ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6601955
全員に公開
ハイキング
葛城高原・二上山

岩橋山(前回に引き続きバリエーションルートを登高、地図にないルートを下降)

2024年03月30日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 大阪府 奈良県
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:16
距離
7.7km
登り
568m
下り
607m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:16
休憩
0:00
合計
7:16
距離 7.7km 登り 568m 下り 607m
9:19
265
スタート地点
13:44
171
16:35
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路は道の駅かつらぎ発ですが、電車の駅からは離れておりますので、コミュニティバスを利用する必要があります。本数が少ないので注意してください。
コース状況/
危険箇所等
登高路、下山路ともに通常のルートではありません(登高路は地形図では破線路が記載されていますが、ほぼ消滅しています。下山路は破線路ですらなく、日常的に歩かれているルートではないと思われます)。登高路、下山路ともに、かなりのヤブ道のうえ多少の危険を伴いますから、私のようなモノ好きには面白いが、ヤマレコをご覧になっている善男善女の皆様には無縁なルートです。
それでも怖い物見たさ(?)であえて立ち入る場合は、斜面でスリップしない、倒木の上に立てるという利点がありますから、スパイク靴・足袋、チェーンアイゼンなどを使用することを勧めます。私は今回スパイク足袋を使用しましたが、舗装路面用のスニーカーから履き替える手間があるものの、大変有用でした。特に、今回の写真にはありませんが、前回の写真にありますとおり、伏越集落を通過している林道を経て破線道に入ってから葛下川の上流に着水するまでの間に、路面が崩落している個所がありますので、スパイクがある履き物でないとちょっと怖いです。
今回は、道の駅側からアプローチしましたので、破線路の入口を見落としたりしましたが(その入口は、ただの斜めの踏み跡のため、かなり分りにくい)、何とか破線路を辿って沢の分岐点に到着しました。前回は見送った左俣の沢(本流、地図には破線路あり)を遡行するのが目的ですが、分岐点に小さな滝(3メートルくらい)があります。その脇の斜面(中央稜の末端)は写真で見ると容易に登れそうに見えますが、実際には崩れていて意外に急傾斜のうえ、倒木が邪魔をしています。仕方がないから、滝を直登しようか(技術的には全く難しくはないが、濡れます)と思っていたのですが・・・、
2024年03月30日 11:52撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 11:52
今回は、道の駅側からアプローチしましたので、破線路の入口を見落としたりしましたが(その入口は、ただの斜めの踏み跡のため、かなり分りにくい)、何とか破線路を辿って沢の分岐点に到着しました。前回は見送った左俣の沢(本流、地図には破線路あり)を遡行するのが目的ですが、分岐点に小さな滝(3メートルくらい)があります。その脇の斜面(中央稜の末端)は写真で見ると容易に登れそうに見えますが、実際には崩れていて意外に急傾斜のうえ、倒木が邪魔をしています。仕方がないから、滝を直登しようか(技術的には全く難しくはないが、濡れます)と思っていたのですが・・・、
右俣の涸れ沢をごく僅かに登ったところに中央稜を乗り越えて左俣の沢に入る踏み跡がありました(前回はこの踏み跡を辿って左俣の沢に入れることに気が付きませんでした)。この踏み跡は、もしかしたら地図にある破線路の一部でしょうか。
2024年03月30日 12:12撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 12:12
右俣の涸れ沢をごく僅かに登ったところに中央稜を乗り越えて左俣の沢に入る踏み跡がありました(前回はこの踏み跡を辿って左俣の沢に入れることに気が付きませんでした)。この踏み跡は、もしかしたら地図にある破線路の一部でしょうか。
その踏み跡から左俣の谷に入ります。沢の分岐点にある小滝の上流にはしばらく緩やかなナメ滝がありますが、さらに上になるとこんな谷です。水はチョロチョロですが、地図にある沢沿いの破線路らしいものは見当たりません。
2024年03月30日 12:14撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 12:14
その踏み跡から左俣の谷に入ります。沢の分岐点にある小滝の上流にはしばらく緩やかなナメ滝がありますが、さらに上になるとこんな谷です。水はチョロチョロですが、地図にある沢沿いの破線路らしいものは見当たりません。
この谷をさらに遡りますと、たまにルートの痕跡らしいものが出てきますが、その先で崩壊していたり、倒木で塞がれたりしています。そのため、結局倒木だらけの沢の中を歩くのとあまり変わりませんので、なかなか進みません。
2024年03月30日 12:42撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 12:42
この谷をさらに遡りますと、たまにルートの痕跡らしいものが出てきますが、その先で崩壊していたり、倒木で塞がれたりしています。そのため、結局倒木だらけの沢の中を歩くのとあまり変わりませんので、なかなか進みません。
この左俣の沢は、さらに上流で同じくらいの大きさの左右の沢に分岐しています。地形図で破線路があるのは右俣(写真では、最も手前にある倒木があるあたりを右折する)ですが、写真正面に見える左俣を行っても、倒木多数ながら稜線に到達しそうではあります。
2024年03月30日 13:06撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 13:06
この左俣の沢は、さらに上流で同じくらいの大きさの左右の沢に分岐しています。地形図で破線路があるのは右俣(写真では、最も手前にある倒木があるあたりを右折する)ですが、写真正面に見える左俣を行っても、倒木多数ながら稜線に到達しそうではあります。
地形図に従って右俣を行きますと、すぐに沢の水は涸れ、沢は次第に浅くなって、僅かに凹んだだけの地形になっていきますが、傾斜はそれなりにあります。
2024年03月30日 13:18撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 13:18
地形図に従って右俣を行きますと、すぐに沢の水は涸れ、沢は次第に浅くなって、僅かに凹んだだけの地形になっていきますが、傾斜はそれなりにあります。
登り付いた台地から下を眺めたところ。これまで登ってきた斜面(地形図の破線路がある沢)はかなりの傾斜であったことが分ります。ところで、ダイトレが通っている主稜線にはこの台地からさらに20〜30メートル登らなければなりませんが、観察したところ、これまでと同じような植林地の斜面が続いているだけなので登りませんでした。
2024年03月30日 13:25撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 13:25
登り付いた台地から下を眺めたところ。これまで登ってきた斜面(地形図の破線路がある沢)はかなりの傾斜であったことが分ります。ところで、ダイトレが通っている主稜線にはこの台地からさらに20〜30メートル登らなければなりませんが、観察したところ、これまでと同じような植林地の斜面が続いているだけなので登りませんでした。
そこから少し移動しますと、このあたりが前回登り着いたところ。前回の記録は、https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6560670.html
のとおりです。
2024年03月30日 13:28撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 13:28
そこから少し移動しますと、このあたりが前回登り着いたところ。前回の記録は、https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6560670.html
のとおりです。
さらに移動しますと、このあたりが本日の第2目標の尾根の降り口。ここから尾根を下ったときの記録は、https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4370721.html
にあります。今から思うと、そのときはえらく怖い物知らずでしたが、今日も蛮勇をふるって(?)、この尾根を下ります。
2024年03月30日 13:43撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 13:43
さらに移動しますと、このあたりが本日の第2目標の尾根の降り口。ここから尾根を下ったときの記録は、https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4370721.html
にあります。今から思うと、そのときはえらく怖い物知らずでしたが、今日も蛮勇をふるって(?)、この尾根を下ります。
この尾根は、このあたりで左右に分かれています。地形図で破線路があるのは右側(写真の右手側)ですが、本日は破線路が描かれていない左側の尾根(写真の左奥方向)を下ってみます。この写真では台地状の向こう側が急激に落ち込んでいることから窺われますとおり、かなりの急傾斜です。
2024年03月30日 14:03撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 14:03
この尾根は、このあたりで左右に分かれています。地形図で破線路があるのは右側(写真の右手側)ですが、本日は破線路が描かれていない左側の尾根(写真の左奥方向)を下ってみます。この写真では台地状の向こう側が急激に落ち込んでいることから窺われますとおり、かなりの急傾斜です。
林業用の目印がありますから、全く誰も歩いていないというわけではなさそうです。写真では一見ルートがあるように見えますが、この先で消えています。
2024年03月30日 14:07撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 14:07
林業用の目印がありますから、全く誰も歩いていないというわけではなさそうです。写真では一見ルートがあるように見えますが、この先で消えています。
このような急傾斜。写真では踏み跡があるように見えますが、単に水が流れた跡で、すぐ先で消えています。
2024年03月30日 14:27撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 14:27
このような急傾斜。写真では踏み跡があるように見えますが、単に水が流れた跡で、すぐ先で消えています。
この急傾斜の尾根も、半ばを過ぎますと、やや傾斜が緩やかになりました。このあたりは、下生えもありませんので、落ち葉でスリップすることにさえ注意すればふつうに歩けます。
2024年03月30日 14:31撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 14:31
この急傾斜の尾根も、半ばを過ぎますと、やや傾斜が緩やかになりました。このあたりは、下生えもありませんので、落ち葉でスリップすることにさえ注意すればふつうに歩けます。
降りていくと、雑木の疎林を抜け、再び植林地に出ます(疎林になったあたりでは地形がやや複雑なので、GPSで現在地をきちんと把握する必要があります)。このあたりでは傾斜はかなり緩やかです。植林の先に伏越方面の林道が見えました。葛下川の水音も聞こえてきます。
2024年03月30日 15:06撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 15:06
降りていくと、雑木の疎林を抜け、再び植林地に出ます(疎林になったあたりでは地形がやや複雑なので、GPSで現在地をきちんと把握する必要があります)。このあたりでは傾斜はかなり緩やかです。植林の先に伏越方面の林道が見えました。葛下川の水音も聞こえてきます。
植林地内の作業道を辿りますと、葛下川の沢から2、3メートル上がったところにある台地に到達しました。イノシシ用と思われる罠が仕掛けられています。
2024年03月30日 15:17撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 15:17
植林地内の作業道を辿りますと、葛下川の沢から2、3メートル上がったところにある台地に到達しました。イノシシ用と思われる罠が仕掛けられています。
その台地の縁から急傾斜の斜面を無理矢理降って林道に出ました(かすかな踏み跡があります)。林道に出てからよくよく観察すると、ほんの少し葛下川を上流側に移動した位置には、台地に上がるちゃんとした作業道がありました。
2024年03月30日 15:33撮影 by  A104SH, SHARP
3/30 15:33
その台地の縁から急傾斜の斜面を無理矢理降って林道に出ました(かすかな踏み跡があります)。林道に出てからよくよく観察すると、ほんの少し葛下川を上流側に移動した位置には、台地に上がるちゃんとした作業道がありました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル ストック カメラ スパイク足袋 ロープ(5メートル)

感想

 前回ヒドい目に遭ったのに懲りず、またまた同じようなルートを登ってしまいました。今回は、前回登らなかった沢の本流がどうしても気になったのです。で、行ってきましたら、(予想されたことでしたが)倒木多数のうえ、道の崩壊どころか消滅している個所も少なからずあるという、なかなか(私にとっては)面白いルートでした。客観的に見れば、控え目に言ってもヒドい道ではありますが、上部が開けた地形なので閉塞感がなく、なかなか面白く歩けました。
 今回の目的はもう一つあって、ずっと前に下ったことがある、地形図に破線ルートが記載されている尾根の、途中から枝分かれしているもう一つの尾根を下ることです。前に行ったとき、その枝分かれしている尾根にもルートがありそうな感じがしていたからです。
 で、行ってみましたら、林業用のピンクテープ目印、国調杭、筆界杭、測量杭、目印用のプラ板などが豊富に発見できました。ですから、地図には破線路も何も記載されてはおりませんが、確かに通行はされているようです。ただ、踏み跡らしいものは見当たらず、急傾斜の尾根を、降りやすそうな斜面を辿りながら(掴まる立木がないときはストックとロープを頼りに)降りました。
 今回は上り下りとも、モノ好きな私としては大変面白かったですが、ちょっと人にお薦めできるルートではありません。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:117人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら