簗谷山の花と巨石群
- GPS
- 04:20
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 663m
- 下り
- 664m
コースタイム
- 山行
- 3:07
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 4:16
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは問題ない。何しろ景色がいい。 |
写真
感想
簗谷(そめだに)山という郡上と下呂の市境界にある山に行った。大津からは実に遠いのだ。高速で約2時間と山並みの道を1時間弱で、その道もややシンドイ道であった。
この山には珍しい花が咲いているとのことで、遠くでも勇んできたのだ。林道終点の駐車場は10台以上が停まっていて、最奥に近い所でUターンして無理やり山側に寄せた。何とか収まったので、路駐を避けられた。岩の多いゴツゴツした道は落葉樹の林で新緑を陽ざしが照らす中を九十九折れで進む。左斜面にその花は沢山咲いているがもうそろそろ終わりに近づきつつあるようだ。暫くの時間は撮影タイムで、前には進まない。
木漏れ日の射す比較的傾斜の緩やかな斜面の優しい道を進んで谷に降りると、『小鹿の涙』という気の利いた名称の滝があるが、確かに小さな滝で水量は多くはないが、涙との形容はやや思い入れが深いのだろうか?
1,098mの標高ポイントのある肩までくると木の葉越しに御岳らしき雪を纏った山が見えた。するとその左にも、同様な山並みが見えたが、乗鞍のようだ。山頂の一角の緩い尾根を進むと岳見岩の標識があるが、まずは山頂へと進むと、ぶなの木コースの分岐があって、すぐ先が簗谷山であった。狭い山頂には10名以上のハイカーがいて賑わいだ。その一角にアマチュア無線に興じている一人がいた。狭い山頂に脱いだシャツなどを広げて、椅子に座って我一人だ。
山頂は360°の展望で、今日は快晴なので何処迄も見える。御岳、乗鞍はもちろん、北アルプスの槍穂高方面や笠ケ岳が真っ白な雪を抱いて凛と立っている。中央アルプスか南アルプスの何れかが手前の山稜の陰に僅かに顔を覗かせている。右の方向に独立峰で高い山が見えるので、山座同定をしている人に聞くと、恵那山だとのことだ。確かに、この方向は恵那山だと納得した。暑いくらいの陽ざしの中で、ランチを済ませて、岳見岩に眺望を楽しむために一旦下降することにした。
岳見岩は標高で50mほど下にあるようで、頂上からの支尾根に岩が付いて、丁度展望台のような形を形成している。その大きな岩は平らで、展望にも休憩にも最適な場所だ。初めてでない人はここを最高の休憩場所として、山頂はぶなの木コース下山の途中に寄り道するのが良さそうだ。静かでいいからだ。
ぶなの木コースを下り始めると、その名の通リ山毛欅の木が多くて、太いのが林立しているのはすごい。登りの小鹿の涙のある小谷と同じような谷には少量の谷水が流れていて気持ちがいい場所に、ヤマシャクの咲き終りのバナナを見つけた。10日ほど前なら白ポコを目にすることが出来たことだろう。そこを過ぎると、駐車場は直ぐであった。
今日は天候に恵まれて、景色も良く見えて暑い中でも涼しい風もあって、快適であった。希少な花を見ることが出来たことも含めて、最高であった。
帰路、石屋ダム下にある巨石群に立ち寄ってみたが、その岩の大きさや転々とある岩の意味も空の星達との関係も深いことなどが、魅惑的に説明がしてある。しかしながら、それらを明確に理解できないまま、納得したような気になったものだ。巨石群一帯を去る時に、何というか疑問がもやもやと心の中に残ったまま郡上八幡を目指した。
”八”、”永”、”竹”
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