待兼山と大阪大学総合学術博物館


- GPS
- 01:47
- 距離
- 2.4km
- 登り
- 46m
- 下り
- 40m
コースタイム
- 山行
- 0:31
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 1:48
天候 | 雨上がりの晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。遊歩道とよく踏まれたハイキング道です。草刈もされていそう。 |
その他周辺情報 | 今日の目当ての大阪大学総合学術博物館。併設カフェがあります。 駅前は学生向きの店が多いかと思いきや、スナックとかカラオケとかが目につきました。 |
写真
装備
個人装備 |
普段着
|
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感想
連休初日は予報ではまずまず登山日和だったものの、午前中人に会う約束があり、ついでに大阪大学総合学術博物館の特別展を見て来ました。入場無料です。さらにそのついでに待兼山に。
https://www.museum.osaka-u.ac.jp/2024-03-27-18692/
福井の医家、藤野家は有名な医学者を3代にわたって輩出しており、その3人とそれぞれ関係の深い人物、緒方洪庵、魯迅、司馬遼太郎との交遊を中心に紹介するというものです。そう、2代目の藤野厳九郎というのはあの「藤野先生」です。緒方洪庵の適塾は阪大の前身の一つで、3代目の藤野恒三郎は阪大名誉教授なのでその縁での当地開催です。
魯迅関係が興味深かったですね。展示品は複製ばかりでしたが。魯迅のノートに藤野先生が朱筆を入れたものは中国では国宝扱いらしいです。魯迅は毛沢東が強力に推したため現代中国では超重要人物ですが、そのせいかどうか中国人らしいグループが見に来ていました。特別扱いに価する作家だとは思いますが、政治の後ろ盾は贔屓の引き倒しになりがちなので不安になります。東北大学の階段教室なんかも人気のスポットらしいです。福井県も藤野家関係の史跡を推していけばインバウンドが増えるかも。
まあ山に無関係な話はそれくらいにして。そのあと博物館の裏手にある阪大のシンボル待兼山へ。京大の吉田山みたいなものでしょうか。東大は…何かあったかな、三四郎池? 午前中小雨が降ったりそんな天気のせいかちょっと陰気な感じでしたが、よく整備されています。アーケード状になった遊歩道といい、道のわきの刈り込んだらしい植生といい、よく歩かれているというより手入れされているという感じですね。「もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」(魯迅つながり) 狭くて展望のない頂上には特にベンチや何かがあるわけでもないのでお弁当を食べに来たりする感じでもないかな。
帰る道すがら待兼山がよく見える撮影ポイントを探しましたが建物が密集して難しいですね。昔と違って。行きに通った時の記憶ではもっと山らしい姿が残っているのですが。頭の中でイメージを作っているんでしょうか。周囲を巡って複数の画像から見えない部分を補完したりして。登山中でももうちょっと前進してこの邪魔な枝が入らないようになってから撮ろう、とかやっているとさっきと全然見え方が違う、などということがありますね。
名前が面白いので待兼山はよく和歌にも詠まれていますが、東北やなんかの歌枕と較べれば近いと言うもののやっぱりおおかたの平安貴族は見たこともなかったんじゃないかなと思います。近くの鞍馬山とか石清水八幡宮の方が面白いでしょうし。大阪50山番外の天保山や蘇鉄山と違って何かに入っているわけでもないので私も登るのは一度でいいかなと思いましたが、博物館には常設の展示もあり、周辺の地質や自然、あとマチカネワニ関係の資料があります。気づいたら閉館時間であまりゆっくり見られなかったのでまた今度なにか企画がある時には来ようと思いました。
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