雲上の焼岳(南峰→北峰)へ
- GPS
- 03:57
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,078m
- 下り
- 1,057m
コースタイム
天候 | 歩き始めは霧雨。 雲を抜けたら上部は快晴でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝5時過ぎの到着で数台、下山時は満車で路肩にも駐車されていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※5/2時点の状況です。 ○登山口〜焼岳南峰 雪斜面の直登です。斜度が上がったところでアイゼン着用しました。 上部は夏道が出ており、ルートは明瞭でした。 ○焼岳南峰〜鞍部 区間通してやや歩きにくい岩場を通過します。 踏み跡はありましたが、途中、中央の岩を左右どちらに巻くか迷ったところがありました。 (南側に少し下り、薄い雪の上を進むのが正解のようでした) クサリ、ロープ等は無いので、通行注意です。 ○焼岳北峰〜登山口 上部は雪斜面とトラバース箇所の下りです。 一応アイゼン着用しましたが、登山者多くステップもしっかり出来ており歩きやすくなっていました。 |
その他周辺情報 | 下山後に坂巻温泉(日帰り入浴600円)で入浴しました。 |
写真
感想
〜GW登山その
5/2木曜日は焼岳へ。
もともと予定していなかった山行ですが、午前中だけお休みが取れたので、近場で半日で歩ける焼岳に決めました。
逆に、これまでいつでも行けるからと、一度も歩く機会に恵まれなかった焼岳。
花も比較的少ない山ですしね。
この時期なので南峰と北峰両方歩いてみることにしました。
朝はどんより曇り空に小雨霧雨。
5時過ぎには登山口に着きましたが、少し様子見で仮眠。
6時前になると次々と車が入ってくるので、そろそろかなと出発します。
前半は急登。雪の無い箇所はぬかるみ。
雪が出てくると斜度も次第に緩くなり、開けた場所に出てきます。
さらにその先は雪斜面。斜度が上がったところでアイゼン着用しました。
南峰方面にトレースが伸びているので、トレースに沿って登っていきます。
斜面の登り途中で雲を抜け始め、上部の空の青さが増してきます。
途中、一旦ササ帯を通過し、再び雪に乗り少し進むと夏道に入ります。
この頃には雲上の乗鞍岳や霞沢岳等が望めるようになります。
最後の夏道登山道を登り切ると焼岳南峰。
南峰の看板(新品?)は少し奥へ進んだところにあり、360度の展望。
直近の噴煙昇る焼岳北峰とその奥には穂高連峰と左奥に槍ヶ岳、さらに左手には笠ヶ岳〜抜戸岳の稜線。
眼下にはまだ多くが雪に覆われる正賀池。
雲一つない大展望も良いですが、今回は雲上の北アルプスの峰々。
誰も来ない静かな南峰で暫く展望を楽しみながら休憩しました。
南峰からは今回の核心部、北峰への岩稜の通過です。
他の記録が多く挙がっていたのでそれほど心配はしていなかったのですが、残雪が中途半端で、稜線上の大岩を左右どちら側に巻く(降りる)か正解が分からず。
何度か右往左往した挙句、右側(南側)から巻きました。
まだまだ経験不足でございます。とりあえずは事故無く通過出来て何よりでした。
岩場を過ぎ少し進むと北峰ルートに合流します。
噴気口を避けながら東側斜面を登り切ると北峰。こちらももちろん大展望!
さらに近くなった穂高連峰をはじめ、360度の展望を楽しみました。
下山は正規ルートから。
直下〜トラバース箇所まで念のためアイゼン着用しましたが、この日の雪質とトレースの量なら無くても大丈夫そうでした。
下山途中、多くの方とすれ違いました。
遅くに出発すれば登山口から好天スタートな日でしたね。
下部は雪解け後と雨の影響でぬかるみが多いですが、さすがは百名山。
歩きやすく、サクッと下り登山口へ。
駐車場は満車になって路肩まで停められていました。こちらもさす百です。
下山後は坂巻温泉へ。
ダメ元で行ってみましたが内湯が入れるとのことで、誰も来ない貸切状態の浴槽にのんびり浸かり、午後の仕事へ向かいました。
ところで、冬季限定の「冬季」っていつまでを指すのでしょうか。
南峰への直登斜面に雪があるうちは、残雪期でも冬季に入るのだろか...。
今年の連休は登山三昧。
5月6日まで5日連続で歩き、レコ更新が追い付きません(笑)
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