蘇武岳
- GPS
- 06:35
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 900m
- 下り
- 888m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:35
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
蘇武岳は関西100名山のひとつ、加藤文太郎と植村直己が愛したとして知られる山らしい。
前夜に万場ゲレンデ駐車場に着き、トイレに行きやすい場所でテントを張る。22時すぎに長野県北部地震の速報が携帯電話に入り、ついこの間に行ったところだったので皆でびっくり。あちらに住む方々を心配しながら就寝。
翌日、起床後外に出ると晴れだったので、今日は快適な山行だ!と思いきや、次第に雲行きが怪しくなり、そのうち雨が降り出す。予報では良い天気なのに・・・。まあ、雨も趣があると気を取り直し、とにかく出発。
歩き出すと直ぐにゲレンデとなり、しばらくすると登山口がある。地元ではこの山の観光に力を入れているようで、立派な地図や写真が入ったチラシが「秋やま登山」と銘打って置いてある。それを見ながらの登山はとても面白くて、入手できて良かったと後で感じた。そこからしばらく歩くと大杉山コースとの分岐。大杉山は急な登りなので帰路に通るとの指示で、景観の楽しめる備前山方面から登る。
こちらのコースは「巨樹の谷」があり、“夫婦カツラ”をはじめとして、“カツラ親分”などの巨木がある。雨の中、きつい坂を延々と登らねばならなかったが、色とりどりに色づいた木々、楚々と流れる沢のせせらぎ、滝、巨木、・・・とても自然豊かな登山道は歩いていて気持ちが良かった。楽しみながら1時間ほど歩いていると、備前山コースの分岐。ここには立派な林道があり、なんだか拍子抜けする。その後はしばらくオオイワカガミの群生が続き、キラキラと輝く葉っぱが目を楽しませてくれた。花が咲いている時期には、もっと綺麗ではないかと思う。その群生が終わる頃にはブナ林に入り、落ち葉と紅葉を愛でながらの稜線歩き。途中の大杉山への分岐を越えてしばらくすると、頂上に至る最後の急坂へ。
頂上直下で、メンバーが「晴れろ〜。晴れろ〜。」と念じたためか、頂上到着時には空は不思議にもちょうど晴れ、休憩中も良い天気は続いた。しかし、霞を晴らすまでは至らず、頂上は360度見渡すことができるのだが、あまり遠くまでは見えない。朝から良い天気なら、さぞかし壮観であったろうと残念だった。
頂上は気持ちがいい広場となっており、気持ちよくのんびりと休憩できた。ゆっくり昼食をとった後、来た道を少し引き返し、分岐を大杉山方面へ。ブナ林の中、金山をはじめとする4つの山を越え、大杉山頂上へ。こちらも天気がよければ神鍋の山々を望めるらしいが、あいにく展望は良くない。時間の都合もあり、すぐに出発する。山頂からすぐに大杉山の由来となるオオスギがあり、それからはひたすら急坂を下っていくいき、最初の分岐へ。そこから登山口を経て、またゲレンデをブラブラ歩いて駐車場へ戻る。
蘇武岳は、名立たる登山家が愛した山に相応しく、とても気持ちの良いところだった。頂上の広場も広々としており、眺望が良い日に行けばのんびりと楽しめると思う。また、いつの日にか行きたいと思った山だった。
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