柏木山を目指すべく飛島行フェリーターミナルに到着しました。春〜秋は週末と連休で1日2便運航ですがこの季節は朝9:30酒田発 帰りは13:45飛島発の1便のみです。
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3/24 9:10
柏木山を目指すべく飛島行フェリーターミナルに到着しました。春〜秋は週末と連休で1日2便運航ですがこの季節は朝9:30酒田発 帰りは13:45飛島発の1便のみです。
実はその前の週も来てたのですが無念のフェリー欠航。去年の家形山といい今回の柏木山といい難易度低めと見てた山で再挑戦です。一筋縄ではいきません。
「これだから山はおもしろい(強がり)」
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3/17 8:35
実はその前の週も来てたのですが無念のフェリー欠航。去年の家形山といい今回の柏木山といい難易度低めと見てた山で再挑戦です。一筋縄ではいきません。
「これだから山はおもしろい(強がり)」
山形100名山100座目、自分にとっては今日が山形100名山の卒業式です。奇しくも卒業シーズンと重なりました
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3/24 8:45
山形100名山100座目、自分にとっては今日が山形100名山の卒業式です。奇しくも卒業シーズンと重なりました
フェリーの定員230名に対し乗客は20名前後でした。
船内を眺め進学や就職が決まっていき徐々に閉散としていく高校の教室を思いだしました。
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3/24 9:12
フェリーの定員230名に対し乗客は20名前後でした。
船内を眺め進学や就職が決まっていき徐々に閉散としていく高校の教室を思いだしました。
1時間ちょっとで飛島に上陸します。日帰りだと滞在時間は3時間です。銀河鉄道999だとちょっとヤバそうな星です。
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3/24 10:35
1時間ちょっとで飛島に上陸します。日帰りだと滞在時間は3時間です。銀河鉄道999だとちょっとヤバそうな星です。
しかしフェリー乗り場から柏木山までピストンだとかなりゆっくり歩いても1時間掛からない様なので少し島を巡ることにします。
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3/24 10:46
しかしフェリー乗り場から柏木山までピストンだとかなりゆっくり歩いても1時間掛からない様なので少し島を巡ることにします。
別の場所で無料で普通のも借りられる様ですが行雲流水さんや草さんから失笑を買うのを承知で迷わず電動アシスト付き自転車を借りました。とびしまマリンプラザ、3時間1000円です。
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3/24 10:54
別の場所で無料で普通のも借りられる様ですが行雲流水さんや草さんから失笑を買うのを承知で迷わず電動アシスト付き自転車を借りました。とびしまマリンプラザ、3時間1000円です。
約20年振りの自転車です。柏木山とは反対方向の北へ向かって自由への疾走を開始します。
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3/24 10:54
約20年振りの自転車です。柏木山とは反対方向の北へ向かって自由への疾走を開始します。
電動アシスト付き自転車は人生初乗車です。短時間ではありますがこの相棒を「エレクロリック・サンダー号」と名付けました。勿論、電動アシストはmax設定です。
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3/24 11:02
電動アシスト付き自転車は人生初乗車です。短時間ではありますがこの相棒を「エレクロリック・サンダー号」と名付けました。勿論、電動アシストはmax設定です。
電動自転車は思っていたのと少々違い「一定の負荷を越えた時アシストする」という仕組の様で平坦路では普通の自転車とあまり変わりません。開始5分で汗が滲み出てきました。
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3/24 11:05
電動自転車は思っていたのと少々違い「一定の負荷を越えた時アシストする」という仕組の様で平坦路では普通の自転車とあまり変わりません。開始5分で汗が滲み出てきました。
北上を開始し程なくして鼻戸崎展望台への入口の案内標識が出てきます。自転車を停め徒歩で散策します。
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3/24 11:06
北上を開始し程なくして鼻戸崎展望台への入口の案内標識が出てきます。自転車を停め徒歩で散策します。
緩やかな心地のいい道を辿り10分少々で
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3/24 11:06
緩やかな心地のいい道を辿り10分少々で
鼻戸崎展望台へ到着します。ここから正面に海に浮かぶ鳥海山を望むことが出来る様ですがこの時はあいにく雲を纏ってました。
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3/24 11:13
鼻戸崎展望台へ到着します。ここから正面に海に浮かぶ鳥海山を望むことが出来る様ですがこの時はあいにく雲を纏ってました。
展望台を過ぎると巨木の森と呼ばれている地帯を通過します。日本海離島の寒風に耐えきったタブノキやマツの迫力が神々しく一見の価値は充分にあるかと思います。
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3/24 11:17
展望台を過ぎると巨木の森と呼ばれている地帯を通過します。日本海離島の寒風に耐えきったタブノキやマツの迫力が神々しく一見の価値は充分にあるかと思います。
鼻戸崎展望台をプチ周回して再びエレクトリック・サンダー号に乗車しました。
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3/24 11:22
鼻戸崎展望台をプチ周回して再びエレクトリック・サンダー号に乗車しました。
続いて源氏盛・平家盛へ。看板を読み、絶望の中、過去の全て投げ打ってでも生きることを選択した当時の武者達に畏敬の念を抱かざるを得ません。自分にこんな選択が出来るだろうかと考えさせられます。
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3/24 11:29
続いて源氏盛・平家盛へ。看板を読み、絶望の中、過去の全て投げ打ってでも生きることを選択した当時の武者達に畏敬の念を抱かざるを得ません。自分にこんな選択が出来るだろうかと考えさせられます。
更に北上を続けると途中で道は途絶えました。終点で自転車を降り、徒歩にて最北端を目指します。
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3/24 11:35
更に北上を続けると途中で道は途絶えました。終点で自転車を降り、徒歩にて最北端を目指します。
島の外周に沿って歩いていく途中で「現在の時間は〇時○○分、標高は0mです」という聞き慣れないヤマレコアナウンスが聞こえました。
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3/24 11:36
島の外周に沿って歩いていく途中で「現在の時間は〇時○○分、標高は0mです」という聞き慣れないヤマレコアナウンスが聞こえました。
八幡神社分岐から先は地図上では道が無く、岩礁地帯の上を歩きます。この時は全く問題なかったですが満潮時や海が荒れている時は危ないかもしれません。
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3/24 11:37
八幡神社分岐から先は地図上では道が無く、岩礁地帯の上を歩きます。この時は全く問題なかったですが満潮時や海が荒れている時は危ないかもしれません。
苔がヌルヌルして終始、結構滑ります。
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3/24 11:43
苔がヌルヌルして終始、結構滑ります。
渡渉っぽことも行います。海抜0mですが感覚的には山の中を歩いてる感じでした。
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3/24 11:44
渡渉っぽことも行います。海抜0mですが感覚的には山の中を歩いてる感じでした。
飛島最北端到着しました。難路ではないですが結構達成感あります。鳥海山を望みしばし佇みます。
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3/24 11:47
飛島最北端到着しました。難路ではないですが結構達成感あります。鳥海山を望みしばし佇みます。
自転車を置いた場所に戻り南下を開始しますが
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3/24 11:59
自転車を置いた場所に戻り南下を開始しますが
途中、勾配10%オーバーの山道で異変が起きました。「ガクン」と突然、ペダルが鉛の様に重くなります。
…バッテリー切れです。
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3/24 12:06
途中、勾配10%オーバーの山道で異変が起きました。「ガクン」と突然、ペダルが鉛の様に重くなります。
…バッテリー切れです。
斜度に関わらず常時6速、アシストmaxの鬼畜設定にエレクトリック・サンダー号は悲鳴をあげたのです。自転車から降り、登り坂を押して歩きます。
「電動アシストの意味とは?…」
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3/24 12:07
斜度に関わらず常時6速、アシストmaxの鬼畜設定にエレクトリック・サンダー号は悲鳴をあげたのです。自転車から降り、登り坂を押して歩きます。
「電動アシストの意味とは?…」
自転車を借り受け説明を受けた際、バッテリーが満充電ではないことに気付き「大丈夫ですかね?」と係員さんに尋ねると
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3/24 12:15
自転車を借り受け説明を受けた際、バッテリーが満充電ではないことに気付き「大丈夫ですかね?」と係員さんに尋ねると
「大丈夫っすよ、島内1周余裕っすよ」とサムアップも辞さないという笑顔で答えてくれたのを思い出しました。このアバウトなおおらかさ、いかにも島に来たという感じで嫌いじゃないです。
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3/24 12:16
「大丈夫っすよ、島内1周余裕っすよ」とサムアップも辞さないという笑顔で答えてくれたのを思い出しました。このアバウトなおおらかさ、いかにも島に来たという感じで嫌いじゃないです。
とびしまマリンプラザに戻ってきました。エレクトリック・サンダー号を返却。別れを告げます。肝心な登りで役に立たなかったことが自分と重なり親近感を覚えました。
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3/24 12:19
とびしまマリンプラザに戻ってきました。エレクトリック・サンダー号を返却。別れを告げます。肝心な登りで役に立たなかったことが自分と重なり親近感を覚えました。
情緒ある道を南下しいよいよ山形100名山の卒業式の舞台へと向かいます。
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3/24 12:20
情緒ある道を南下しいよいよ山形100名山の卒業式の舞台へと向かいます。
猫がいました。人を見ても全く動じません。「頑張るんだニャァ」
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3/24 12:21
猫がいました。人を見ても全く動じません。「頑張るんだニャァ」
またいました。「毛づくろいだニャァ」
語尾にニャァを付けるとそれっぽい猫語に、ワンをつけると犬語に。この言葉の仕組みは海外でも存在するのでしょうか?
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3/24 12:21
またいました。「毛づくろいだニャァ」
語尾にニャァを付けるとそれっぽい猫語に、ワンをつけると犬語に。この言葉の仕組みは海外でも存在するのでしょうか?
火力発電所手前を右折し登山道に入ります。山頂まで標高差約50m。自分にとってはここが山形100名山の卒業証書を受け取る壇上となります。
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3/24 12:22
火力発電所手前を右折し登山道に入ります。山頂まで標高差約50m。自分にとってはここが山形100名山の卒業証書を受け取る壇上となります。
何の知識も持たぬままほぼ一人で5年かけ山形100名山を巡り、危なかったこと、辛かったこと、楽しかったこと、色々ありましたがその旅もいよいよ終焉の時をを迎えました。
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3/24 12:23
何の知識も持たぬままほぼ一人で5年かけ山形100名山を巡り、危なかったこと、辛かったこと、楽しかったこと、色々ありましたがその旅もいよいよ終焉の時をを迎えました。
ヤマレコには70座を超えた辺りから「自分のログも僅かながらでも誰かの参考になれば」と記録をあげ始めましたがやってみて良かったと思います。
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3/24 12:25
ヤマレコには70座を超えた辺りから「自分のログも僅かながらでも誰かの参考になれば」と記録をあげ始めましたがやってみて良かったと思います。
読ませて頂いたレコで登山には様々な楽しみ方、感じ方があることを知りました。もしもその楽しみ方全てを習得できたのなら
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3/24 12:25
読ませて頂いたレコで登山には様々な楽しみ方、感じ方があることを知りました。もしもその楽しみ方全てを習得できたのなら
自分のキャパでは3合目辺りで登れる喜びで失神して行動不能に陥るかもしれません。
6
3/24 12:26
自分のキャパでは3合目辺りで登れる喜びで失神して行動不能に陥るかもしれません。
初期の頃にあげた大岡山を何度も登った千葉さんの追悼登山をあげた際、ともすればただの目立ちたがり屋と思われるレコに対し行雲流水さんから「胸が熱くなった」とのコメントを頂き
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3/24 12:27
初期の頃にあげた大岡山を何度も登った千葉さんの追悼登山をあげた際、ともすればただの目立ちたがり屋と思われるレコに対し行雲流水さんから「胸が熱くなった」とのコメントを頂き
「世の中にはわかってくれる人がいるのだ」とそれを読んで自分も胸が熱くなったことを今も覚えています。
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3/24 12:29
「世の中にはわかってくれる人がいるのだ」とそれを読んで自分も胸が熱くなったことを今も覚えています。
一等三角点到着。
遂に山形100名山完登しました。
椎名林檎の曲「青春の瞬き」が頭の中で流れ思いに耽った後
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3/24 12:30
一等三角点到着。
遂に山形100名山完登しました。
椎名林檎の曲「青春の瞬き」が頭の中で流れ思いに耽った後
帽子を投げ上げます。
証人も証書もありませんがこの目に焼き付いた瞬間こそが自分にとって確かな卒業の証なのです。
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3/24 12:33
帽子を投げ上げます。
証人も証書もありませんがこの目に焼き付いた瞬間こそが自分にとって確かな卒業の証なのです。
山に登って、登らなければ思うことができなかったこと、感じることができなかったことをたくさん学びました。
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3/24 12:39
山に登って、登らなければ思うことができなかったこと、感じることができなかったことをたくさん学びました。
本当にヘトヘトになって山頂に辿り着きその光景を見た時、日常でのわだかまりや怒りが一切消え、全ての物事を許せるような
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3/24 12:40
本当にヘトヘトになって山頂に辿り着きその光景を見た時、日常でのわだかまりや怒りが一切消え、全ての物事を許せるような
それは偶像崇拝的なものではなく、まるで心の中に小さな神がぽっと現れるような不思議な感覚を覚えたり、自分のような輩にもこんなことを感じることが出来るのかと驚いたりと
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3/24 12:41
それは偶像崇拝的なものではなく、まるで心の中に小さな神がぽっと現れるような不思議な感覚を覚えたり、自分のような輩にもこんなことを感じることが出来るのかと驚いたりと
(勿論、下山するとまた「ただの荒くれ者」に戻ってしまいますが…)
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3/24 12:44
(勿論、下山するとまた「ただの荒くれ者」に戻ってしまいますが…)
山を巡る程、自分が知らなかった自分というものに出会いました。
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3/24 12:45
山を巡る程、自分が知らなかった自分というものに出会いました。
日本100、200名山や未踏のルートに挑まれる方々にとってはとるに足らないものでありますが山形100名山とは自分にとって
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3/24 12:46
日本100、200名山や未踏のルートに挑まれる方々にとってはとるに足らないものでありますが山形100名山とは自分にとって
見果てぬ景色を追い求める旅であったのと同時に
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3/24 12:52
見果てぬ景色を追い求める旅であったのと同時に
まだ自分が知らなかった自分を探し、出会う為の旅だったかと思います。
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3/24 12:55
まだ自分が知らなかった自分を探し、出会う為の旅だったかと思います。
これで山100は終わりましたがこれからもまだその旅は続きます。
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3/24 13:07
これで山100は終わりましたがこれからもまだその旅は続きます。
美しい色彩と燃えるような命に包まれたその世界の中を歩き続けていくのだと思います。
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3/24 13:50
美しい色彩と燃えるような命に包まれたその世界の中を歩き続けていくのだと思います。
これまでのyamano3さんの記録ではやはり千葉さんの追悼登山と釜カツ丼が強く記憶に残っています。これからの続編も楽しみにしています。
行雲流水さんのコメントとご活躍を見てヤマレコも続けることが出来ました。春になったらまた県内を所狭しと疾走し登り続ける行雲流水さんを見ることが出来ればと思います。しかし、20年ぶりに乗りましたが自転車もなかなかいいものですねw
yamano3さんをフォローさせてもらってから、すっかり独特のユーモアあふれる文体のファンです。源氏盛・平家盛で人生への深い洞察が有るかと思えば、エレクトリック・サンダー号でオチをつけるような、読む者を飽きさせないあたりは流石としか言いようがありません。
そして、後半のやま百の回想は深い!帽子の写真では思わず目頭に涙が・・・🥹 で、また最後にもう1回オトすんだもんなぁ😅
やま百は卒業しても、これからも楽しいレコを期待しておりますので、よろしくお願いします😊
かんさんのレコや日記で常に楽しそうに登る姿と物事に対する探究心には刺激と感銘を受けてます。やま100卒業を期にレコはしばらく休業しようと思ってたのですがかんさんにそこまで言われれば続けない訳にはいきませんね。多分、かんさんの前世は猛獣使いのようなものだったと思いますw
帽子の写真、林檎さんbgm、熱いですね!
本人のみぞ知るいろんなモノが詰まってるように見えます
これからも楽しいレコライフを拝見させていただきます
私も山形県にやま百有り!の精神で楽しんでいきたいと思います
no41さんもソロで登ることが多いようでお気を付けを。ソロ登山はリスクも高いですがその時だけは紛れもなく自分が主人公になれるっていうのも魅力のひとつかと思います。
たまに突拍子もない山に出向く(笑)no41さんのレコも楽しみにしております。
最近はbluebluさんのレコの影響で新芽にも着目しながら登る様になりました。小さいながらも生命の息吹がダイナミックに感じられ、何か得した気分になってます。
そして、変わらずの表現力にはいつも楽しませてもらっていマス♪😆
27枚目の写真のコメント。
決して激怒りせず、「嫌いじゃない」で済ますあたり、、ホッコリします。
大変だったでしょうが。。。
コレからも楽しみにしてイマス😊
因みに、、、
今年、ほとんど自転車には乗れてませン。。。(泣)
最近 草さんのレコがなかったので心配しておりました。草さんから脱力系登山(勝手に名付けました)を勉強させてもらってます。やはり心に余裕がないと山はダメですね。
自転車のバッテリー切れは怒るどころか押しながら笑ってましたw
以前、すき家で山かけまぐろたたき丼とシーザーサラダのセットを頼み、山かけが配膳されずに目についたシーザーサラダのドレッシングをまぐろに掛けてしまい食した際は激オコぷんぷん丸で店員さんに抗議しました。
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