尾岳(下甑島)〜梅雨明けの筈が雨中のピーク 海岸の花の癒し
- GPS
- 01:13
- 距離
- 2.6km
- 登り
- 173m
- 下り
- 188m
コースタイム
- 山行
- 1:06
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 1:13
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
http://www.koshikisho.co.jp/ 歩きなら高速船もあります ・長浜、芦浜から尾岳登山口まで30分余り(舗装路です) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所:特にないが、注意点は以下 下部、夏季は草深い(道はわかる) 480m付近の下り気味切開けで分岐状になっている(右に行く) 上部落ち葉が多く雨の時はやや滑りやすい 超ショートコースなのに、あと1km、500m、300m、100m、50m(←笑い)と距離表示たくさん |
その他周辺情報 | 飲食店:長浜港のフェリーターミナルにある喫茶「クルミ」 喫茶のほか洋食メニューもあるが、具のボリュームあり 宿:1泊目 芦浜のバンガロー 手打地区のホテル竜宮の郷が管理しており鍵を借りに行く(車20分)必要あり 2泊目 磯口旅館 女将さんがとっても感じがいい。食事は味はいいが、量はチト少なかった。 |
写真
装備
個人装備 |
折畳み傘
ハンドライト
ジョギシュ
|
---|
感想
島旅+ちょい山を満喫した上甑から、いよいよ本命の下甑に(上甑編は↓ご参照ください)。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-679389.html
前夜、上甑から下甑にフェリーで渡り、下甑の芦浜のバンガローに入る(民宿等取れなかった)。コールサックもクッキリの濃い銀河に、明日の好天を期待したのだが、翌日の天気予報は曇り時々雨って、「南九州はいち早く梅雨明け」ってなんなの。翌々日も雨模様の様だし。観光ついでだし、断念か?とはいえ、遠目木山はともかく、甑島最高峰の尾岳(604m)を外しては、島の山旅としての達成感は10倍希釈の感もある。降り出しは6、7時の予報なので、未明の歩き出しを決意し、早めの就寝。
翌早朝、4時起床。既に外は小雨が降り出している。まだ闇の山道へとレンタカーを飛ばすが、直ぐに濃いガスに包まれスローダウン。暗澹たるアプローチ、ぴょこぴょこ車道を横切る野ウサギのみが慰めだった。自衛隊施設を過ぎると、直ぐ登山口。
まだ暗い中、傘さして、ハンドライト持って歩き出す。登山道は、緩やかだが小さな登降がある。前半下草が被り気味で、ライトの光だと分かりづらい所もある。下草に撫でられ、ズボンと靴はぐしょぐしょである。後半はライトがなくても歩ける様になるが、落葉が多く滑り易い。
尾岳山頂付近は小さな草地で、アサギマダラが十頭ほど舞っていた。山頂滞在前後のみ雨は上がったが、濃いガスは取れるはずもなく、楽しみだった展望は皆無。仕方ないので、ちょっと工作活動実行後、下山。再び降り出した雨の急坂では、濡れた落葉が滑り安かった。
急ぎバンガローに戻り、細君と合流。朝食後は観光だが、雨天なので気勢も上がらない。ところが、ある意味尾岳より楽しみだった、鳥の巣山展望台では、時折晴れ間も見える。ちと時期は遅めだが、カノコユリとニシノハマカンゾウの群生地に浸れた。次の夜萩円山公園では、もっと大きなニシノハマカンゾウの群生と断崖の絶景を、雨の降り出し前に楽しめた。すると……
細君「私のラッキーパワーだ!だって、(1人で登って)雨とガスだけだったんでショ」
odax「……ま、そだけどネ ~_~;」
だがその後は、ナポレオン岩を望む瀬々ノ浦では雨に煙るボーッとした景色と、期待したメシ処は昼食予約のみとのお断り。あまつさえ、細君最大の目的の1つ「蜃気楼の丘」では、10m先位しか見えない濃いガスと土砂降り。はるばるやってきたのに……。
odax「これも(君の)パワー?(ーー;)」
細君「…どっかの雨男のせい(/ _ ; )」
odax「……」
テンション大幅ダウンで、よろよろ戻った長浜のフェリー乗り場の喫茶店で、遅いランチを取ったら、予想外のヴォリュームに驚き。チョット元気回復。その足で向かった、瀬尾の三滝では雨も止み、雨後のせいもあるのか島の滝とも思えぬ大迫力でした。
天候に恵まれなかった下甑編ですが、鳥の巣山、夜萩円山公園は良かったです。
ただ、特産のコシキトゲオトンボを探す暇がなく、残念。
エッ、肝心の山「尾岳はどうか?」ですか?
エー、山レコでは(←限定)尾岳レコ1番乗りの自己満足の山でした※。
注:尾岳に悪いので、どなたか名誉回復の快晴レコお願いします。
※山頂の工作活動写真 :「尾岳(おだけ)」の「岳」の字の下を「X」にしていますが……
、"odaxさんいただき"と読んでください(←苦しい?)
コメント
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甑島(こしきじま)には思い入れがあります………ちゃんと読めるでしょ
詳しく後刻……な~んだって内容ですが
半袖隊長
yamabeeryuさん、「甑」が読めるとは流石 です。
遥か昔、中坊時代のodaxは、教材の地図帳位の内容は楽勝で丸暗記している、地図大好き少年でした。ですから、甑島は当時から知ってました。島育ちなので、島の山には興味ありますが、特に甑島のみに思い入れはありませんでした。
ですが、隊長の”甑島への思い入れ ”は………まるで読めませんネ〜 。
まさか、別れた彼女が、「かのこ」という名だった とか・・・・、のはずないですね。
気が向きましたら、詳しく後刻お願いします<(_ _)>。
この、海の日の三連休のレコ、
とくに、19日のレコは、みなさん
天気予報が、大外れで、ガスレコの
オンパレード。
九州も、例外じゃなかったんですね。
お天気残念です。
でも、孤島の雨だからこそ感じる
独特な雰囲気を感じました。
フェリーが、運休にならず、無事に
歩を進めれて、何よりです。
南国の花は、どれも大ぶりで
華やかですね。
初めて拝見する花ばかりで
素敵なハナレコ、楽しませて
頂きました。
komakiさん、ガスレコで〜す 。
近場の山 なら、まずこんなこと(雨 の山に登る)はしないのですが、風はないので、二度来るチャンスはないと思い強行しました 。
フェリーが運航したのは幸いでしたが、台風は逸れてたので心配はしてませんでした。
チェックしていた南国の花 は、ほぼ愉しめました。一方、密かに珍しい生き物での「ムシレコ」を目指してたんですが、三大奇虫のスムシ以外は、南特有の生き物には会えませんでした 。
”ムシ(蒸し)レコ”なんか目指すから、”ガスレコ”になるんですかね 。
odaxさん、こんにちは。
"odaxさんいただき"は読めませんでした
難し過ぎます
サソリモドキはお尻から強酸性の液体を吹くようです
皮膚に付くと火傷のようになる危険生物らしいです
奥様が棒で突いたら大変だったかも
odax家の旅行はお仕舞なのか更に南下してしまうのか?
makoto1959さん、立て続けの訪問ありがとうございます<(_ _)>。
ヒネコメ※1好きなodaxですが、ヒネリ過ぎは ??(←要説明)となることを学習しています。ですから最近は、「日能研の電車内額面広告」に倣って回答を用意しています。
※1 ヒネリを利かせたコメント
サソリモドキの酸攻撃、もち注意しましたよ 。
「うっかり触ると、ゴメスの様に倒されるぞ※2」と。
※2 makoto1959さんならおそらく記憶にあるのでは
ウルトラQ第1話 ゴメスを倒せ
リトラは強酸性の液体を吐き、巨大なゴメスを倒した
こんばんは!
地図をひいたら 鹿児島ですか?
憧れの目標の山々を飛び越えて
随分 <南>に行きましたね
次回は オオクワガタでお願いしますね
最果ての地?に わざわざ黒テープを持って行ったには
恐れ入りますが
odaxさんいただきの<いただき>の意味が
15分考えても分からないのは
私だけでしょうか??
とても一般道とは思えない意地の登山
ご苦労様でした
P.S. ところで <小田山>まで縦走しなかったんですか?
on-boroP
boroPさん、コメありがとうございます。
南アルプスは大好き ですが、有名峰の大半は曾遊の山です。ですが、今のodaxには厳しい 、目標の山 です。
まだ見ぬ未知の峰々 は、憧れです。未踏の島の高峰もその一つです。
尾岳は、日本の島の最高峰として、30位の高さを持ってます(odax調べ、北方領土除く)。
そこに訪れることになった経緯は、以下のレコ、日記をご参照ください。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-679389.html
http://www.yamareco.com/modules/diary/27422-detail-100576
”odaxさんいただき”の意味ですか 。
↑その尾岳登頂レコの初掲載をいただき !ということですが・・・・(←無理あり過ぎ ?)。
PS 小田山の名は甑島を調べた時気が付き、一応調べましたが、道がないようです。
小田山麓のトンネル通過時に目を凝らしましたが、それらしいものは見当たりませんでした。
浜辺のユリやカンゾウの群落、見事ですね
拙者も北海道の神威岬で見たエゾカンゾウの群落を思い出しました
「odaxさん、いただき」ですか
こりゃ、また、なんと難解ホークス
(→スイマセン、オヤジギャグで)
旅行に出かけ、雨に降られてもテンションを維持するのは極めて難しいですよね。
移動しっ放し奈良、未だ、気も紛れますが
さて、拙者がなぜ甑島と読めるか・・・ですが、保険のオバちゃんつながりです。
今は保険のオバちゃんが昼休みに職場をウロウロできなくなってしまいましたが、まだ10年前はフリーパス。
その中の一社のオバちゃんが、オバちゃんと言うには勿体ないくらい美人なのです。
もうお年でしたが、例えると「岸恵子」さんのようなしっとりタイプ。
その時拙者は、保険に満腹状態でしたから新規加入することはありませんでしたが、ウッカリするとハンコを押してしまいそうで・・・
そのオバちゃんが甑島の出身で、その時に読み方と位置をしっかりと覚えた次第なんです。
確か小田急線梅ヶ丘駅前に甑島に所縁の店があって、お客さんとよく行くんだ・・・と言ってたな。
調べてみたらありました⇒
http://tabelog.com/tokyo/A1318/A131812/13106723/
お粗末でしたm(__)m
隊長
yamabeeryuさん、「甑」解読の秘密の披瀝ありがとうございます。
なーんだ、甑島出身の方が身近にいたという、ありがちな話ですネ 。
しかし、岸恵子似の保険のおばさんですか。しっとりは分かりますが、それでハンコ押しそうになるとは 、
「ねえ、○○さん、こっち押して※ ♫(カルピス劇場風に)」(※ハンコね)
と、シナ作られたんですか?
四半世紀上の世代なのに・・・・・守備範囲広いですネ (←年代まで同じとは言われてませんが ) 。
それに・・・・、”難解(南海)ホークス”とは 。odaxはもちわかりますがね。でも、若い方にも人気の隊長さん、わっかい山ガールとの会話にこの親父ギャグ使うと、「は ???」となること必定で、弾む会話もちょっと”soft bank(土手)”に乗り上げたり 。
でも、懐かしいネタの数々、ほぼ同世代のodaxには甑(こしき)ゆかしい感じです
追記
「甑(こしき)」は、山形の岳人は普通に読めるのでは。背は低いが、「甑岳」、「甑山」という佳い山があります。前者は小生も踏破済みで、後者もいつか行ってみたいと思ってます。
なお、今回の九州旅行、最終泊は霧島のえびの高原でしたが、宿のすぐ近くにも「甑岳」があり、軽ハイクコースもあります。朝飯前の甑つながりハイクで狙ってたんですが、甑島以上の土砂降りで、断念しました。
山形県には奇岩で知られる甑岳がありますね。
男性のシンボルを想像させるような艶かしい尖塔があるとか・・・。
標高は1000mチョイしかありませんが、確か300名山に選定されていますね。
登ったことがある山形県の山は、鳥海山(半分は秋田)、蔵王(半分は宮城)、それに月山ぐらいでして、摩耶山などと共にそのうちに歩いてみたい山です。
えびの高原には2007年9月に行きました。
大分から入って最後は鹿児島からOut。
由布岳・久住山・阿蘇岳・韓国岳・開聞岳と100名山巡りをしに行ったのです。
その時、韓国岳に登る前夜にえびの高原の「えびの高原荘」に泊まりました。
宿に到着する直前に強い雨が降ってきて、うす暗い中、ようやく辿り着いたのを思い出します。
隊長
東北随一の名峰 、鳥海山の東に怪しい山を連ねる丁山地でも、とりわけ異彩を放つ怪峰男甑・雌甑をご存じとは流石です 。
うら若い山ガールは”キャー ”。
往年の山ガールの目は 。
精力自慢の山男には”負けた ”と思わせる。
リアルに脈打ちそうな”危険なぶつ (烏帽子岩)”を擁する岩山。日本海際で豪雪に磨かれた麻耶山とともに、標高だけでは計れない魅力がありますよね。
山姿は、原始性溢れる二子山(埼玉)といった趣きですよね。
遠方ながら、何とか訪れたい山です。
ただ・・・・、多数の名峰に手を伸ばしている隊長、ちょっと混同してませんか ?
↑こちらは「甑山」です。標高も1000mにちょい欠けます。
一方、村山市の東に聳える市民の山、船形山続きの1000m峰が「甑岳」です。
いずれも東北百名山には選定されてますが、300名山ではありません(麻耶山はそうです)。
あ、これ鹿児島の甑島のレコへのコメレス ですので、山形ネタはこの辺で 。しかし、山形と鹿児島に「甑」の地名が集まっているのも面白いですネ。
甑島も、近くに行く機会があれば是非!上甑の長目の浜(眺めの浜が由来)は、本土にあると大観光地になる資質十分です。遠方の方は、上甑から下甑まで橋でつながる2017年以降がよりいいかもしれません。
世界三大奇虫、サソリモドキも待ってます 。
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