【山百】南アFT(早川町役場→奈良田温泉)


- GPS
- 17:49
- 距離
- 44.8km
- 登り
- 3,855m
- 下り
- 3,317m
コースタイム
- 山行
- 11:15
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 11:35
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 6:05
天候 | 1日目: 快晴、風弱い 2日目: 曇り、ガス多め、風少しあり |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【早川町役場~富士見山】 しばらく舗装路歩き。林道富士見山線分岐のゲートを通過してすぐ登山道へ。富士見山まで南アFTのテープ豊富ですが、あまり踏まれておらず落ち葉や枯れ枝も多く歩きづらい箇所多々あります。P1107の少し先できつい急登があります。 【富士見山~十谷峠】 堂平分岐までよく歩かれています。そこから先は再び破線ルートですが概ね穏やかで、迷いやすいポイントは無かったように思います。御殿山は三角点とピークが少し離れています。 【十谷峠~足馴峠】 ひたすら長く変わり映えのしないマイナールート歩きが続いて心が折れそうになります。南アの展望は木に阻まれてあまり期待できません。倉尾山手前に急登があり、テープあっても不明瞭+落ち葉+脆い足場で相当厳しかったです。ロープを設置してくれているのでがっつり頼って進みました。 【足馴峠~源氏山登山口】 破線のトラバース道は崩壊しているようなので回避しました。南アFTのテープを追っていくとピークを超えていくルートなのできついですが、安全に歩けました。源氏山までは登り返しがそこそこありました。源氏山登山口まで下れば貴重な水場があります。 【源氏山登山口~池の茶屋避難小屋】 林道に沿って南アFTルートが並走していますが回避して林道を歩きました。避難小屋⇄櫛形山はよく整備されて歩きやすい上に極上の眺望で最高でした! 【池の茶屋避難小屋~奈良田】 分岐を北岳展望台方面へ進み次の分岐で唐松峠方面へ。序盤から急登です。南アFTテープはかなり少なく感じました。P1971の少し先あたりでザレて足場の脆い急斜面の下りがあり、崩壊地の通過よりも恐怖を感じました。唐松峠から先はテープがさらに少なく、稜線の薮や崩壊地を巻くように踏み跡がありますが獣道も多く非常に不明瞭でした。南アFTルートから逸れた道の方が明瞭だったように思います。緊張を強いられる道がしばらく続きます。P1737の先の鞍部は崩壊した細尾根の通過で、足を置ける幅が非常に狭いので慎重に歩く必要があります。さらにその先に大規模崩壊地がありますが、北側に巻道のような踏み跡を進むと回避できます。落ち葉+ザレ+浮石で足場は非常に脆いのでここも慎重に。崩壊地から先はテープ類一切ありませんが、ここまでの南アFT破線ルートよりも明瞭でよく踏まれて平和な道が続いているので不安なく歩けました。 |
その他周辺情報 | ・道の駅みのぶで車中泊。めちゃくちゃ広い。 ・奈良田温泉女帝の湯で入浴。700円。4月に運営が変わったばかりだそうで、夏まで食事提供できないとのこと。 ・古民家カフェ 鍵屋で食事。建物がとても良い。 |
写真
装備
MYアイテム |
![]() 重量:9.62kg
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感想
3度目のテント泊にして、初めての野営(という名のビバーク)山行です!
このエリアの山梨百名山を繋ごうと思ったら南アルプスフロントトレイル(以下南アFT)で奈良田-早川町役場を繋ぐルートしか思いつきませんでした。距離40km標高差4000m近くあり、コースタイム0.7倍で22時間というタフなルートですが、日帰りでやるかテント泊でやるかとても悩みました。
日帰りでやるには前日22時頃スタートしないと巻いても日没までに下山できなさそうで、移動時間も考慮すると土日両日使わないと難しい。二日間使うならテント泊のほうが確実と思いました。
いざやってみると、相当にキツイながらも日帰りにしなくてよかったと心から思いました。水場が少ない・補給ポイント無し・大部分がマイナールートという点で不確定要素が多く、軽装で行くには自分の経験値ではリスクがとても高いと痛感しました。
1日目は十谷峠から先であまりに長く変化の乏しい登りに心が折れかけましたが、幸運にも源氏山登山口の水場至近の野営適地でテントを張れて、最高の野営経験ができました。
2日目は空身でピストンした櫛形山が最高でした!整備が手厚く簡単に登れるのですが、修行とか達成感抜きにして、最高の展望とシンプルに歩くことの楽しさに没頭できる山でした。是非リピートしたい。核心部と想定していた池の茶屋避難小屋~奈良田のルートは緊張を強いられる道ではありましたが、大きな危険無く歩き切れたことで達成感がありました。
良い旅でした!
【山梨百名山】
53. 富士見山
54. 源氏山
55. 櫛形山
【メモ】
・レイヤリング上: ミレーあみあみ+クールライトT、下: 着圧タイツ+ドーローライトパンツ
・装備重量13.5kg
・食料内訳
おにぎり2(消費)
惣菜パン1(消費)
菓子パン1(消費)
アミノバイタルゼリー4(消費)
アミノバイタルパウダー2(消費)
無印バウム3(消費2)
カレーメシ2(消費1)
リゾッタ2(消費せず)
塩羊羹(ほぼ消費)
ささみプロテインソーセージ2(消費1)
FDスープ2(消費)
ワイン1パック(消費)
おつまみパック(半分消費)
大粒ラムネ1袋(ほぼ消費せず)
1日目水分3.6L: 水2L+コーラ300ml+お茶300ml+アクエリ1L、水500ml余る
2日目水分3.3L、下山時2.3L余る
・塩羊羹が最高に良かった。スポーツ用とかではなく、普通にスーパーで売ってるやつで十分。ブラックサンダーみたいに溶けないし、水分なくても食べられる。
・寝袋はダウンハガー#3が嵩張ったのでイスカ・エアドライト140(最低使用温度8℃)を使用。夜の気温は推定5,6℃?寝巻き用のジオラインMW着用し寝袋の上からストームクルーザージャケットを下半身に、ダウンジャケットを上半身にかけて就寝、よく眠れた。
・nature hikeのR値5.8エアマット初使用。暖かくてとても良い。耐久性は未知数。
・トレッキングポール大活躍。テント装備背負って足場の脆い急斜面の登り下りやるときに、4本足で歩けるのは大変強い。無かったらもっと時間かかってた。
・sea to sumitのエアチェア初使用。悪くはないが、よほどテントでまったりしたい時でないと恩恵を感じないかもしれない。
・インスタントコーヒーとFDスープすごく良い。とても贅沢な時間を過ごせる。
・21時就寝、5時起床(約8時間睡眠)。
晩酌しながらナッツ爆食いしたせいか翌朝やや胃もたれ気味、朝食はバウムで軽く済ませた。6:20完全撤収、やや時間かかりすぎか。
・ロングやるときの心構え、「急がず止まらず」が有効と改めて実感。
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