東京都東部から浜松の奥地までは、とても遠い。静岡だけでも東西に長い。高速を降りてからも北上する下道が長い。
静岡のSAで目覚ましコーヒーを摂って、運転をがんばる。
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3/30 5:19
東京都東部から浜松の奥地までは、とても遠い。静岡だけでも東西に長い。高速を降りてからも北上する下道が長い。
静岡のSAで目覚ましコーヒーを摂って、運転をがんばる。
下道を60km
ようやく青崩林道に入る
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3/30 7:38
下道を60km
ようやく青崩林道に入る
ところが、目的地である青崩峠駐車場へは車で辿り着けず。
仕方なく、この案内板が立つ路肩から登山スタート。
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3/30 8:09
ところが、目的地である青崩峠駐車場へは車で辿り着けず。
仕方なく、この案内板が立つ路肩から登山スタート。
林道は渡渉状態。ジャブジャブ水が流れる。昨日、一昨日のまとまった雨で被害を受けてしまったか?
砂利、泥、落石だけでも、とても運転する気になれない。
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3/30 8:13
林道は渡渉状態。ジャブジャブ水が流れる。昨日、一昨日のまとまった雨で被害を受けてしまったか?
砂利、泥、落石だけでも、とても運転する気になれない。
さらにはアスファルト自体にダメージも。こりゃダメだ。
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3/30 8:15
さらにはアスファルト自体にダメージも。こりゃダメだ。
さて、ほんらいのスタート地点に着いた。
青崩峠古道とある。
秋葉街道、信州街道、塩の道など、さまざまに呼称される古道だが、そのうちの峠越え区間をしめす呼び方だろうか。
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3/30 8:21
さて、ほんらいのスタート地点に着いた。
青崩峠古道とある。
秋葉街道、信州街道、塩の道など、さまざまに呼称される古道だが、そのうちの峠越え区間をしめす呼び方だろうか。
熊野古道みたいな石畳が、いちぶ整備されている
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3/30 8:23
熊野古道みたいな石畳が、いちぶ整備されている
しっかりした石垣
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3/30 8:24
しっかりした石垣
しょっぱなから面白い山だ。個人的にテンションが上がる趣向。
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3/30 8:26
しょっぱなから面白い山だ。個人的にテンションが上がる趣向。
林道崩壊のことをもう忘れたかのように、かなり楽しくなってる。いい山、いい登山に来た感触。
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3/30 8:28
林道崩壊のことをもう忘れたかのように、かなり楽しくなってる。いい山、いい登山に来た感触。
生々しい歴史エピソード文に、ドン引き。
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3/30 8:32
生々しい歴史エピソード文に、ドン引き。
盗賊、許すまじ
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3/30 8:33
盗賊、許すまじ
いかにも茶屋跡地の遺構らしい石垣
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3/30 8:34
いかにも茶屋跡地の遺構らしい石垣
古道あるある。中世や近世からの歴史ある古道であろうと、のちに林業作業道や電力会社巡視路も兼ねられたりするわけで、昭和期の忘れ物を目にすることも少なくないのだ。
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3/30 8:38
古道あるある。中世や近世からの歴史ある古道であろうと、のちに林業作業道や電力会社巡視路も兼ねられたりするわけで、昭和期の忘れ物を目にすることも少なくないのだ。
知る人ぞ知る名所。青崩峠に着いた。
中央構造線のど真ん中であるらしく、破砕帯である。トンネル工事を断念させてきた悪名高い地だが、最近ついに土木技術の成果で貫通成功した。難関突破の記念石が誇らしげに展示されている。
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3/30 8:39
知る人ぞ知る名所。青崩峠に着いた。
中央構造線のど真ん中であるらしく、破砕帯である。トンネル工事を断念させてきた悪名高い地だが、最近ついに土木技術の成果で貫通成功した。難関突破の記念石が誇らしげに展示されている。
海の幸山の幸を運ぶ交易があり、塩の道とも呼ばれた。武田信玄が南部侵攻のため歩いた伝承があった。信仰と参拝のための巡礼路でもあったし、近代には少女たちが女工になるために歩いた。
生活の道である古道だった。
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3/30 8:40
海の幸山の幸を運ぶ交易があり、塩の道とも呼ばれた。武田信玄が南部侵攻のため歩いた伝承があった。信仰と参拝のための巡礼路でもあったし、近代には少女たちが女工になるために歩いた。
生活の道である古道だった。
峠から青崩の頭までの区間は、急登がある。小石混じりのザラザラした足場もあるから、落ち着いたスピードで歩く。
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3/30 8:46
峠から青崩の頭までの区間は、急登がある。小石混じりのザラザラした足場もあるから、落ち着いたスピードで歩く。
尾根から崩落地を見下ろす
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3/30 8:49
尾根から崩落地を見下ろす
信州、天龍村方面へ谷が伸びている
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3/30 8:49
信州、天龍村方面へ谷が伸びている
階段や柵で整備してくれているところも、けっこうあるから案ずるより産むが易しな山だとも思う。
ただし柵は土台の地面が崩れて傾いている。
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3/30 8:55
階段や柵で整備してくれているところも、けっこうあるから案ずるより産むが易しな山だとも思う。
ただし柵は土台の地面が崩れて傾いている。
ちょっと落ちたらマズいポイントには、ロープがある
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3/30 9:01
ちょっと落ちたらマズいポイントには、ロープがある
急登だが落ち着いたトレイルになってきたかな
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3/30 9:10
急登だが落ち着いたトレイルになってきたかな
穏やかになる。今日は暖かく、木漏れ日の道だ。
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3/30 9:17
穏やかになる。今日は暖かく、木漏れ日の道だ。
青崩の頭に登頂
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3/30 9:20
青崩の頭に登頂
深南部の山々が見えた。今日は黄砂が多く流れこみ、霞んで見える。
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3/30 9:31
深南部の山々が見えた。今日は黄砂が多く流れこみ、霞んで見える。
青崩の頭から前熊伏山までの区間は、特筆すべき点はなさそう。普通の登山道が多い。
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3/30 9:47
青崩の頭から前熊伏山までの区間は、特筆すべき点はなさそう。普通の登山道が多い。
前熊伏山。
雪はすっかり消え去った。
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3/30 9:48
前熊伏山。
雪はすっかり消え去った。
前熊伏山から熊伏山山頂までは、わずかなアップダウンだけで済む、穏やかな稜線。
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3/30 9:55
前熊伏山から熊伏山山頂までは、わずかなアップダウンだけで済む、穏やかな稜線。
熊伏山に登頂
信州百81座目
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3/30 10:07
熊伏山に登頂
信州百81座目
信州側への登山道に誘われている
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3/30 10:17
信州側への登山道に誘われている
黒法師山をはじめとする深南部の山々のようだ。山名がわからない。
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3/30 10:19
黒法師山をはじめとする深南部の山々のようだ。山名がわからない。
ヤマノススメ!
さて、下山開始するか。次なる愉しみが待っている。
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3/30 10:24
ヤマノススメ!
さて、下山開始するか。次なる愉しみが待っている。
下山中にハンモック休憩をはさむのが、今回の熊伏山登山計画のポイントのひとつ!
古道を愛で、信州百名山を稼ぎ、ハンモックで気分良くだらける。贅沢な日帰りハイクだ。
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3/30 11:09
下山中にハンモック休憩をはさむのが、今回の熊伏山登山計画のポイントのひとつ!
古道を愛で、信州百名山を稼ぎ、ハンモックで気分良くだらける。贅沢な日帰りハイクだ。
暖かい日、ハンモック日和だ
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3/30 11:10
暖かい日、ハンモック日和だ
尾根下の棚部が良いハンモックポイントになっていた。今日の風向き対策もバッチリで、遮ってくれる地形。しかも陽当たり良好物件。
1
3/30 11:13
尾根下の棚部が良いハンモックポイントになっていた。今日の風向き対策もバッチリで、遮ってくれる地形。しかも陽当たり良好物件。
メーカーへの特注により、短めサイズにカットしたハンモック。サスペンションも軽く、樹皮ダメージを気にしない帯タイプ。荷物にならず、ササッと設営、サクッと撤収できる。
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3/30 11:15
メーカーへの特注により、短めサイズにカットしたハンモック。サスペンションも軽く、樹皮ダメージを気にしない帯タイプ。荷物にならず、ササッと設営、サクッと撤収できる。
チェアにしたり、ベッドにしたり。
いやあ暖かい青空の日だ。
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3/30 11:24
チェアにしたり、ベッドにしたり。
いやあ暖かい青空の日だ。
さてさて小休止を終え、青崩峠へ戻る。崩落地あたりに展望スポットがあり、アルプスなどが見渡せた。
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3/30 11:40
さてさて小休止を終え、青崩峠へ戻る。崩落地あたりに展望スポットがあり、アルプスなどが見渡せた。
右のキレイな三角が聖岳。その左に赤石など。さらに左が塩見岳だろうか。
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3/30 11:40
右のキレイな三角が聖岳。その左に赤石など。さらに左が塩見岳だろうか。
左側が池口岳などの山塊。右側が光岳あたり。
池口は、できれば今年中に登ってみたい山だ。
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3/30 11:41
左側が池口岳などの山塊。右側が光岳あたり。
池口は、できれば今年中に登ってみたい山だ。
また深南部の山々。黒法師山以外はほんと知りません。
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3/30 11:42
また深南部の山々。黒法師山以外はほんと知りません。
下山のザラザラ急斜面ロープ場は、特に慎重に。
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3/30 11:46
下山のザラザラ急斜面ロープ場は、特に慎重に。
青崩峠あたりを見下ろせる場所に来た
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3/30 11:57
青崩峠あたりを見下ろせる場所に来た
往路と同じような写真であるが、土木工事マニアが大好きな信州側の道路開発ポイント。
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3/30 12:04
往路と同じような写真であるが、土木工事マニアが大好きな信州側の道路開発ポイント。
人工物あり。南信と浜松天竜地区とを往来できる、新ルートができる日は近いのか。
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3/30 12:04
人工物あり。南信と浜松天竜地区とを往来できる、新ルートができる日は近いのか。
あらためて青崩峠にて、歴史を見聞する時間を割いてみた。この解説板も一読の価値がある。
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3/30 12:07
あらためて青崩峠にて、歴史を見聞する時間を割いてみた。この解説板も一読の価値がある。
この峠と古道に関する、明治期のエピソードが伝えられている。
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3/30 12:07
この峠と古道に関する、明治期のエピソードが伝えられている。
解説に詳述されている、漢詩文碑。欠けと表面風化とで、あまり読めないのだが、そのぶん時代を感じる史跡だ。
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3/30 12:09
解説に詳述されている、漢詩文碑。欠けと表面風化とで、あまり読めないのだが、そのぶん時代を感じる史跡だ。
フォーマルないでたちの山の民、といったコーデの紳士たち。このうちのどちらかが、明治25年の漢詩文碑建立にかかわった、信州の教育者ということかな。
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3/30 12:11
フォーマルないでたちの山の民、といったコーデの紳士たち。このうちのどちらかが、明治25年の漢詩文碑建立にかかわった、信州の教育者ということかな。
この解説が、いちばん古道の紹介文として簡潔で、助かる。
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3/30 12:16
この解説が、いちばん古道の紹介文として簡潔で、助かる。
青崩峠の石仏
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3/30 12:17
青崩峠の石仏
この道は兵越峠に通じているらしい。昔の女たちは、こういう道を徒歩によって嫁入りしたりしたんだよな。
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3/30 12:19
この道は兵越峠に通じているらしい。昔の女たちは、こういう道を徒歩によって嫁入りしたりしたんだよな。
古道ロマン再び
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3/30 12:24
古道ロマン再び
ヒルの起きだす前に来れてよかった
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3/30 12:27
ヒルの起きだす前に来れてよかった
林道崩落、再び。
いやいや損傷しちゃったな、どうすんのコレ?
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3/30 12:29
林道崩落、再び。
いやいや損傷しちゃったな、どうすんのコレ?
土砂だけでもスタックしそう
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3/30 12:32
土砂だけでもスタックしそう
ここも崩落
というわけでプラス1kmほど歩いて下山
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3/30 12:34
ここも崩落
というわけでプラス1kmほど歩いて下山
下山後、桜咲く秋葉ダムの近くにある日帰り温泉で汗を流した。今日はすこし暑いぐらいだった。
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3/30 13:58
下山後、桜咲く秋葉ダムの近くにある日帰り温泉で汗を流した。今日はすこし暑いぐらいだった。
初のさわやか。浜北店。待ち時間1時間ぐらい。マシな方か。
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3/30 15:40
初のさわやか。浜北店。待ち時間1時間ぐらい。マシな方か。
初ジュージュー
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3/30 17:04
初ジュージュー
さわやか、という店名に偽りなしのフレッシュミートだった!
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3/30 17:09
さわやか、という店名に偽りなしのフレッシュミートだった!
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