南八甲田 逆川
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 322m
- 下り
- 318m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:20
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
今回は南八甲田の沢、逆川へ行ってきた。今年度に今まで行ってきた沢と違いある程度スケールが大きい沢だったので期待と不安が入り混じった気持ちだった。
沢登りの経験が乏しく技術の乏しい我々では逆川を遡行しきるのは日帰りでは厳しいと判断し逆川で一番大きい滝(F12?)で引き返すことにした。
山行の前夜にレンタカーで八甲田の酸ヶ湯へ向かい、車中泊をする。この日は月が明るく、夜でも外はかなり明るかった。
当日の朝4時に起床し、5時出発、水道敷で車を降りて、沢へと向かう。沢までの道は所々ぬかるんでおり落胆の声を各々挙げながら前に進んでゆく。
20分ほどで沢に出あい、逆川の合流まで下っていく。ここら辺は河原歩きといった具合だった。気温は曇りの為かそこまで高くなかったが、水温は丁度よいぐらいだった。
逆川の合流から10分ほどで最初の滝が見えてくる。最初の滝が見えてからは次々と息をつかせぬように滝が現れてくる。7mほどのF4は最初の難関で左を若干巻くようにして登ったが、ここではザイルを出した。そこを時間をかけ何とか上るとその先はゴルジュとなっており、右岸からは支流の水が岩壁を伝って流れていた。支流からの水が上から降りそそいでいるせいかそれまで大きい滝に魅了されていた2年生のF氏は「寒い」と体を震わせていた。ゴルジュを過ぎても滝はどんどん現れてきた。普段から部室のクライミングの壁を登っているF氏などは滝を軽々と登っていくが、あまり壁登りをしていないY氏は手間取っていた。普段の積み重ねがこういう時に生きてくるのだなぁと他人事のように実感する。
次々と来る滝ラッシュをこなしていくが、登るたびに「これ降りれるかな」という下りへの不安が次第に増えていった。
F11を越えるとしばらくなだらかになり、息をついていると20、30分ほどでF12に行きあたる。
F12は11mほどの高さがある滝だが登ってみると何段かに分かれており、登るのはそこまで難しくはない。しかし下るにはザイルは必須であった。
ここで20、30分の休憩をして下り始める。休憩の間に三年生の私とYは深い滝つぼへの飛び込みなどをして遊んでいた。
下りに入るとおよそ半数の滝ではザイルを出すことになったため進むスピードはかなり遅くなった。我々がザイルの扱いになれていないことも下りの遅さに影響した。
F9は懸垂下降の視点が見当たらなかったため右岸側に巻いて下った。ちなみにF4、F7には残置ロープがあり、それを支点に利用させてもらって下った。しかし、F4の下りではザイルをそのままロープにかけてしまったためにザイルのとロープが絡み合ってしまいザイルの回収に手間取ってしまった。
下りは結局登りと同程度の時間をかけ水道時期へと戻っていった。
余談だが、沢から水道敷の間の道を戻っている途中にナイフを見つけた。緑色の袋に入っており登山者?の落とし物だと思われた。
水道敷きに戻り、八甲田の谷地温泉で疲れを流すと弘前への帰路に着く。
今回の沢登りはいつも行く沢より難易度が段違いであったため様々な経験を積めたと思う。反省点も多々あったが、結果として楽しめ、良い山行であった。
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