戸倉山(篠の丸)
- GPS
- 05:33
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 586m
- 下り
- 614m
コースタイム
天候 | 晴・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路:山崎から神姫バスで姫路駅 |
写真
感想
先日の禅師山に懲りずにまたまた宍粟50名山へ。
登山口で身支度をしていると通り掛かった男性がヒル対策をした方がいいと声を掛けてくださる。用意のあることを告げて礼を言い、ヤマビルファイターをスパッツの上から軽めに噴いて出発。
本日のルートは尾根道なのであまり心配はないと思いながらもなるべく落葉の積もった箇所を避けて進む。結果として本日はヤマビルには全く遭遇しなかった。
宍粟50名山の「篠の丸」標識が立つ山頂に無事登頂を済ませ、篠ノ丸城址までのやや長い尾根道を進む。最初の下り以外はそれ程急なアップダウンもなく比較的穏やかな縦走路が続く。ずっと植林帯というわけでもないが前半はほとんど展望がなくやや単調に思われた。
ただその中で登山道をこちらに向かって走ってくる小動物に遭遇、一瞬驚くがすぐに狸だと判る。相手もこちらに気付いて90度向きを変えて北側の斜面へと逃げていった。以前に三重県の山でも急斜面を転げ落ちるような勢いで降りて来た狸が数メートル頭上で急ブレーキを掛けて逃げていったことを思い出す。警戒心の強い動物のはずだが意外にそそっかしいのかも。
三等三角点のある開けた場所(岩ヶ谷山というらしい)ではここまでで一番の展望が楽しめてのんびり休憩。早くに出発できていれば昼食適地だったと思う。
三つの堀切跡を越えてようやく篠ノ丸城の西の郭跡に取り付いた所に、篠ノ丸はこの城山のことで宍粟50名山で戸倉山を篠ノ丸としているのは誤りとのプレートが出現。
誰が付けたものか不明で、その是非についても余所者としては何とも言えないが、地元が選定を行ったはずの宍粟50名山でこういう齟齬があるとは思いも掛けなかった。
城跡は綺麗に整備されていて遺構が判りやすく、展望もよくて登山記念碑もある。縦走中は狸以外に誰とも出会わなかったが、ここに着いてからは10人前後の人間を見掛けた。南側にはもみじ山や最上山の園地もある。この篠ノ丸城址だけを目的にしても見所十分で登りがいがありそうだった。
本日は最初に急登を頑張れば、後はそれなりの距離をあまり苦労なく縦走でき、後半には展望が楽しめるというコースだった。下山後千年藤の大歳神社に寄れたのも最後に花を添えることになったと自画自賛。
ただ「篠の丸」の位置についてはモヤモヤ感が残り、さらに「宍粟50名山」の選定について微かな疑問符がついたことは否めない。
(地元でも異説があるのはままあること。一部のヤマヤが思い入れで篠の丸の名を戸倉山まで引っ張ったというようなことでなければいいんですが…)
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