奥秩父を歩くご膾籠〜木賊山(戸渡尾根)分岐
- GPS
- 10:06
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,796m
- 下り
- 1,783m
コースタイム
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 10:06
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題になるところはない。 |
その他周辺情報 | 峠沢の渡渉地点、増水があったため渡りやすいところはないかと前後見てみたが、ルートの渡渉地点が一番渡りやすいと感じた。ルートになるということは理由があると感じた次第。 |
写真
感想
奥秩父主脈縦走の4回目。前回の最終日に歩こうかと思っていたルートを歩くのが本日の目的。2週前に下山した登山口から入り、林道を歩く。前回は3日間の疲れもあったのかすごく長く感じた林道も歩いてみるとあっという間だった。
登山道に入り、渡渉点に着くと数日前の雨の影響で2週間前とは流れが違っていた。ほかに渡りやすいところがあるのではと少し沢筋を歩いてみたがやはりルート上の渡渉点が一番良さそう。先を行く私のうしろをついてきた女性に大声で引き返すように声掛け。戻りながら女性と渡渉について話す。思い切りジャンプしたので片足を少し濡らした程度で渡れたが、女性は逡巡されている。渡り方を説明したが、無理と諦めて沢の中に足を入れて歩かれていた。無事渡られたのを確認して、先に行かせてもらった。
沢から離れ高度を上げていく道も、前回の下山時は長く感じたが、あっという間に稜線が見えてきた。ほどなく雁坂峠。主脈縦走の続きはここから。朝ごはんを食べていると水晶山方面から若者が一人上がって来られたが、私同様ごはんにされるようだったので、声をかけて先へ進む。
大きくて、雄大な雁坂嶺を登る。この登りの途中から古傷の膝が痛み始め、この日は終始悩まされた。雁坂嶺は雄大な分、頂上が近いと感じてからが長く感じた。また立ち枯れが目立ち始め、景色の荒寥さと遠く見える景色の美しさがとても良かった。
雁坂嶺から東破風山への道も立ち枯れの森と笹道とが続く道だった。東破風山に着くころには膝の痛みがかなり強くなり、このあとどうするか山頂で少し迷った。2週前の4日間は気にはなっても痛みが強くなることはなかったのに、今日はなぜ?と思ったが、雁坂嶺への道を登り返すなら先へ進もう。雁坂峠からの峠沢の道をまた通るくらいなら先へ進もう。そう考え破風山へ向かった。
破風山へはすぐ。ここまで来たらどんなに痛んでもとにかく進もうと先を急いだ。笹平への道は急坂というより、岩伝いに下っていくかなりの下り。ずっと笹平の小屋が見えているのになかなか近づいてこない。思うように膝が出せない分、いつもよりかなり時間がかかっていると感じた。なんとか下りきると小屋から元気な若者が出てきた。「(坂は)急でしたか?」と聞かれたので、「すごく…」と応えると満面の笑顔で「わかりました!がんばります!」と大きな声で返事が返ってきた。あの勢いならなんのことはないだろうと感じた。
ここから木賊山と戸渡尾根の分岐までが非常に難儀した。大変な登りではなかったが、膝が思うように出せないのと、正午に向かい、今年初の山の暑さに体が参り始めたのが原因。思い出すのは足元ばかりで景色もなにも思い出せないほど。
やっと分岐に着き、昼食。主脈縦走、本日はここまで。下山にかかる。戸渡尾根を下るがなかなかの道。これを次回、この暑さの中登り返すかと思うと、もう冬まで延期していいのではないかと膝の痛みも相まって、やけくそになるほどだった。次々と登ってくる登山者がいるので、その都度止まって膝を休めた。新道の分岐まで1時間少し。石楠花が咲き始めていて、膝の痛みを忘れさせてくれた。分岐地点は狭いにもかかわらず、高校生くらいの団体が休憩で占領していた。もう少し通りやすいように休んでほしかったが、「陸上部」のジャージを見て許してあげた。
分岐からどちらの道を歩こうか少し迷う。甲武信小屋の人に両ルートの感想を聞いた時に、徳ちゃん新道は現在のメインルートだがおもしろみがない。近丸新道は最近人が通らないので危険なところもあるが、静かな歩きはできるとのことだった。ということは次回の登りは近丸新道だな、と思うと今日は徳ちゃんでと決め、下り始めた。膝をかばいながらゆっくり下った。登りの人が途切れると静かな山下りとなった。
西沢渓谷入り口まで降りて本日は終了。奥秩父主脈縦走も次回で終了予定。仕事の都合とはいえ、何回かに分けてしまっているので、主脈への登り下りのアルバイトがどうしても付いて回る。いつかは一つなぎで歩けるだろうか。なんにせよ、次回を楽しみに下ってきた。
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