焼山北面台地BC(1960mまで)
- GPS
- 07:24
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,447m
- 下り
- 1,483m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
九十九折付近は湿雪でデブリあり。雪崩注意。 アマナ平付近はザラメ 北面台地はフィルムクラスト 下山時は気温も上がり湿雪ストップスノー 午後になると気温が上がり、対岸の壁で全総雪崩が各所に発生し、轟音が鳴り響いていた |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
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感想
前々から行きたいと思っていた北面台地。溶岩流跡の賽の河原が深い溝で怖いと感じていたけど実際に見たことはないし、永遠と続く北面の大地が壮大という話なので行ってみたかった。
5時半集合で6時スタート。駐車場は温泉施設は使えないので路駐となる。九十九折手前まで除雪が入っているのでスタートで歩かなくて良くて楽が出来た。
気温は高くスタートでは5℃くらい。雪は湿雪で重い。雪崩れで埋没したら無理だな。全層雪崩に十分注意しながら高度を上げアマナ平に。雪はザラメっぽくなってきた。
さらに高度を上げるとクリーミーな高松山が見えてきて、ついに焼山、火打が登場。なんという迫力!これが北面台地か。ここまで来た甲斐があった。今日はこんなに天気の良い予報ではなかったけど本当にツイていた。
台地には深い溝の賽の河原。近くで見ると30mくらいはありそうな深さ。100mくらいある?デカすぎて怖い。あまり近寄らないようにしよう。
この辺りまで高度を上げると雪はフィルムクラストになっていて、パリパリ、ハラハラと気持の良い音を立てて割れる。雪も締まっていて歩きやすい。
淡々と歩いていると、対岸の高松山から大きな声が聞こえる。パーティー内での話し声にしては大きすぎる。何か起きたのかと思い、遠目で確認すると有り得ないところに人の影がある。滑落か?しばらく眺めていても動かないが、パーティとのやりとりはあるのでこちらが救助要請をするまでもない。電波も通じる場所だ。
気になって仕方がないので振り返りながら登っていると、少しずつ人影は動いている。それにしても山頂直下から滑落したとなると500mは転がっている。良く動けるものだ。
1時間くらいでその人影はルートである尾根に出られたのでホッと一安心。それまで危険な雪崩地帯にずっといたので心配だった。
スタートも登頂を意識した時間ではなかったし、陽があがると気温も高く雪崩のリスクも高まるので、2000m付近で滑走開始。
フィルムクラストを期待していたが、雪はクリーミーな柔らかさでやや重く湿雪になっていた。それでも斜度のある上部は気持ちよく滑走でき、一気にアマナ平まで。雨水の縦溝が滑りにくく、徐々に雪も重くなり、ストップスノーに変わって行った。
水平移動では板が滑らないので歩くことが多く、日差しが強くて熱中症になりそうなくらいで登りよりもバテバテ。林道からは風を切って涼しくなったところでゴール。滑落したパーティーと九十九折で合流して色々話を聞かせてもらった。先頭がスノーシュー、2番手が12本爪アイゼンで、トレースを追って歩いていたところ、雪庇を踏み抜いて滑落してしまったとのこと。3番手を巻き込まなくて良かったし、何より無傷だとうのが奇跡的だ。気温が高く、雪が柔らかかったから助かったと言っていた。気になっていた事故の安否も確認出来て良かった。安全登山に努めましょう。
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