利根川沿いウォーク(苦行)【関東ふれあいのみち千葉(1)】坂東太郎のみち(佐原駅→下総神崎駅)

2010年06月12日(土) [日帰り]

• GPS: 03:38
• 距離: 12.7km
• 登り: 21m
• 下り: 2m

コースタイム

14:10佐原駅北口そば国道沿いデニーズ出発-14:28水郷大橋(関東ふれあいスタート説明板)-15:07関東ふれあい標識(水郷大橋から3km地点)-(途中10分休憩)-15:58神崎市に入る-16:00関東ふれあい標識(水郷大橋から6km地点)-16:25「今」集落標識-16:48川沿いの道の終了-17:00神崎神社(撮影5分)-17:12佐原信用金庫-(児童公園で10分休憩)-17:48下総神崎駅

天候

快晴(30度近い気温、直射日光を浴びてくらくらする気候))

コース状況／危険箇所等

●ルート:関東ふれあい千葉県の公式マップを参考にした。ルートは国道356号「利根水郷ライン」沿いの川辺の土手を利根川沿いにずーっと歩き続けるのがメイン。熱射病になりそうな真夏・冷たい強風をもろに受けそうでトイレが近くなりそうな真冬には絶対に向かないルートと思われる。

●危険個所:ルート上、殆どないが、車道は車に注意。国道356号を渡る箇所くらいが危険個所か?ルートから外れて川岸の土手に行く場合、マムシに注意。

●分かりづらい場所:神崎神社から、やや分かりづらい。関東ふれあい標識に注意が必要。

●展望/景観:展望は皆無。景観は・・・利根川と水郷地帯。

●トイレ:ルート上は、神崎神社の駐車場と下総神崎駅のみ。コンビニは下総神崎駅前まで無い。佐原駅から来る場合は、佐原駅で必ずトイレに寄っておくのがお勧め。

●水・食べ物の調達:自販機は川の土手沿いになく、土手から脇に逸れた集落に入れば自販機があるかは不明。スタート地点の水郷大橋付近も自販機の有無不明。佐原駅から水郷大橋までの間、国道沿いのファミレスが多い辺りの自販機で水調達は必至と思われる。

●休憩場所:川沿いの土手、水路調節か何かの橋がかかる箇所を日陰にして休憩はできるが、真夏や雨天時は休憩場所はないと思った方が良い。他、土手の左手(集落側
)にルート上いくつかの神社があるので、これら神社境内を休憩場所とすることも可能かも。神崎神社境内にはあずまやがあるが虫が多い。神崎神社から下総神崎駅までの区間、児童公園のそばを横切るので、ここで休憩するのがベストかも。

●混雑度:ハイカー皆無。遠目に見て、進行方向に1人だけ歩いている人を見たが、その人以外は誰も歩いていなかった。地元の人は川土手の一区間、犬の散歩や散策などで歩いていたが、数えるほど。全般的にルート上、どこも空いていた。

●最寄駅情報:佐原駅、南口は観光名所の多い場所、北口は閑散としているが国道まで出ればファミレスが複数ある。佐原駅はあやめのシーズンなど特定の期間のみ、休日も特急あやめが停まる。下総神崎駅は無人駅ではなく、自動改札でもなかった。

●日帰り温泉:未調査。

●その他:佐原駅・下総神崎駅ともにホリデーパス圏外。佐原だと480円、下総神崎だと320円別途必要。

写真

6/12 14:22

佐原駅北口の国道沿いデニーズを出発し、水郷大橋に到着。ここにあった電光掲示板によると、気温は29度。暑い筈だ。

6/12 14:24

水郷大橋付近から左手、川っぺりの芦?原を撮った。こういう光景がふんだんに見られるのも千葉の特徴だなあ。

6/12 14:26

まっすぐ進むと水郷大橋を渡ってしまうが、往く手の左側に下り階段を発見。階段を下ると関東ふれあい本コース説明書きがある。

6/12 14:28

これがその説明書き。土埃で汚い・・・・。場所が川岸だけに強風が吹き付け、汚れやすいのであろう。

6/12 14:30

スタート直後、利根川両総水門の脇を通る。写真は振りかえって撮った写真。

6/12 14:33

両総水門を過ぎた後は、何にも建物がない川沿いの土手道を歩く。

6/12 14:34

振り返ると水郷大橋が小さく見える。水郷大橋からは神崎大橋まで利根川には橋はない。何を目標にして歩こうか。

6/12 14:34

利根川=板東太郎。いい天気だし気持ちの良いウォーキングだな〜。

6/12 14:34

で、歩き続けるがずーーーっと同じ光景なので次第に飽きる・・・。

6/12 14:35

空。小さくて分かりづらいが飛行機が飛んでいる。他に注意を引くものがないので、撮ってみた。

6/12 14:41

右手は利根川、左手は国道356号(利根水郷ライン)、その向こうは一面の水郷地帯。

6/12 14:44

対岸に建物があるうちはまだ良かったのだが・・

6/12 14:52

振り返ると水郷大橋がだいぶ小さくなった。

6/12 14:55

対岸に建物も見えなくなった。

6/12 14:58

川の逆側、水田地帯側。神社があるが寄る気になれない。

6/12 15:00

国道356号はあやめシーズンだからか結構車が多い。

6/12 15:07

漸く!ルート上に関東ふれあい標識(水郷大橋から3km)を発見。

6/12 15:15

ずーっとこんな道を歩く。日差しもきつい。

6/12 15:26

写真右手に見えるような監視台か水量調節場所かわからない橋と小屋があった。そして海岸から40kmに始まる500mごとの標識もあった。

6/12 15:29

利根川が光る。綺麗なんだけど・・・そろそろ光景に飽きてしまい・・

6/12 15:42

この橋の下の日陰でしばし休憩。長時間休憩したかったが、先は長いのですぐにルートに復帰。

6/12 15:47

土手の道が舗装路になる。が、国道とは一段高い位置なので、車は通らない。でも道のつまらなさが一層際立つ。

6/12 15:51

右手の川岸は草原地帯のようになった。

6/12 15:52

左手の水田地帯に、また神社があった。

6/12 15:53

神崎町に踏みいる。

6/12 15:54

こんな護岸工事されてない川岸はそれはとても素晴らしい景色なのだが・・・

6/12 16:00

関東ふれあい標識をルート上に発見。水郷大橋から6km、神崎神社まで2.7kmの地点。

6/12 16:01

左手の水田地帯。

6/12 16:14

「海から47�辧徂玄院Ｋ椒魁璽垢蓮岾い�ら40�辧彿佞蠅�ら始めた。

6/12 16:19

来た道を振り返ると水郷大橋は既に完全に見えない。

6/12 16:21

左手の水郷地帯。

6/12 16:24

右手の川岸、川から結構距離がある場所になる。クローバーの草むらが綺麗だ。

6/12 16:25

左手、国道沿いには「今」という集落の標識。

6/12 16:28

やっと左手にも民家が見えてきた。今集落かな。

6/12 16:28

右手も川からだいぶ離れた。川岸の草原地帯は綺麗だが人っこ一人いない。

6/12 16:31

つまらな過ぎるので後ろ向きに歩いて撮った写真。「海から48km」標識がある。

6/12 16:40

左手の集落、家の数が増えてきた。

6/12 16:41

やっと前方に神崎大橋が見えてきた。

6/12 16:44

右手も殺風景な公園らしき場所が見える。

6/12 16:45

左手に森が。恐らくあれが神崎神社の鎮守の森。

6/12 16:46

右手、神崎大橋が近くなる。

6/12 16:47

神崎大橋。あれは渡らず、手前で左折(国道を渡る)。関東ふれあい標識があるので迷わない。

6/12 16:48

国道を渡ったら写真にあるような関東ふれあい標識通りに歩く。

6/12 16:48

こういう標識。

6/12 16:49

そして久しぶりに集落の中を歩く。が、自販機は無い。

6/12 16:49

びわの実がたわわの木。そういえば房総はびわの産地だったなあ。

6/12 16:52

そしてこういう道を歩き・・・

6/12 16:53

神崎神社の駐車場にぶつかるので、その横の緩やかな坂を登る。これが神崎神社への裏参道。

6/12 17:00

神崎神社に到着。時刻は既に17時。

6/12 17:00

境内にある「なんじゃもんじゃの木」は国指定天然記念物の大クスの木だ。

6/12 17:06

境内あずまやの奥にある関東ふれあい用の説明板(「神崎神社」についての関東ふれあい説明板)が本コースの関東ふれあい撮影ポイント。ここは境内全てが禁煙、虫も多いし撮影して早く退散しましょう〜。

6/12 17:09

神埼神社の暗い階段を関東ふれあい標識に沿って下ると、写真のような狭い路地のみち。

6/12 17:26

路地を抜けると佐原信用金庫があるので、その脇道を関東ふれあい標識に沿ってまっすぐ進み、また路地裏の道を往くと写真のような場所に。ここは関東ふれあい標識に従い、右手、郵便局方向に進む。

6/12 17:37

途中、児童公園があったので少し休憩し、関東ふれあい標識通りに進むと神崎町役場(表札のみ)が左手にある。

6/12 17:39

この道標を横目に水田地帯を下総神崎駅に向かって歩く。

6/12 17:41

水田の中の一本道。

6/12 17:41

田植えを終えて間もない水田は綺麗だ・・・。

6/12 17:47

下総神崎駅に到着。時刻は18時近いが日が長いのでまだ夜という感じがしない。

6/12 17:59

駅の陸橋を渡る時に写した、水郷地帯。長閑で素敵な景色。関東ふれあい別コースで再度来るときは、真夏や真冬は避けたいところだ。

撮影機器：

COOLPIX S52 NIKON

感想

kumiyan

ともかく心が疲れた。久しぶりに平坦ハイクで心が折れそうになった。川沿いの道や水田地帯はそれはそれで素晴らしいのだが、このコース、坂東太郎沿いは本当に景色に変化がない。

2009年3月下旬に行った「関東ふれあいのみち神奈川��湘南海岸・砂浜のみち」(片瀬江ノ島駅から茅ヶ崎・柳島海岸:10.2��)も同じ風景がどこまで続く海岸沿いの道だったが、あれはサーファーも大勢いたり、途中、辻堂で公園に寄ったり、ヘッドランドやお店もあったり結構楽しめる道だった。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-57754.html

しかし、今回の「坂東太郎のみち」は本当に何も変化がない。店は当然ないし、対岸の建物も殆どなく、人もいない。

歩き始め、国道沿い、自転車を走らせる地元のおじさん(自分の父親位の年代)から、「どこから来たの?東京?俺は逆に東京の水元公園とか良く行くよ」と話しかけられた。地元の人も坂東太郎沿いの光景は見飽きるのかもしれない。
少なくとも自分は見飽きた。

退屈しのぎに後ろ向きに歩いたり、空を写したり、歩き方を変えてみたり、色々試しもした。しかし暑さも結構なもので、そんなことをする余裕も無くなり、休憩しようかと思っても日陰を探すのも一苦労だった。

これなら雨の中、北高尾山稜を歩く方がずっとマシだ!と内心思い、漸く川岸の道が終わった時は本当に嬉しかった。

平坦な道を歩いたにも関わらず、珍しく膝が痛くなる。普段、山道でも余り膝痛にはならないのだが。。。

関東ふれあい撮影ポイントの神崎神社は涼しくて気持ちが良かったが、それも束の間。蚊が多くて長居できなかった。下総神崎駅まで、のんびり歩くというよりは疲れてとぼとぼ歩き、JR成田線、成田方向の電車に乗ったところなぜか満席。皆どこから乗ってきたのだろう。成田から久里浜行き横須賀線でJR品川まで爆睡して帰ったのだった。

コメント

katatumuri

おつかれさま
kumiyanさん

暑い中、利根川の土手歩きお疲れさまでした
さすが利根川、広々した土手ですね。

山歩きもいいですが、まっすぐ何もないところを無心で歩く。いろいろなことを考えながらや反対に何も考えず無心で。 土手歩きはなにか哲学的でもありますね

私も琵琶湖一周や淀川など土手歩き好きですね

kumiyan

katatumuri さん

コメントありがとうございます。

このコースで自分の精神力の足りなさを改めて痛感しました。

確かに土手歩きは哲学的です。そういう意味では街道歩きでも(東海道でも甲州道中でもつまらない区間も結構あります）同じですが、昨日の道はこれまで自分が歩いたコースの中で恐らく最も景色に変化がないみちで、自分としてはかなり辛かったです。

連れはそれほど苦でなく精神修養ということでそこそこ楽しかったようですが・・・連れの方が人間として出来ている？なんか口惜しいなあ(笑)

katatumuriさん、琵琶湖一周？それはすごいですね！過去の山行記録もちらっと拝見しましたがかなりな健脚っぷりに脱帽です。

私は関西は4年前に宝塚に行ったのが最後ですが、今年は東海道で(今、桑名まで行ってます)是非とも鈴鹿峠越えして琵琶湖を久しぶりに観てみたいと考えております。

・・・間もなく入梅してしまいますが、梅雨の晴れ間を縫って今月も引き続き良いウォーキングをしたいものですね
次の土曜日は雨でなければ山に行きたいのですが、関東も甲信越も雨っぽいので、また山ではなく街道かどこかのウォーキングになりそうな予感ですが・・・。

katatumuri

歩く
こんばんは

歩くこと自体が哲学的ですね
よくわからないけど、なんのために、なぜ、どうしてと考えること自体が意味深長で

でも、とにかく自分の２本の足で歩き続けることになにか意味があると思って歩いています。もちろん、ダイエットのためにも

琵琶湖も数回に分けて歩きました。結構おもしろかったですよ。
皆さんが海水浴？（湖水浴）を楽しんでいる脇を夏の暑い日にもくもくと歩いている。なんと哲学的？？？？

でもとにかく歩くことに楽しみがあればいいんです
これからの山行記録楽しみしてます

kumiyan

歩くこと
katatumuriさん

kumiyanです。歩くことについてこんな深いコメント頂けるとは、嬉しい限りです。

>よくわからないけど、なんのために、なぜ、どうしてと考えるこ
>と自体が意味深長で

確かに長時間歩いていると日常から全く切り離された考えが色々浮かんできて、往時の哲学者や大文学者は散策しながら日常と隔絶して思索を練っていたのがわかる気がします。

我々の場合、哲学者のように思索を練るという訳にはいきませんでしたが、これまでもかなりつまらない区間を街道歩きその他で歩いてきました。個人的に印象深い歩いていてつまらなかった区間ですが

・東海道歩きで沼津宿の先の千本松原をみた後、原宿→吉原宿→蒲原宿までの単調な一本道

・甲州道中歩きで多摩川に着く前の国道20号沿い、場所でいうと谷保天神から立川方面

・川越街道、和光市付近。

それでも二人で川柳をつくりながら歩いたり、歌を歌ったりそれはそれでこれまで単調な道も楽しんできたつもりなのですが・・・

しかし坂東太郎の川沿いは写真のとおり整備された道で、歴史的な街道なわけでもなく、すぐ隣は国道で車もびゅんびゅん走り、この道を歩かなければ有名などこかに到達しない、という訳でもないため、結構閉口したというところでしょうか

我が連れの結論としては、「kumiyanは精神力が弱い」「結局山歩きでも街道歩きでも体力や技術よりも精神力が大事」だそうです。

ともかく、琵琶湖を数回に分けても1周してしまわれるkatatumuriさんには頭が下がる思いです。琵琶湖は学生時代、学生映画のロケで数日間滞在しましたが、冬で本当に本当に寒かった記憶しかありません・・・。

関西は余り地理がわからないのですが、こちらこそkatatumuriさんの山行記録を楽しみにしています。関西は歴史街道が沢山あって羨ましいですね〜

katatumuri

RE:歩くこと
kumiyanさん、こんばんは

丁寧な返信ありがとうございます。

私はとにかく歩くことが好きなので、長い距離をもくもくと
歩いています。

あらためてkumiyanさんのこれまでの山行記録を見させてもらいましたが、すごいですね。

街道歩きはとにかくよく歩いておられますね。

敬服します。

東海道も相当歩いておられるようですね。

これからもよろしく

kazuhi49

すごいです
kumiyanさんはじめましてこんにちは。

すごいロングウォーキングですね。

私の勤務先は佐原市内ですので、天気の良い時の昼休みには市内をよくウォーキングするルートですが、神崎町まで単調な利根川堤防を歩くとは、私には考えられない、すごいことですね。
写真中の殺風景な公園らしきものですが、昨年の秋から私の勤務している建設会社が国土交通省の発注で作った船着場で、バスボートなどが川に降ろすのに使う斜路もあります。これを機会に佐原の川の駅から、神崎〜下総〜印西へと昔の江戸への水運イベントで観光船を走らせる計画もあり、これから神崎町の観光の起点としようとしている場所です。
そのおりには、また是非お越しください。

kumiyan

kazuhi49 さん、こちらこそはじめまして、こんにちは。

「写真中の殺風景な公園らしきもの」は公園ではなくて船着場でしたか。子供が1人で遊んでいましたので、公園かと思っていました。

仰るとおり確かに非常に単調なみちで、なぜ千葉県が関東ふれあいルートとしてこの道を選んだか理解に苦しむのですが、今回の苦しさも後で思い返すと印象深い思い出になるでしょうからまあいいです・・・しかし、再度歩けといわれたらちょっと勘弁したい道です（スミマセン）。

>佐原の川の駅から、神崎〜下総〜印西へと昔の江戸への水運イベントで観光船を走らせる計画もあり

良いことをお伺いしました。ありがとうございます。
佐原の街はいたく気に入ったので、何かの旧街道歩きとの関連性を探し出して、いつか再訪したいと思います。そのとき、上記の観光船にもぜひ乗らせて頂きます。