面白山
- GPS
- 03:56
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 910m
- 下り
- 909m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
樹林帯で気づきにくいが、稜線は両側が切れ落ちていることが多い。行き違いをする際に留意した方が良い。 |
写真
感想
日本には不思議な名前の山が沢山ある。皇海山(すかいさん)や越百山(こすもやま)は有名どころだが、面白山はその代表的なものの一つだろう。前から気になっていたこの山に、近くに行く用事と合わせて登ることにした。ルートはカモシカコースを登りに取り天童高原を降りとする数回コース。仙山線は本数が少ないので、始発で来て午前中に登山終了を目処にする。
面白高原駅は秘境駅だそうで、確かに駅前は閑散としてはいるがそこまで秘境か?という気もする。
駅を降りて跨線橋を進むとすぐカモシカコースの登山道がある。沢沿いに伸びる登山道をみて、ムム、ちょっと歯応えがあるのかも、と思いを馳せる。そもそもこの「面白」山なぜこんな名前になったのだろう。調べたら出て来ると思うが、あえて字面から読み解くと、もちろん登ってて面白いという安易なものでは無いにしても、おそらく冬場、雪で覆われた姿が崖などで途切れる事なく真っ白になる、つまり、面が白いという事なので無いかと推測する。つまり急な登りもなくなだらかな登りのハイキングになるのでは、と予想した。(駅にある説明によると、南面白山の山麓にある三つの滝が文字通り面白かった事に由来するらしい)
しかし冒頭からそれは裏切られる。沢沿いの道はすぐ右手の斜面にロープで取り付く。少し回り込んで、尾根に取り付くと、序盤は急登の連続となる。
中盤尾根伝いに緩くアップダウンを繰り返すが、このルートは、登る時は急登。しかもザレ気味の滑りやすい斜面で、登りですら、足を取られるくらいなので、下りにとった場合はかなりしんどいのでは無いか。
長左衛門道分岐から先、山頂直下までは、特に辛い急登が続く。後半流石にばててしまった。このルートは全般的に急登を九十九折りで乗り切るのではなく、まっすぐ直登をするので、特に体力のダメージが大きいように思う。
山頂は見晴らしが非常によく、遠く雪を纏う出羽三山や月山もよく見える。小広場が三つほどあって混んでなければグループ毎にまとまるには都合が良い。
天童高原への下りは、三沢山まではかなり急な道で、長命水から天童高原までは平らな自然散策路といった趣。あたりの森は生命の息吹で満ち溢れている。無数の野鳥の声が森を支配して、騒々しく、静寂とはかけ離れた世界が広がる。
鹿避けゲートをくぐって天童高原に入ると、そこは観光地、山とは無縁な人たちも思い思いに楽しんでいる。天童高原は素通りして駅へのショートカット道を歩く。一変して滑りやすい急登となだらかな道が交互に現れ、時折脇を走る車道にエスケープもできる。車道に合流して僅かに車道を歩くと、駅に到着する。
予想よりは随分としんどかった。
この後、山寺に寄って、奥の院まで、更に階段1000段を登る。山寺の1000段階段は予想外に全く苦にはならなかった。
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