4月17日(水)石尊山と足利市郷土資料館+フラワーパーク
- GPS
- --:--
- 距離
- 49.5km
- 登り
- 494m
- 下り
- 501m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
|
写真
感想
土師器の勉強、遺跡博物館巡りに韓国語学習と忙しく山歩きが出来ず、体力低下著しい70歳、たまには歩こうと足利市に向かう。いつもより遅く六時前に出発し、北千住で特急に乗り足利市駅へ。少し早めに到着したので足利氏館まで散策、足利氏館とは、12世紀末頃、源町姓足利氏ー尊氏の祖先ーが築いた城あるいは居館でその敷地内に氏寺のばんな寺が建立され、現存している。寺の中を散策したが館の遺構の痕跡は見当たらなかった。9時から観光協会が営業開始するので急いで駅に戻り、電動チャリを借り、石尊山を目指した。
足利市駅で電動チャリを借り、石尊山に向かう。12キロくらいの道のり、途中までは川沿いの平坦地を進む。道は極めて良く走りやすい。20分くらい走り、右折して山の方に向かい、少し登りになるがたいした登りもなく叶花集会所前之浜駐車に駐輪して、歩き始める。この先の石尊不動尊辺りにチャリをデポしようかとも考えたが、状況がよくわからないので手前に置いた。不動尊は、石段下は狭い道だが、上は小びろい平坦地になり、ここにチャリを置くこともできたか?
さらに進むと女人禁制の石柱があり、これより本格的な登山道となる。朝はなぜか晴れているのに小雨がパラついていたが今はすっかり晴れて暑い。小一時間登って展望台に出る。真下に土取場があり、トウゴクミツバツツジやヤマツツジなどを見る。近くにお堂があり、この辺りからアカヤシオが少しづつ見えてきた。終盤だがまだ咲いている。気分をよくし、さらに登ると山頂風の休憩所、山名が見えない。初めは石尊山と思い込み、昼食のコンビニ二百円弁当と玉子ドッグを食べて下山しようとしたが、念のためヤマレコの地図を見たらまだ石尊山ではなかった。あわてて荷物を置いて空身でこの先の石尊山に向かうとあっけなく到着した。山名板はあるので石尊山山頂に今度こそ間違いなし。休憩所はない。すぐに下山開始、先ほどの休憩所に戻り荷物をピックアップしてアカヤシオを惜しみながらひたすら下る。十二時過ぎに石尊不動尊に出て平坦地で撮影し、石段を下りって集会所駐輪所に戻る。次の目的地、足利公園古墳にむかった。
石尊山から、一路足利公園古墳に向かう。やはり運動不足がたたり、下り基調にもかかわらず足が吊り始める。、右足の甲や左足ふくらはぎ、太ももの辺りが今にもつりそうなので、だましだまし足を休ませながら進む。ギアはおとしてパワー最大にして足への負荷を極力減らす。古墳までは12キロ、足の具合の割には早めに到着、事前に調べておかなかったので前方後円墳一基や円墳9基があるようだ。解説板を探すも見つからず、足利市のHPによれば明治19年.坪井正五郎が、日本で最初に古墳発掘を行った事例として貴重なもののようでその三基が史跡指定されているようだが、どれがその三基かわからず古墳配置図を撮影してそのまま次の足利市郷土資料館に向かう。
足利公園古墳群から足利市郷土資料館までは、4キロ弱、到着してみると看板は比較的新しいが建物は古ぼけて今にも朽ちそうな頼りなさげな建物、開館していないのではと映ったがやっていた。中には若い女性が、受付に。いつものスタッフの代わりで展示内容の説明はできないという。
展示概要
縄文時代:神畑遺跡(足利インター建設時に発見)出土前期の土器(展示は少ない)および後期の土器、土偶、石棒、石器、耳飾りなど、縄文は少ない
弥生:駒場遺跡出土パレススタイル土器(弥生はこれだけか?)
古墳時代:古墳時代は充実=藤本観音古墳=藤本観音山古墳は、栃木県足利市藤本町にある4世紀中頃に築造された前方後方墳。4世紀の底部穿孔二重口縁壺、台付甕などの供献用土器なども展示
織姫神社境内古墳(6世紀後半、円墳)の形象埴輪は立派だ。
また機神山山頂古墳群に続く尾根にある行基平山頂古墳からは須恵器そのほか、後期古墳の円筒埴輪、形象埴輪、馬具、石製模造品などの展示がある。古墳時代が最も充実しているようだ。
(足利市の解説)「最大の発見として、前方部前端南側から足利市で初となる形象埴輪群が出土しました。
形象埴輪は人物埴輪、馬形埴輪(うまがたはにわ)、鳥形埴輪、人面付円筒埴輪(じんめんつきえんとうはにわ)、ミニチュア・小像埴輪が出土しており、元位置を保つ基底部が14基確認されました。
古墳の年代は、古墳が5世紀末〜6世紀初頭に噴火した群馬県の榛名山の火山灰の上に盛土していること、須恵器、埴輪、鉄鏃の形状などから6世紀初頭と考えられます。
人面付円筒埴輪、ミニチュア・小像埴輪をはじめとする全国的にも珍しい遺物が多く出土したこと、また古墳時代後期初頭の足利地域の首長墳のあり方を知る上で、大変貴重な古墳です。」
また樺崎寺跡など古代寺院関連で瓦などの展示もかなりの比重を占める。
郷土資料展示室から今度は足利フラワーパークに向かう。約8km、足が持つかどうかが問題。登りはほとんどないので、なんとか、西門にたどり着く。チャリを門から少し離れたフェンス際に止め(駐輪場がわからなかった)、時間が限られるのですぐに料金1200円払い,中へ。入場の際藤棚の開花状況を訪ねると、大藤は開花はこれから、その他は開花し始めているようだ。確かに大藤はほとんどまだ咲いておらず、よく上を見るとわずかに開花しているものもあるが、全体としては開花前だ。現在は小藤、ツツジ、シャクナゲ、ボタン、シャクヤクなど、花の色も赤、白、紫、黄色、ピンクなど様々な彩の花の饗宴、大藤目当ての外国からの観光客の姿も目立つが、残念ながらまだ開花前、ゴールデンウィークにむけて、大藤などのライトアップが海外でも評判で、今後ますます観光客は増えるのだろう。ぐるっと半分くらい回って、フジソフトクリームを食べようかと思ったが、直前で出なくなった。他の販売場所に向かう時間が無くなり、ジュースで水分補給して、8km先の足利市駅に向かう。間に合わないかと思ったが、チャリを返却し、ロッカーから荷物を引取、ギリギリ3時37分の特急に飛び乗った。
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