高水三山
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 794m
- 下り
- 800m
コースタイム
軍畑駅10:06〜11:25常福院11:35〜11:40高水山12:00〜12:25岩茸石山12:30〜惣岳山13:00〜御嶽駅14:22
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
感想
梅雨時の山行計画って難しいですよね。
今回は丹沢を計画していたのですが、朝起きて身支度を整え、5時半頃に何気なく外を見ると音もなく無情の雨…。
慌ててスマホを見ると、「山歩会」LINEに皆のメッセージが続々と。
丹沢行きは中止にしましたが、「もうすぐ雨雲は抜けていくはず」とか「別のもっと易しい山に行こう」とか、皆いつになく熱心です。
他の山と言っても「困った時の高尾山」位しか思い浮かばないな、と悩んでたらKNさんから「奥多摩の高水三山は?」と思いがけないアシストが。高尾山より歩き甲斐もありそうだし、いいですね〜。とりあえず軍畑駅に10時集合!と決めます。やりとりの間に雨も弱まってきました。
集まったのはNさん、KNさん、M崎君、私の4人。Tさん夫妻は、本来の山行の中止決定の前に家を出てしまい、服が濡れてしまったため不参加(決定が遅れて申し訳なかったですね)、T瀬さんは仕事の都合で来られないとの事で、前日に不参加が決定してました。
歩き始めてしばらくは舗装道路が続きます。大きなガレージの中に何やら前衛的なオブジェが飾られてるのを見物したり、平溝橋の近くの小川では、体の青い珍しいトンボを発見したり(別のグループのハイカーの方によると「オハグロトンボ」というらしいです)、お手軽ハイキングコースということもあり、のんびり歩いていきます。雨も止んで一安心。
しかし、山道を登り始めると尋常じゃないほど息が切れます。雨上がりの蒸し暑さってこんなにも辛いのか…はびこる夏草に辟易し、時に掻き分けながら進みます。
M崎君も「暑いですね〜」を連発、KNさんも「夏に登るもんじゃないね」とテンションが下がってる様子ですが、一人Nさんだけは「私はこれくらいがちょうどいいな。寒がりだから♪」と快調そう…
辛くなりすぎたら後ろに下がり、水分を補給しながら登り続けます。
ヘロヘロになりながら、山頂近くの常福院にやっと到着。
お堂の日光東照宮を思わせるような彫刻は見事です。お参りを済ませ、いざ一つ目のピーク・高水山へ。常福院から山頂へは5分位でした。
眺望はほぼないですが、ハイカー達で賑わっています。ベンチを確保して早めの昼食とします。
M崎君はしかし「お昼持ってきてないんです」と平然と言い放って私達を驚かせます。茶屋があるかもと期待していたとか…うーん、茶屋のある山の方が珍しいんだよね!しかしなんとタイミング良く、Nさんがお手製のサンドイッチを持ってきていました。
「M崎君一つ食べる?」「下さい!」。で一口めで「美味しい!」。
まあ貰ったら美味しいって言うよねぇと見ていると「Kさん(私です)も食べる?」と勧めてもらって、一口。「ん!本当に美味しい!!」タマゴサンドのタマゴ部分の固さが丁度よく、絶妙な塩加減。KNさんはハムチーズサンドでしたがやはり美味しいと言ってました。Nさん腕をあげてますね?
他に持参のおにぎり等も食べた私達はすっかりお腹が落ち着きましたが、Nさんのサンドイッチ一切れだけのM崎君は物足りない様子。
残り二つの山をさくっと済ませて下山だね、と出発。登り始めたときの暑さも、高度を上げたおかげで随分和らぎました。
岩茸石山は、杉木立の急登の先。南面以外は眺望が開けて気分のいい山頂です。
三角点も設置されてますね。マニアではないけど、登った山に三角点があると必ず写真に撮ります。写真タイム終了後、お昼は高水山で済ませてしまったので早々と山頂を後にします。岩茸石山で昼食にした方が良かったかも。
そして最後のピーク・惣岳山に向かう途中の平坦な道で事故は起こりました。地面から飛び出た石に躓いた私、見事に前方へダイブ…サポートタイツの左膝部分が破れ、膝小僧から流血の騒ぎとなってしまいました。
他に捻挫とかもなく歩ける状態だったので、KNさんに貰った絆創膏を貼ってすぐ出発しましたが…気がゆるんでましたね。
惣岳山頂手前の岩場は、おそらくコース一番のハイライトですね。急坂のゴロゴロした岩に木の根っこが複雑に絡まり、そのビジュアルに軽く緊張が走ります。
擦りむいた膝に負担がかかるかな?と心配でしたが、意外と簡単に通過。
惣岳山山頂は、金網に囲まれた神社がある他は特に見所もない感じ。一路麓に向かいます。
山行後半から、お腹を空かせたM崎君は「蕎麦が食べたい」とずーっと言い続けていました。そう都合よく蕎麦屋は見つからないだろうと思っていましたが、御嶽駅裏手に下山してすぐ、茅葺き屋根の民家風蕎麦屋を発見。「玉川屋」という由緒ある老舗らしいです。都合よすぎな展開にびっくりです。
靴を脱ぎ、廊下に並んで順番待ち。席についてからも30分程度は待ちました。
そしてついに、M崎君とKNさん注文の天せいろ、Nさんの山菜そば(温かい蕎麦を選ぶところがNさんらしい)、私のざるそばが到着…やっと天せいろにありついたM崎君は満足気な表情。
ざるそばも美味しかったですが、凍らせたジョッキに注がれた生ビールには感激しました。夏はコレですね〜。
他のお客さんから「飲めなかったんでよかったら。変なことしてないんで(口をつけてないって意味かな)」と、お銚子に入ったお酒をもらったりして、これはイケる口なKNさんに消費してもらいました。
お手軽ハイキングコースの山行だったのに怪我したり、現地まで来て地図を忘れたことに気がついたり、今回は(も?)色々問題点がありました。来月は、随分前から予定していた白馬岳に挑戦…この状態で大丈夫か?と若干不安ですが、気を引き締めて行きたいと思います。
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