がある。 |
写真
感想
シャルマン火打から下りてフォッサマグナミュージアムに入館したら、北陸の事故の続報やら風吹岳で10人埋まったやらの情報が入ってきて気が気でない。直前に連絡をとったかちょ氏は黒負山に行くというが、雪や天気の関係で懸念点をお示ししたところ、最終的にみんなで一難場山に行くことになった。道の駅おたりに移動し、sw氏と飯を食って就寝。
一難場山は最初に行ってから9年が経つが、年々藪くなっている。総じて里の雪も減っており、ここ数年は下部で岩を踏むことが多くなってきた。それでも行きたくなるのだけれど、やはり今年も同じ印象で、上部の藪はちょっと手が付けられなくなったと感じる。さらに、今年は例年あるはずのスノーブリッジが形成されず、杉ノ平では渡渉を強いられた。信じたくないが、諸行無常を痛感しまくった一日だった。
翌朝、かちょ氏、けるかす氏が合流し、車をまとめて出発。除雪終了点に駐車して6時前から歩き出す。ヘッドランプは一応つけていたが、なくてもいいくらい。途中からトレースを外れ、沢沿いに行くも渡渉点見つからず、結局前日のトレースと同じ場所で沢を渡った。浅いため浸水せず。途中でまたトレースを外れ、稜線へ。若いおふたりにかちょさんがいたので、ラッセルはほぼお任せである。滑りのラインはいつものルーティン+αだが、やはり今年も藪は濃く、雪は少なく感じた。
今年の本州はどこの里も同様だろうけれど、こうなるとツリーの選択肢はぐんと減り、成熟した森のノートラック奪いあいになりそう。北海道に帰ろうかな。
総合的なコンディションから黒負の代替案となったのは一難場山⚫︎面。最近ボルダリングジムの仲間が何度か開拓のために⚫︎面に足を運んで、短いながら面白いところあちこちあるよとは聞いていたので、タイムリーな時に行ける形でよかった。トマホーク氏、かちょ氏がいる中で、前日トレースから外れるといつもより気合の入ったラッセルをするとら氏にニヤニヤ後ろで見守りながら、あっという間に目標地点までついた。さて滑走、一部薮を跨ぐところもあったが、初っ端なから快適なバーンで、十分に楽しめるラインが引けた。途中トラバースしてる際、振り返ると黒負山の広い沢が見えて、向きが向きだけに条件良いタイミングはなかなかないとは思うが、再度計画したくなるような斜面に見えた。最後は▲斜面に入ったが、ここにも楽しめる斜面が広がっており、総じてコンパクトにまとまりながら、内容の詰まった山行だった。ところでジム仲間が見つけた立派なボルダー群は隣の沢の傍にあるようだ。夏は虫が多いのか藪過ぎるのか、岩自体の状態が悪いのか、直近登られた形跡はないとのことだが、ちょっと見に行きたなと思ったり。
当初黒負山を目指す予定だったが、雪の不安定性(風吹岳の雪崩事故)や午後にかけて天気が崩れることを加味して安牌に近場の里山で遊ぶことになった。一難場山は標高が低い&降雪から少し時間が経っても雪は生きており前日までのトレースを外れるとブーツラッセル。今回偉大なる山の先輩のトマホーク氏とかちょ氏と山に行くのは初めましてということもあり、ちんたらラッセルするのは申し訳ないのでケルカス氏と共にラッセルに勤しんだ。そういうこともあって頂上にはあっという間に到着。少々藪い所もあるものの良い面を案内してもらったお陰で短いながらも大満足な滑走ができた。最後の方はガリっとパウダー(土&岩)だったので今後降雪がなければスキーで下山するのは難しい日は近いかもしれない。
あとトマホーク氏の滑りが超速く全然付いていけなかったので精進したい(笑).
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