静岡・千頭国有林：番外編 古跡再探索

2024年03月31日(日) [日帰り]

• GPS: 09:35
• 距離: 30.7km
• 登り: 3,196m
• 下り: 3,197m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:36
• 休憩: 0:57
• 合計: 9:33

距離 30.7km 登り 3,196m 下り 3,197m

7:23 沢口山(日向山コース)登山口
7:31 飛竜橋
7:33 尾崎坂展望台
8:08 千頭ダム
8:26 8:31 天地第一吊橋
9:12 9:14 天地のコル
12:13 12:58 天地第三吊橋
15:19 天地のコル
15:52 15:55 天地第一吊橋
16:13 16:14 千頭ダム
16:47 尾崎坂展望台
16:48 飛竜橋
16:55 16:56 寸又峡温泉
16:56 ゴール地点

天候

晴れ後曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

3/31 6:29

寝坊したのでゆるりと寄り道…
はなのき展望休憩所でお近くの集落の猟犬らしき♂♀が寄ってきたので、パンをあげる(´・ω・)つ🍞
🐶まっしぐらだった

3/31 6:29

太陽が🌞見ていた…

3/31 6:29

∪・ω・∪

3/31 7:20

日も高くなってのんびりスタート🐌💭

3/31 8:11

千頭ダムから

3/31 8:26

天地吊橋へ…

3/31 9:13

天地のコルから上西河内へ最短下降路
尚、コルから続く破線道は一部を残し消滅している模様だ

3/31 9:46

………道は覚えていたが、滑ったら10m位滑落する恐ろしげな踏み跡から上西河内へ着地…😱
二度とここには来たくなくなった😨

3/31 9:55

平水時は飛び石渡渉でおkらしいが、大雨☔直後は甘くなかった…😩

3/31 10:07

沢靴持ってきてたので無問題だが、履き替えに手間食う💦

3/31 10:16

急な細尾根だが、取り付いてしまえばそう悪い所は無い

3/31 10:30

献剣だ…
本日の目的の1つはここの集落跡(江戸の頃か)の墓石を見つける事だったのだが、ここの記録を調べても墓石は見つかってなかった…🤔
H18年に谷田部氏が見つけていたが、それ以降、10数年経てば埋もれたか、釣り人や登山者に遊び半分で落とされたか、何処にも見つからなかった…💩

3/31 10:31

墓石か？なんて掘り起こしてもただの石だった…

3/31 10:42

小さな平場に誂えたような石積だな…

3/31 10:43

住居跡か畑跡か、小広い平地1段目

3/31 10:44

熊檻あったんだな…
60年以上前のものだ🐻

3/31 10:49

2段目

3/31 10:50

3段目…何もないんだなこれが…

3/31 10:51

と思ったら、炭焼き窯跡だなこれ…

3/31 10:51

ここも…

3/31 10:55

4段目

3/31 11:01

結局墓石は見つからなかった…取り敢えず諦めは付いた😥

3/31 11:02

上西第2造林宿舎だったかな？…
ここの平地はかなり広いな

3/31 11:02

どんどん自然に還っていってる😲

3/31 11:02

平成初頭なら管内の大概の宿舎はしっかり使えたのだろうが、今となっては遅きに失したな…

3/31 11:03

隅にちょっとだけ石積が…
ここにも昔住居があったんだろうか？

3/31 11:04

昭和中期の掘っ立て小屋にしては形が残っている方なので、製品事業時代の後の造林事業時代にも使われていたんだろう

3/31 11:04

こういう設備更新の跡が見られるのが証拠だろう…

3/31 11:10

黒ポリ管を追って水源を目指そうとしたがヤバめな感じになったので尻尾を巻く

3/31 11:13

宿舎上段もかなり広い平場がある

3/31 11:14

集落の最上段に長の住居があったと思うので、畑地と住居跡を地ならしして宿舎を作ったのかも知れない…多分きっとmaybe🤔

3/31 11:16

集落の上方、旧軌道敷下方にある当時の御神木（だと思う）
…半世紀前は稚樹だったのかも知れんが、植林帯の中に敢えて1本残っているのは意味があるのだろう…

3/31 11:17

残念ながら献剣も石仏も見当たらない…

3/31 11:17

事業時代にも山ノ神として祀っていたと思う…多分きっとmaybe

3/31 11:18

ぐるり根本周辺を探してみたが、何も無し…

3/31 11:20

上西第1軌道だった跡の巡視路を歩いてみる…😤😤

3/31 11:21

軌道跡ならせめて1m程度のバンドがあるんだが、半世紀以上経てば御覧の有様だ…

3/31 11:23

そして直ぐに御覧の有様だ😨
もう笑うしかない…これはまた派手に崩れたものだ😅
伐採する→伐根する→保水力無くなる→崩れる、の見事なコンボの結果か？
当時は皆伐が基本だからだろうか？…それとも南アルプスの特性で隆起変動しており、伐採が崩れに拍車をかけた？🤔

3/31 11:23

軌条が転がっとる…

3/31 11:30

そんな訳で、天地索道上盤台跡地まで来た

3/31 11:30

当時は下盤台まで見えたそうだが😲

3/31 11:31

上西河内での事業終了時、索道を動かしていた木曽型集材機はこの上方の巨大なコンクリート架台に放置されていたのだが、国内に残っていた数少ない集材機と言う事で、逆河内の林道が開通するとそちらから架線して回収されたという話だ🤔😲

3/31 11:33

60数年前、ここには丸太で組まれた大掛かりな作業盤台があり、上西河内の奥深くから木馬、架線、2つの作業軌道、インクラインを経て運ばれてきた伐材を下へ降ろしていた…のも今は昔の静かな山中のお話だ…谷田部英雄氏の著書「賛歌 千頭森林鉄道」に当時の写真が掲載されていたが、今昔の違いに愕然とする…😨

3/31 11:36

東尾根を下る…😤

3/31 11:53

ふぐりっ！😳

3/31 12:05

踏み跡も薄く、下り口が尾根から外れるので、通信ケーブルを追うのが正解の様だ…

3/31 12:11

こちらは天地第3吊橋跡
千頭ダムが出来た当時は今よりもっと河床が低く、ここも無想吊橋レベルの高所だったらしい😨

3/31 12:14

主塔跡から左後方を見ると、あちらにも吊橋の跡が…😲
初期の吊り橋は主索が1本の三角形断面の吊り橋で、歩く度にとんでもなく揺れ、傘がさせない形状だったそうだ😂
どうも左後方の方が初期の吊り橋だったのではないかな？

3/31 12:16

主塔跡から下流下方にあるガレルンゼが非常時の昇降路のようだ…
幸いにもトラロープの残骸がある🤩

3/31 12:17

見上げれば天地索道
そして、逆河内の水も増し増しだ…😨

3/31 12:17

正しい？渡渉場所は上西、逆河内出合下流対岸にあるのだが、この水量は…😰
股まで浸かりそうな上に濁っていて安全に渡渉できるポイントが見分けがつかん…沢靴あるから覚悟決めれば良いだけだが…

3/31 12:18

天地第3吊橋直下…

3/31 12:26

下りてきた非常用登降路と同様に対岸にもある筈なんだが…折角早い時間にここに来たので検証してみるか！🧐

3/31 12:27

とは言え、いざ近寄って見ると、そんなイージーに登れそうな所なんて無かった…
とりま、取付けそうな候補地A🤔

3/31 12:28

…なんか獣道付いてそうだ…行けるか？

3/31 12:29

なにやら幕営？の痕跡にも見えるが？

3/31 12:31

吊橋直下の取り付き候補地B…

3/31 12:31

なんか……

3/31 12:31

行けるんじゃないか？なルートが見えなくもなくなくない？🤔

3/31 12:46

Bに取り付いて、番線があった…正解だぞ！

3/31 12:51

………が、使われた頃から何年経ったと思ってるんだ…登るにつれて道が覚束なくなり、道っぽい所もザレて滑ったら命が無いような所なので、躱せる方へ逃げる度に引き返せない程ヤバい所に入り込む…😱😨😭
これもう意地でも登りきらないと死ぬ流れだ…

3/31 12:55

河床は随分下に見えるようになった…体感勾配は60°を越えている…実際滑ったら死ぬルート😱
人それを「進退窮まる」という…

3/31 12:57

命からがら這い上がった…😩😵

3/31 12:59

吊橋対岸

3/31 12:59

こちらも主塔は残っていない…ここに来た人間なんて何年ぶりになるのだろうか？…と言うか、本来の登降路が分からず仕舞いだった😰

3/31 13:00

奥の少し下方には初代と思われる吊橋の残滓が😲

3/31 13:00

当時はいちいち天地のコルを経由せずとも第2吊橋→第3吊橋を渡って不動岳東尾根に取付けた筈だが、今となっては尾根に取り付くにも一苦労だ…😩

3/31 13:02

第2吊橋へ続くトラバース道を辿る

3/31 13:04

この固くて滑りやすいザレのトラバースの先に釣り師が付けたらしい現在の登降路がある…この先の行き止まりの切り通しが索道との交差点であり、第2吊橋への降り口になっている😨

3/31 13:12

ザレをトラバースするのも嫌なので、良さげな斜面を登りあげて、正規？ルートに乗る

3/31 13:20

そこから切り通しへ下りる…第2吊橋へはかなり危ないトラバースらしい…Fujiyoshi氏と言う方の記録ではかなり肝を冷やしたそうだ…自分的に戦略的価値が無いので遠慮しておく…

3/31 13:25

折角なので、802P(「小野」と言うらしい)へ再登ってみる…何も無いと思うが、何か遺構や墓石とか無いかな🤔

3/31 13:29

流石にここら辺は釣り師も登山者も全く用がない場所なので、道の名残はあれど、かなり薮っぽい…😩

3/31 13:30

不意に右手下方が開けた…嘗て苗畑だった場所だと聞いたが…🤔

3/31 13:33

ピークには何も無い…本当に何も無い…残念😭

3/31 13:39

折角なんで、このまま尾根を下って寸又川まで行けるか試してみる

3/31 13:43

案の定、最後は侵食で尾根が削られて無理っぽい…いや、無理すれば降りられるが意味が無いからやらない😫

3/31 14:52

来た道戻って

3/31 14:55

ひーこら急坂をよじ登る…
この辺りは道の痕跡が薄く、正解ルートが読めない🤮

3/31 14:59

さて、やって来たのは天地平…
明治の頃には既に人は住んでいなかったが、それ以前にはここに2軒程住居があったらしい😲

3/31 15:00

住居か畑があってもおかしくない位の平地だが、致命的な問題が…ここ、水が無いんだよな…水を汲んでくるにしても、天地のコルから何処かの沢に下りなければならないだろうし、寧ろよくこんな所に一時でも住んでいたなと思う…😣

3/31 15:03

天地平をあちこちうろつく…😲

3/31 15:04

炭焼きの跡だな…畑じゃなくて炭焼きならここにあったのは住居と言うより炭焼き小屋なのか？🤔

3/31 15:05

シンボリックな樹もあるが特に何も無かった😥

3/31 15:06

尚もうろつくが…

3/31 15:07

陶器の欠片すら見当たらない…

3/31 15:08

無縁仏の墓石やらがあったらしいが、事業時に全て片付けられたそうだ😫…残念

3/31 15:08

唯一の人工物…収穫はこれだけ！
まぁ、仕方がない…😭

3/31 15:18

天地のコルへ戻った

3/31 15:18

ここに祠があったなんて、その内誰も信じなくなるだろう…

3/31 15:18

落ちた枝が凄いことになってる…

3/31 15:51

結構くたくたなので、天地吊橋まで来るのに結構時間がかかった…😵

3/31 16:09

千頭ダムまで帰ってきたので、後は林道を戻るだけだ

3/31 16:56

残念ながら蕎麦は終了していた…😭

3/31 16:58

遅い時間の出発だったが、なんだかんだと片付いて満足のいく山歩きだった…どこもピーク（▲▼）は踏んでいないがね…

撮影機器：

SCV36 samsung

感想

名無しの1号

気合を入れて準備したら寝過ごすこと3時間…
そのままふて寝でも良かったのだが、天気は良さそうだし、山に行かねば罰が当たりそうなので、いつかやろうと思っていたこの界隈の古跡の残務処理をすることにした

そんな訳で今回も▲▼無しの出来高0…まぁ元々期待はしておらず、色々とモヤモヤしていた気持ちに整理が付いたので、これはこれで必要な事だったと思う

この界隈の嘗ての文化的な遺構を見つけられた方は、記録の片隅にでも載せていただければ幸いです…勿論、現代ではなく中世〜近世〜近代のものですが😑

コメント

しずく

古跡残務処理お疲れさまでした🍑45枚目が🍑🍑みたいで、好きです😆

あそこの展望台に、ワンちゃんいるんですね🐕?🐶

名無しの1号

とりあえず、古跡の為に歩くのはこれで最後にしたいです…後は情報が確かになってから、ですかね…😅闇雲に歩くのは懲り懲り…

45枚目…私には後ろから見た雄猫のふぐりに見えてしまいます🤣

2匹のわんこ🐶は多分偶々だと思います。
朝の散歩(田舎特有の放し飼い)のルーチンかもしれませんね

しずく

ふぐりググりました🤣
確かに似てますね😽