GW突入 240429の(2) 天竜二俣駅から鳥羽山・二俣城山 鉄レコ？歴史レコ？ヤマレコ？！

2024年04月29日(月) [日帰り]

• GPS: 02:27
• 距離: 7.7km
• 登り: 118m
• 下り: 117m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:14
• 休憩: 0:14
• 合計: 2:28

7:35 天竜二俣駅
8:13 8:19 鳥羽山
8:34 8:42 城山
10:03 天竜二俣駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

天竜二俣駅駐車場　公称70台

その他周辺情報

掛川PA
新静岡SA

写真

4/29 7:36

　天竜二俣駅周辺の駐車場に車を入れました。ここは天竜観光協会、この辺りいろいろな見どころがありそうです。

4/29 7:37

　天竜浜名湖鉄道本社がここにあります。通称「天浜線」ですね。

4/29 7:37

　そして、駅になります。駅にはホームラン軒というラーメン屋さんが併設されています。天浜線の駅には食べ物屋さんが併設されていることが多いそうです。

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　天竜産の木材で作られtこの建物、登録有形文化財だそうです。

4/29 7:38

　そして、ゆるキャンでしょうか。静岡、山梨にコラボ地多いですね。

4/29 7:38

　歩道を歩いていきましょう。

4/29 7:39

　天浜線ペレニアム・ガーデン。多年草による花壇。今はオルヤラがたくさん咲いています。

4/29 7:39

　ナハネ20347、あさかぜ号の一部として使われていた寝台客車。

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　キハ20443、旧国鉄二俣線（現在の天竜浜名湖鉄道）を25年間は知っていた気動車です。

4/29 7:41

　放置されているコンテナ、「国鉄」と書かれているのがいいですね。

4/29 7:41

　かつては、ここにも駅があったそうで、光明電気軌道という会社が別の鉄道を経営していたそうです。

4/29 7:44

　建物に天竜杉を使っているというコインランドリー。ちなみに、停車している車の色もいいですね。

4/29 7:44

　そう、ここは今は浜松市、ゆるキャラ「出世大名家康くん」のおひざ元。

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　天竜市だったころのマンホールだろうか。

4/29 7:46

　双竜橋、近くには「飛龍橋」もある。「蒼龍」だったら旧日本軍の空母だったのになあ。←黙れミリオタ！！

4/29 7:52

　天竜浜名湖鉄道二俣本町駅、無人駅です。

4/29 7:58

　さあ、ここでいったん鉄レコは終了、城レコ、花レコに向かいましょう。

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　トキワツユクサ、今年初。

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　ウツギも咲いていますね。

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　シャガ、かわいいですね。

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　さあ、鳥羽山公園、鳥羽山城登城しましょう。

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　ここを登っていきます。

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　この石畳は当時のものでしょうか？

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　この石垣は、当時のものっぽい。

4/29 8:08

　大手門、かつてここに門があった。その跡、門を固定したであろう石垣が残っている。

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　本丸です、なかなか広く一つの住宅のような建物が作られていたと思われている。で、徳川vs武田の最前線でした。

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　展望台から見下ろす本丸。

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　ヒメジャノメ、今年初のジャノメチョウ亜科

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　四等三角点になります。「三河・遠州の超低山」に選定されています。そう、これもまさかのヤマレコ！？

4/29 8:16

　笹曲輪にある展望台。でも、眺望はよくない。

4/29 8:18

　これは、安土桃山時代に・・・・（冗談は顔だけにしろよな）

4/29 8:18

　コゴメウツギ、これも今年は初花かな。

4/29 8:26

　天竜川の堤防を歩いていきます。向こうに見えるのは次に行く城（山）です。

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　左を見ると、天竜川。

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　いかにも中流ですね。

4/29 8:30

4/29 8:30

　さあ、ここを登っていきます。二股城、城山になります。

4/29 8:33

　おいおい、マムシ注意の看板の後ろに、

4/29 8:33

　おいおい、マムシ注意の看板の後ろに遊具だと！？

4/29 8:34

　竹林、タケノコを盗みに来る人がいるのでしょう。注意喚起看板がありました。

4/29 8:35

　空堀ですね。いくつか見られました。

4/29 8:36

　はい、本丸になります。二股城になります。

4/29 8:39

　二股城には天守閣があったようで、天守台が今も残っています。

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　シオカラトンボ♀と思われ。今年初トンボでしょうか。

4/29 8:41

　天守台に登ってみました。スペース的にはこんな感じ。

4/29 8:40

　天守台から見た本丸。なお、この城山も「三河・遠州の超低山」に選定されています。

4/29 8:51

　さて、ここからどうしたものか・・・市街地に下る道は通行止め。

4/29 8:53

　仕方がないから区役所まで歩くか。

4/29 8:55

　アメリカフウロ、かなり咲いていました。

4/29 9:02

　こちらはコジャノメ。残念ながら開いてはくれなかった。

4/29 9:09

　ネモフィラ、この辺りは花壇が多い。

4/29 9:11

　はい、ここが天竜区役所になります。

4/29 9:16

　区役所近くに、陸軍中野学校二股分校跡地。遊撃戦幹部教育のための学校であった。

4/29 9:16

　渡河訓練用錨、豊橋18連隊で使用されていたものだそうだ。

4/29 9:17

　こんなところに関な歴史があったなんて・・シラン。・

4/29 9:22

　こっちに行くと熊に会えます。いやーーー！！

4/29 9:26

　旧二俣町庁舎、今は「本田宗一郎ものつくり伝承館」として使用されています。

4/29 9:27

　その横に、小沢義助さんの胸像、二俣町町長としてこの辺りの学校などの整備を行った。

4/29 9:28

　その横にある諏訪神社、2本の大きな杉が目立つ。

4/29 9:28

　ねぇ、目立つでしょう。

4/29 9:30

　その横の清澄寺に行きましょう。二股城で切腹を遂げた徳川信康さんの菩提になります。有能が故に疎まれ切腹を賜ってしまった方だそうです。

4/29 9:31

　本堂に挨拶します。

4/29 9:31

　このお寺、本田宗一郎さんの逸話も残っているそうです。30分早く鐘を鳴らし早弁したとか。

4/29 9:34

　信康様の廟になります。この奥に眠っているそうです。

4/29 9:36

　芳香漂うこの花、ハゴロモジャスミン。

4/29 9:36

　池に佇む少女とその祖母。

4/29 9:40

　浜松は徳川家康公ゆかりの地ですよ。

4/29 9:49

　駅近くに戻ってきました。

4/29 9:52

　オオデマリが咲いています。

4/29 9:52

　モモイロヒルザキツキミソウ。

4/29 9:53

　駅前にSLあり。

4/29 9:54

　正面から撮影。

4/29 9:55

　駅前に戻ってきました。

4/29 9:59

　駅の売店で購入、全国三セク鉄道物語。

4/29 11:52

　新東名静岡SAにやってきました。
　静岡マルシェに、おじゃマ〜ルシェ！！

4/29 12:05

　購入したのは、いつものお茶のティーパック。365個入りで2950円。メガ盛り3使うより安い。

4/29 11:59

　ついでに、ソフトクリームを頂き、帰宅しました。

撮影機器：

iPhone 15 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

aideiei

　前日、道の駅にたどり着くために、この辺りを通りました。天竜二俣駅には鉄スポットがありそう、鳥羽山公園、城山公園という2つの公園。区役所付近でもいろいろ見どころありそう。これは、朝一で秋葉山に行ってから巡ってみたいと思ったのでした。ぎゃくに、ここを歩く可能性を見つけられなければ、下社からのピストンを敢行していたに違いないと思います。

　7時半という2つ目のレコを歩くのにはずいぶん早い時間に歩き始めました。まずは、天竜浜名湖鉄道本社がある天竜二俣駅付近です。観光協会、本社などの特徴的な建物の横に駅舎が立って居りました。「ホームラン軒」という中華料理屋さんが併設して入っています。この鉄道路線、ほかの駅でも駅中で調理して食べさせる食堂などがあり、駅の仕事も請け負っているのだとか。正直、頭が下がります。
　鉄道レコを終え、城レコに向かいます。この辺りは、花を撮影することも多く花レコかもしれませんね。

　この地域に2つの城あり。鳥羽城と二股城、もともとは今川家が治めていた地で、戦うための二股城、人をもてなすための鳥羽城と使い分けられていたようです。しかしながら今川は衰退しここは徳川の支配するところとなった。しかし武田軍が北からここを襲撃し水源も建たれたことで落城、ここは武田家が治める土地となります。武田軍は浜松近辺でも戦果をあげますが長篠の合戦で敗れ、その後はここが対立最前線の一つとなるわけです。鳥羽山城に徳川、二股城に武田が籠り、最終決戦を迎えるわけです。
　二股城に天守閣が作られたのは、その戦が終わり堀尾吉晴がこの地域に派遣されてからである。まあ、長野側から浜松を一直線に狙うルート上にあり、山岳から平野に向かって下っていく戦略上の要地であるし、そこに天竜川の水運や要害としての機能も利用することができる土地であったという訳だそうです。
　江戸時代に入り、一国一城令により廃城となりました。

　二股城跡を去り、私は川沿いの道を区役所に向かって歩きます。区役所から今度は街の中を歩き駅に戻ろうとする魂胆です。そこに何があるのか・・・。見たいものは3つ、陸軍中野学校二股分校の跡、本田宗一郎関係、そして二股城にて死を賜った徳川家康調子の信康関連である。

　陸軍中野学校は諜報、防諜、宣伝などの工作に関する士官の育成のために建てられた学校である。1944年に遊撃戦などを専門とする士官育成のために静岡県のこの地に二股分校が作られました。
　卒業生として知られているのは、戦後残留しベトナム独立戦争にも参加した谷本喜久雄、ルバング島で1974年まで一人で戦争を継続した小野田寛郎が知られている。

　また、この地は本田宗一郎が幼少を過ごした土地としても知られている。小学校跡なども観光地化されているが、旧二俣町役場を改装した「本田宗一郎ものつくり伝承館」として使用されています。ただ、私が訪れた時は開館時間前で中を見ることはかないませんでした。

　その横には清瀧寺がありました。そこにはこの地で死を賜った家康の長子信康の菩提があります。そこを訪れました。信康は織田信長の一字「信」を頂いている、最初の結婚は9歳の時で信長の娘、徳姫であった。しかし、今川の血を引く母と折り合いは悪かったそうである。
　その後、母が武田と内通しているという情報（本当かどうかわからない）により、切腹を賜る。織田側からの要請であるが、父家康は反対せず、今はしたがっておこうという態度であったとされている。
　なお、介錯人を務めた服部半蔵は、嗚咽してしまいその役割を果たすことができなかったため、急遽違うものが現れ介錯を行ったということである。

　そんな感じで駅に戻ってきて車を出した。高速道路が渋滞になる前に自宅まで帰ってくることができ、十分な休息をとることができました。