記録ID: 6742730
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山滑走
槍・穂高・乗鞍
北穂高岳北東面ルンゼ 初滑走記録
2024年05月02日(木) ~
2024年05月03日(金)
alps_chiho
その他1人
- GPS
- 106:21
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,669m
- 下り
- 1,409m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
まだ雪が締まっている朝早い時間帯に北穂小屋まで登る。ステップがついていて登りやすい。 北穂小屋から北東面のルンゼは誰も滑ったことのない道のルート。ボディビレイで雪面チェックを繰り返し、10時頃ドロップ。それでもまだ少し固かった。 細くなったルンゼの上部に露岩帯。予想通り凍っていて滑り降りれるものではなかった。スキーヤーズライトはかろうじて繋がっているようにも見えたが、急斜面すぎてその先がどうなっているか分からず、安全優先でロープ出すことに。ピッケルでハイマツを掘り出し支点構築し、3回に分けて懸垂下降。50mはあったか。その後も1m以上もある深い縦溝に苦しめられながらなんとか安全地帯まで滑り降りることができた。 |
写真
感想
公開するタイミングをすっかり見逃し今更。
北穂高岳北東面ルンゼ
おそらく初滑降。
北穂高岳山荘から綺麗に伸びるライン。
夏に、北穂池まで行って下から見上げたり
向かいの南岳から観察したり。
だけど、必ず成し遂げるぞとは思っておらず
ただ大好きな北穂から伸びるこの沢筋がどうなっているのか景色を見たいという興味がすべての原動力になっている。
スキーは私にとっては手段であり
スキーだからこそ見れる景色に特別を感じている。
山スキーとは何かという問いには百人いれば百通りあると思う。
なにを大切にするかも人それぞれ違う。
それが山の良いところだと個人的に思ってます。
このルンゼを安全に降りてくるために
懸垂下降、クライムダウンを挟みながら降りてこられました。
核心と思っていたところは、やはり氷結しており
想像以上に凍ってました。
滑降時期についても悩みましたが
雪が多すぎても、少なすぎても良くない。
小屋の真下という位置的な条件もある。
今回、同行してくれたパートナー。
冬はずっと一緒に山スキーに出かけ、彼の滑りを見てきた。
安心感のある滑り、本当に上手くなった。
そして、ロープワークや現場での判断経験。
一緒に考え、お互いの意見を尊重しベストな選択をする。
彼のおかげで見たい景色が見れたと思う。
ありがとう。
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