天主山


- GPS
- 07:16
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 2,011m
- 下り
- 2,010m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
その昔、小西行長が入国したさいに、近世城に改修し城代をおいた城「相藤城」があり、
熊本では唯一クルス瓦が出土したのがこの近く。
「ゼウス」が御座する山として天主山を当時は崇めたようである。
神が宿る山へ、純白の山の貴婦人(ヤマシャクヤク)に会いに登ることにした。
山都町の鮎の瀬大橋を渡り県道153号線へ、夫婦岩から林道に入り途中からは未舗装路へ。
小規模ダム横の駐車場に止めた。桐が淡い紫色の花を咲かせている。準備して登山開始。
水が多く綺麗な流れを見ながら渓流沿いの林道を上っていく。
すぐに車止めのテープが道を塞ぐ。登山口はテープを超えて真っ直ぐ。
至る所に大小の落石がある。コケも多く廃道のような感じ。
約50分で登山口まで来る。以前は車で上がっていたようだが、大きな崩落箇所が2カ所と
斜面からの土砂崩れがある。今年の梅雨も雨が多い予想が出ている。
この林道が再び車の往来が出来るようになることは無いのだろう。
登山口からいきなりのロープ補助での急登、いや〜ガケを登るようなイメージだよ。
上がると尾根筋に取り付くが、ここから天狗の舞台までずっと急登の登りが続く。
神から与えられた試練の道か?
途中ケルンがあるところで小休止していたとき、
右手から動物が飛び出してきた。一瞬目が合う、カメラに手を伸ばそうとした次の瞬間
左手に走り去っていった。ここは尾根筋。両側は上り下りなんて全く出来ない斜面。
鹿のような横に広がる耳を確認できなかった、子牛?と一瞬思ったぐらい。
きっとカモシカだったのでは無いだろうか。そうであって欲しいね。
やっとたどり着いた天主の舞台。木立の隙間から見えるは目指す天主山山頂。
ここから道は下りそして再び登るのである。
山頂直下には純白の貴婦人方の大群落がある。
すでに最終版でわずかばかりのヤマシャクヤクと会うことが出来た。
満開は先週であったであろう。
天主山の山頂は眺望は余り望めないが広い。
散策すると所々にヤマシャクヤクが咲いていた。切削への縦走路の左急斜面にも
ヤマシャクヤクは群落を作っている。
石灰岩質で形成された山は、脊梁らしい登山路に珍しい植生、
鳥のさえずる声を聞きながらの登山は行きも帰りも愉しむことが出来る。
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