大野山
- GPS
- 04:53
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 588m
- 下り
- 637m
コースタイム
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 4:51
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されたハイキング道 |
その他周辺情報 | 山北駅前のさくらの湯 |
写真
感想
富士山と丹沢湖を愛でるには最適の快晴の空の下で360度の絶景を楽しめた。炭焼きの話や山北駅のSLと思わぬトピックスもあり充実のハイキングだった。登山道は丁寧に整備され、森林や草原の中を初心者でも安心して歩けるハイキングコースだった。
谷峨駅から御殿場線をまたぐこ線橋を過ぎると、酒匂川にかかる歩行者専用の吊り橋を渡る。細い舗装路や山道の要所要所には手書きの道標があり迷わず歩ける。
すぐに酒匂川越しに青空を背にした真っ白な富士山が現れた。見事。大野山山頂までの間、時折現れては楽しませてくれた。
登山道の階段は腐らないように木ではなくコンクリート製。草刈りも行き届いている。
葛折りの道をしばらく行くと相模湾が朝日に輝いていた。大島から房総半島まで見渡せた。相模湾と富士山の間には明神ヶ岳から金時山の箱根外輪山と愛宕山が並んでいた。
634メートルのスカイツリーと同じ標高でチェーンソーアートのウサギとフクロウの木彫りが迎えてくれた。その先からは第2東名の建設現場が眼下に見えた。最後の区間で完成は2027年という。全線開通が楽しみだ。
牧草地だったと思われる草地が現れるとまもなくなだらかな山頂。草地の広場からはこれまで見てきた富士山から相模湾、さらに雪をかぶった丹沢の山々。眼下には丹沢湖と三俣ダムの展望。ダムの全容を眺めたのは初めてだ。ロックフィルダムでは珍しい5門もの水門が正面からはっきり見えた。
丹沢の山々をじっくり眺めると右端は大山だ。表尾根から雪を被った丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸、畦ヶ丸さらに菰釣山と続く。これだけたくさんの丹沢の山を同時に見たのは初めてだ。
絶景をおかずにカップヌードルで早い昼飯。
山頂広場を見渡すと大きな桜の木、南側の斜面にはツボミが膨らんだミツマタの木々。まもなく華やかな季節がやってくるだろう。
牛がのんびりと草をはむ牧草地の脇の急斜面を山北駅に向けて下る。その後は林の中の巻道。展望はないが丹沢山らしい歩きやすい道だった。
地蔵岩を過ぎると木々が山と積まれた広場に出た。そこにいたおじさんが、炭焼きの材料だと教えてくれた。地域おこしの炭焼き部会の人たちだった。誰でも参加できると言う。山仕事の理想だ。
舗装道をしばらく行くと旧共用小学校の敷地に。まだ使える校舎と広い校庭。地元の人が集まり、お弁当をもらったいた。何か皆で共同作業をした帰りのようだ。
小学校から少し歩くと丹沢クリステルとキャサリンの2体の像。大倉尾根の入り口にあった人形が、いつの間にか引っ越したようだ。向かいには2人のメダルが入ったガチャガチャまであった。丹沢全山を眺める大野山入り口にふさわしいオブジェだ。
山北駅前の公園にはSL、D52の展示。D51よりひと回り大きく、御殿場線の急勾配で戦後まで活躍していた。
山北町健康福祉センター内のさくらの湯で汗を流して今回の山行は終わった。
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