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記録ID: 6691946
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

東山(奥裾花自然園から) なんとか残雪期の恩恵を受けたものの…

2024年04月23日(火) [日帰り]
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GPS
10:41
距離
18.7km
登り
1,380m
下り
1,374m

コースタイム

日帰り
山行
8:29
休憩
2:02
合計
10:31
6:24
6:34
66
奥裾花自然園
7:40
7:44
30
稜線にのる
8:14
8:20
58
9:18
9:28
85
10:53
11:35
85
13:00
13:24
55
14:19
14:22
20
14:42
14:45
52
稜線下降点
15:37
15:57
29
16:26
奥裾花観光センター
天候 曇ときどき小雨
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥裾花観光センターの駐車場に車をとめる。長野市街地からR406経由で1時間強。
通常は奥裾花自然園の入園料(410円)を徴収されるはずだが、入山時・下山時とも料金徴収所に人がおらず、支払うことができなかった。
コース状況/
危険箇所等
・駐車場〜奥裾花自然園入口:舗装道、雪なし。
・奥裾花自然園に入ると雪道。数日前のものと思われる薄いトレースを追って稜線まで登る。私は勾配が急になったところでアイゼン装着。
・稜線上は概ね雪に覆われているが、ナイフリッジが多い。また、ヤブが出ている箇所もある。特に天狗鼻〜東山は、稜線を忠実にたどってヤブを進むか、雪のある左下(東側)を巻いて進むか、悩むところが多かった。斜面を巻く場合は滑落注意。
・天狗鼻の手前はロープが設置された急登。
・東山のひとつ手前のピークでは、霧で視界がきかなかったため、藪に囲まれて進む方向がわかりにくかった。
・東山山頂手前はわずかな距離だが、藪漕ぎ。
奥裾花観光センター駐車場。朝、この時間は前方に堂津岳が見えていた。
(なお、この後、往路は深い霧の中を歩くことになったので、一部、復路の写真を交えて構成している)
2024年04月23日 05:35撮影 by  DSC-WX300, SONY
4/23 5:35
奥裾花観光センター駐車場。朝、この時間は前方に堂津岳が見えていた。
(なお、この後、往路は深い霧の中を歩くことになったので、一部、復路の写真を交えて構成している)
入園料を徴収する小屋。行きも帰りも人がいなかったので、支払えなかった。ここから舗装道を歩きはじめる。
2024年04月23日 05:53撮影 by  DSC-WX300, SONY
4/23 5:53
入園料を徴収する小屋。行きも帰りも人がいなかったので、支払えなかった。ここから舗装道を歩きはじめる。
自然園入口までは除雪された舗装道。この先は雪の上を歩く。すぐに「中西山登山口」の道標があり、左折する。
2024年04月23日 06:26撮影 by  DSC-WX300, SONY
4/23 6:26
自然園入口までは除雪された舗装道。この先は雪の上を歩く。すぐに「中西山登山口」の道標があり、左折する。
稜線まではブナなどの樹林帯。薄い踏み跡があるような、ないような。適当に斜面を登る。
2024年04月23日 15:04撮影 by  DSC-WX300, SONY
4/23 15:04
稜線まではブナなどの樹林帯。薄い踏み跡があるような、ないような。適当に斜面を登る。
稜線の雪庇。
2024年04月23日 14:54撮影 by  DSC-WX300, SONY
4/23 14:54
稜線の雪庇。
雪庇を乗り越えて稜線へ登る。中西山方面へ稜線が続く。
2024年04月23日 14:51撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
4/23 14:51
雪庇を乗り越えて稜線へ登る。中西山方面へ稜線が続く。
一部、雪がないところは夏道を歩く。このあたりの夏道は比較的明瞭。
2024年04月23日 14:40撮影 by  DSC-WX300, SONY
4/23 14:40
一部、雪がないところは夏道を歩く。このあたりの夏道は比較的明瞭。
雪の稜線を進む。
2024年04月23日 14:31撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
4/23 14:31
雪の稜線を進む。
中西山の山頂。広い雪原になっていた。無雪期に山名標を見たような気がするが、その場所もよくわからない。
2024年04月23日 14:21撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
4/23 14:21
中西山の山頂。広い雪原になっていた。無雪期に山名標を見たような気がするが、その場所もよくわからない。
雪の稜線上はナイフリッジが多い。
2024年04月23日 14:10撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
4/23 14:10
雪の稜線上はナイフリッジが多い。
この辺りで稜線はやや左に曲がる。
2024年04月23日 13:44撮影 by  DSC-WX300, SONY
4/23 13:44
この辺りで稜線はやや左に曲がる。
目の前に天狗鼻があらわれた。
2024年04月23日 13:26撮影 by  DSC-WX300, SONY
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4/23 13:26
目の前に天狗鼻があらわれた。
設置されたロープを頼りに、天狗鼻に登る。
2024年04月23日 13:18撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
4/23 13:18
設置されたロープを頼りに、天狗鼻に登る。
天狗鼻からこの先の稜線を見る。無雪期にはヤブが深いところ。雪がついていて一安心。
2024年04月23日 13:04撮影 by  DSC-WX300, SONY
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4/23 13:04
天狗鼻からこの先の稜線を見る。無雪期にはヤブが深いところ。雪がついていて一安心。
とはいっても、ヤブが出ているところが何箇所もある。
2024年04月23日 12:11撮影 by  DSC-WX300, SONY
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4/23 12:11
とはいっても、ヤブが出ているところが何箇所もある。
稜線の左下を巻き気味に歩かなければならないところも多い。
2024年04月23日 09:55撮影 by  DSC-WX300, SONY
4/23 9:55
稜線の左下を巻き気味に歩かなければならないところも多い。
東山の手前のピークでは、霧で視界がきかなかったため、ヤブに覆われて進む方向がわかりにくかった。すぐに雪の上に出られたが。
2024年04月23日 10:40撮影 by  DSC-WX300, SONY
4/23 10:40
東山の手前のピークでは、霧で視界がきかなかったため、ヤブに覆われて進む方向がわかりにくかった。すぐに雪の上に出られたが。
東山山頂の直前はヤブこぎ。距離はわずか。
2024年04月23日 10:51撮影 by  DSC-WX300, SONY
4/23 10:51
東山山頂の直前はヤブこぎ。距離はわずか。
なんとか、東山の山頂に到着。雲間に顔を見せているのは、堂津岳ではないだろうか。
2024年04月23日 11:21撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
4/23 11:21
なんとか、東山の山頂に到着。雲間に顔を見せているのは、堂津岳ではないだろうか。
一瞬、晴れ間がのぞいた。といってもこの程度。北アルプスの山麓に、コルチナスキー場や白馬乗鞍スキー場などが見えている。
2024年04月23日 11:23撮影 by  DSC-WX300, SONY
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4/23 11:23
一瞬、晴れ間がのぞいた。といってもこの程度。北アルプスの山麓に、コルチナスキー場や白馬乗鞍スキー場などが見えている。
東山からひとつ隣(東側)のピークを望む。歩いてきた稜線を振り返る。
2024年04月23日 11:24撮影 by  DSC-WX300, SONY
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4/23 11:24
東山からひとつ隣(東側)のピークを望む。歩いてきた稜線を振り返る。
東山の山頂から。雨飾山方向を望む。
2024年04月23日 11:24撮影 by  DSC-WX300, SONY
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4/23 11:24
東山の山頂から。雨飾山方向を望む。
復路では少し遠景が見えるようになった。見えているのは姫川に沿う谷間だろうか。
2024年04月23日 13:57撮影 by  DSC-WX300, SONY
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4/23 13:57
復路では少し遠景が見えるようになった。見えているのは姫川に沿う谷間だろうか。
復路の中西山付近から雨飾山方面を望む。
2024年04月23日 14:23撮影 by  DSC-WX300, SONY
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4/23 14:23
復路の中西山付近から雨飾山方面を望む。
予想外に時間がかかって、ようやく自然園入口まで下山。あとは駐車場まで舗装道を歩く。
2024年04月23日 16:00撮影 by  DSC-WX300, SONY
4/23 16:00
予想外に時間がかかって、ようやく自然園入口まで下山。あとは駐車場まで舗装道を歩く。

感想

信州百名山の難関のひとつに数えられる東山。以前、無雪期に天狗鼻の先の猛烈な笹ヤブに阻まれて敗退を余儀なくされた。やはり登るなら残雪期しかないだろうと考え、4月20日に奥裾花自然園が開園したらすぐに登るつもりでいたのだが、この日になってしまった。天気はあまりよくないが、1日も早く雪のあるうちに登りたいので出かけた。なお、当然ながら今日は他の登山者とはひとりも出会わなかった。

残雪の恩恵は受けたのだが、それでも簡単には登らせてもらえなかった。稜線上はほぼ雪の上を歩くことができたのだが、ナイフリッジになっているところが多く、すぐ下に笹や樹木があるのでさほど高度感はないけれど、慎重に足を運ばざるを得ない。一部(特に天狗鼻から先)ではもうヤブが出ているところもあり、稜線上をヤブを漕いで進むか、稜線左下の雪の斜面を巻いて行くか、判断を求められるところがあった。

それらに加えて前日来の雨などで雪が重く緩んでいたせいか、予想外に時間がかかってしまった。体力がないだけかもしれない。今後さらに雪は減っていき、ヤブが稜線を覆っていくと思われる。

霧につつまれて周囲の山々の展望はまったく望めないような天気だったが、東山の山頂で休んでいたら少しだけ視界が開けた。遠景の稜線を見渡せるほどではないけれど、ご褒美をもらったような感じがした。

[参考]
無雪期、天狗鼻までで敗退した記録はこちら(2017年10月27日)
→ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1295919.html
堂津岳への山行記録(無雪期)はこちら(2017年10月14日)
→ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1289171.html

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