ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6578312
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

焼岳南峰へラッセル

2024年03月22日(金) [日帰り]
 - 拍手
sharks74 その他3人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
11:43
距離
7.3km
登り
935m
下り
939m
歩くペース
ゆっくり
1.71.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:22
休憩
0:14
合計
11:36
5:11
13
5:24
5:33
504
13:57
13:57
156
16:33
16:38
8
16:46
16:46
1
16:47
ゴール地点
夏道は谷なので雪崩リスクあるということで、途中から夏道を外れて尾根筋を上がった。
夏道の間は前日の方がつけられたトレースを利用。前日の方は広場まで行かれたそうですが、すごいです。
尾根筋は2,300m手前まではラッセル。あとはアイゼンに履き替えて2,455mまでアタック。
天候 朝は雪がちらちら、登り中は概ね曇りで、山頂間近になってから晴れた。
気温は朝が-10℃ほど。ピットテストしたあたりでも-9℃、山頂では-2℃くらいと気温が上がった。風は時折吹いた。
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
安房峠入口ゲートは冬季閉鎖。路面状況によるとのことだが、旅館までは四輪駆動+スタッドレスタイヤのみ行ける。除雪はされているもののアイスバーン。
アクセス→https://www.nakanoyu-onsen.jp/access.php
冬季営業について→https://www.nakanoyu-onsen.jp/cms/storage/2/e7248fe923f223f7d42d382d4c21d2dc.html
コース状況/
危険箇所等
夏道の間はトレースあり、利用させてもらった。
2,000m付近から夏道と別れ、尾根筋から上がった。2日前の新雪が80僂△蝓⊇始ラッセル。かなり沈み込むので、急坂ではショベルで雪を掻きながらのラッセル。樹林では底が見えないほど踏み抜くこともあり。体力と時間が必要。
山頂間近では雪の薄いところもあり、確実にアイゼン、ピッケルを利かせないといけない。
その他周辺情報 中の湯温泉、お湯もご飯もよかったです。そして、ロビーからの景色が絶景だとこの日の帰りに初めて知りました。それまでずっと真っ白だったので。
https://www.nakanoyu-onsen.jp/
4時40分くらいには出発準備して集合ということだったので、朝ご飯はお弁当。
2024年03月22日 03:40撮影 by  iPhone XR, Apple
1
3/22 3:40
4時40分くらいには出発準備して集合ということだったので、朝ご飯はお弁当。
朝焼けの安房山。
2024年03月22日 06:09撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 6:09
朝焼けの安房山。
夏道を外れて尾根筋に入るまでは、前日のトレースがあって、助かった。
2024年03月22日 07:26撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
1
3/22 7:26
夏道を外れて尾根筋に入るまでは、前日のトレースがあって、助かった。
尾根筋に入る前にワカンに履き替え。ラッセルスタート。
1
尾根筋に入る前にワカンに履き替え。ラッセルスタート。
この時はピッケルを持っていたが、途中からショベルで雪かきしてのラッセルに切り替えた。
4
この時はピッケルを持っていたが、途中からショベルで雪かきしてのラッセルに切り替えた。
膝を蹴り込んで足場を作る。
2
膝を蹴り込んで足場を作る。
加藤ガイドによるピットテスト。新雪80僉
3
加藤ガイドによるピットテスト。新雪80僉
加藤ガイドがピットテストしている最中、撮影。手伝わずすみません。
中央の稜線、向かって左側に分かれている尾根が昨日取り付いた尾根。
これでも、午前中としてはだいぶきれいに見えた方。真っ白の時間帯が多かった。
2024年03月22日 10:41撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 10:41
加藤ガイドがピットテストしている最中、撮影。手伝わずすみません。
中央の稜線、向かって左側に分かれている尾根が昨日取り付いた尾根。
これでも、午前中としてはだいぶきれいに見えた方。真っ白の時間帯が多かった。
後から男性一名が追い付いてこられて、積極的にラッセルを買って出てくれた。ありがたかった。
2024年03月22日 12:08撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 12:08
後から男性一名が追い付いてこられて、積極的にラッセルを買って出てくれた。ありがたかった。
霞沢岳がかすんでいる。
このあたりは下の方よりも雪が重くなってきて、足を抜きづらく、ラッセル大変だった!
ショベルは必須!
2024年03月22日 12:08撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 12:08
霞沢岳がかすんでいる。
このあたりは下の方よりも雪が重くなってきて、足を抜きづらく、ラッセル大変だった!
ショベルは必須!
ラッセル続きで予定時間をオーバー。ここまで来たら行きたい!ということで、13時半になったら引き返すという約束で続行。
ワカンからアイゼンに履き替えているところで、真っ白な雷鳥発見。
2024年03月22日 12:31撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 12:31
ラッセル続きで予定時間をオーバー。ここまで来たら行きたい!ということで、13時半になったら引き返すという約束で続行。
ワカンからアイゼンに履き替えているところで、真っ白な雷鳥発見。
2羽いる。
2024年03月22日 12:32撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 12:32
2羽いる。
当初は氷の板を踏み抜いたりと歩きにくく、そのうち安定した足場になり、さらに山頂に近づくと雪が薄く氷の板になってくる。
ここで13時半になってる。しかしここまで来たら行くのだ。
2024年03月22日 13:31撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 13:31
当初は氷の板を踏み抜いたりと歩きにくく、そのうち安定した足場になり、さらに山頂に近づくと雪が薄く氷の板になってくる。
ここで13時半になってる。しかしここまで来たら行くのだ。
晴れてきて霞沢岳がはっきり見える。
2024年03月22日 13:38撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
4
3/22 13:38
晴れてきて霞沢岳がはっきり見える。
ここがアイゼンが刺さるほどの雪、氷がなくて、足場もさらさらしていて、要注意箇所だった。
2024年03月22日 13:42撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 13:42
ここがアイゼンが刺さるほどの雪、氷がなくて、足場もさらさらしていて、要注意箇所だった。
焼岳南峰登頂!
無雪期は来れないはず。登頂できてうれしい!
2024年03月22日 13:50撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
4
3/22 13:50
焼岳南峰登頂!
無雪期は来れないはず。登頂できてうれしい!
霞沢岳は風強そう。
2024年03月22日 13:52撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
4
3/22 13:52
霞沢岳は風強そう。
おぉ、さらに高い山が見える!
雲がなかなか切れてくれない。。。
2024年03月22日 13:53撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 13:53
おぉ、さらに高い山が見える!
雲がなかなか切れてくれない。。。
下山慎重に。
2024年03月22日 14:50撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 14:50
下山慎重に。
左手に明神、前穂。
2024年03月22日 14:53撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
4
3/22 14:53
左手に明神、前穂。
奥穂も出てきた。
2024年03月22日 15:00撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
3
3/22 15:00
奥穂も出てきた。
振り返って焼岳。
2024年03月22日 15:00撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
4
3/22 15:00
振り返って焼岳。
正面に中央アルプス、奥は南アルプスということだけど山の同定までできないなぁ。
2024年03月22日 15:01撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
3
3/22 15:01
正面に中央アルプス、奥は南アルプスということだけど山の同定までできないなぁ。
最高の天候。
2024年03月22日 15:01撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
3
3/22 15:01
最高の天候。
右手に乗鞍岳。
2024年03月22日 15:03撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 15:03
右手に乗鞍岳。
アップで。
2024年03月22日 15:03撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
4
3/22 15:03
アップで。
2024年03月22日 15:13撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 15:13
霞沢岳には来年またチャンスがあるだろうか。
2024年03月22日 15:13撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
3
3/22 15:13
霞沢岳には来年またチャンスがあるだろうか。
朝は真っ暗で撮らなかったあたり。長いトラバース。
2024年03月22日 16:28撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
2
3/22 16:28
朝は真っ暗で撮らなかったあたり。長いトラバース。
5時ごろ出発で、月の出る時間に戻ってきた。
皆さんお疲れ様でした。
2024年03月22日 16:35撮影 by  NIKON Z 6_2, NIKON CORPORATION
1
3/22 16:35
5時ごろ出発で、月の出る時間に戻ってきた。
皆さんお疲れ様でした。

装備

MYアイテム
sharks74
重量:-kg
個人装備
セプター35 ビーコン プローブ ショベル アイゼン ワカン ピッケル スリング カラビナ 簡易ハーネス 環付カラビナ2枚 ヘルメット ダウンジャケット エバーブレスアクロジャケット 予備グローブ 予備ソックス サングラス ゴーグル バラクラバ ヘッドライト 予備ヘッドライト 行動食 山専ボトル 日焼け止め 手ぬぐい ファーストエイド ポケットティッシュ 予備靴ひも ピコシェルター エマージェンシーシート マルチツール モバイルバッテリー Focus カメラ コンパス 地形図 iPhone ストラップとタッチペン 時計 財布
備考 《上半身》
・Dry Layer Warm(Finetrack)
・Primino 140 Alpine Hoody(Montane)
・ポリゴン2ULジャケット(Finetrack)
・フロウラップフーディ(Finetrack)

《下半身》
・メリノスピンライトタイツ(Finetrack)
・ドラウトクローパンツ(Finetrack)
・エバーブレスアクロパンツ(Finetrack)

《グローブ》
・メリノウールグローブタッチ(Mont-bell)
・ウインタートレッキンググローブ(Mont-bell)
ウインタートレッキンググローブは袖口が短く、ラッセル向きではないので、ラッセル開始するときに交換。
・メリノウールグローブタッチ(Mont-bell)
・ラックナーグローブ(Lackner Wolle)
・シェルオーバーグローブ(Bailess)
この組み合わせだと雪の中にしばらく手を突っ込んでいても大丈夫。細かな作業も比較的しやすい。

《その他》
・Dry Layer Socks(Finetrack)
・RLメリノ・エクスペディションクルー(Caravan)
・MANTATECH GTX(Scarpa)
・クロコダイルゲイター(Outdoor Research)
・バラクラバ(Finetrack)
・サングラス
・ヘルメット

感想

レコを見ると登頂までに519分、8時間半超かかっている。
よいラッセル体験になった。ショベルで雪を掻き、ワカンで踏みつけて、なんとか前に進んだ。山でこれほど息が上がったのは初めてだ。
と言っても、自分よりも加藤ガイドや後から合流された方の方がたくさんラッセルしてくれている。それから、前日に夏道をラッセルしてくださった方のおかげでもある。同行の皆さんとも力を合わせて登頂することができた。ありがたい!
そして、山頂近くから見事に晴れてくれた。穂高方面の雲が晴れてくれなかったけれど、十分にきれいな景色を堪能!よかった!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:240人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
新中ノ湯コース
利用交通機関: 車・バイク、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら