谷川岳一ノ倉沢衝立岩中央稜
コースタイム
天候 | 快晴 暑い! |
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過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
■記録
本チャンに行きたいFと、冬にマチガ沢を滑りたいYとでマチガ沢東南稜に行こうとしていたが天候の都合で流れたのが2023年の秋のことだった。マチガ沢もいいけれど、今年は衝立岩中央稜に誘ってもらいました。結果的にFがクライミングの練習をする時間が取れたため、それなりに余裕を持って登れました。「対等な感じで協力して行けて良かった」と言ってもらえて嬉しかった。
一ノ倉沢出合いから右岸を少し巻くとすぐに雪渓が始まり、テールリッジまでスタコラ行けた。日が昇ると異様に暑く、取り付きまでに早くも大汗をかいてしまった。ここまで割と新し目なフィックスロープがあるが使わずに済んだ。取り付きで準備して登攀開始。前にも後ろにも誰もいないので快適である。(3pぐらい登ったところで後続PTが取り付きに見えたが、途中から同ルート下降した模様)
1p(Y)後半の数メートルがIV級っぽかった。周りの壁を見渡すと迫力があって気持ちいい。
2p(F)左にトラバースしてからルンゼを登り、再び右に回り込むも良い感じのアンカーが作れず、進みすぎてロープが重くなる。右に戻る前にピッチを切るべきだった。
3p(Y)2p目で進みすぎたので短くピッチを切る。
4p(F)序盤のフェイスはお助け紐が大量に残置されていて見苦しい。核心とされているチムニーは二人とも楽しんで登った。このあたりから衝立の頭がチラチラ見えてくる。ここまで来て同ルート下降はセンスないね〜と軽口を交わす。
5p(Y)アンカーのあるピナクルを通り過ぎて50mいっぱいまでピッチを伸ばす。ワンポイントでハンドクラックを発見。使う必要もないが、せっかくなのでジャミングしてみた。うーん気持ちいい
6p(F)草付き混じりを曖昧に進む。
7p(Y)曖昧に進む。あまり記憶にない
8p(F)岩をたどって適当に登っていくと、最後に衝立の頭より左、烏帽子尾根の直下に出てしまったので、少しクライムダウン。変なトラバースをして衝立の頭に到着。もっと早く右に出て草付きに入ると楽だったのだろうか。
衝立の頭の踏み跡をたどっていくと、立派な懸垂支点がある。ここから6p懸垂下降で衝立スラブ上部に降り立つ。トポではクライマーズライトに振って降りたほうがいいような書き方がされていたが、懸垂と懸垂の間の歩きは大したことないので、そんなに気にしなくていいように思った。
衝立前沢を歩いて下降、滝を懸垂した後、すぐに雪渓が現れた。ここで雪渓に乗り、往路をさっさか歩いて下山。トポにある巻道は雪渓の下にあったのだろう。楽しい一日でした
■感想
マチガ沢はスキーで通ったことがあるけれど、その先の一ノ倉沢には初めて足を踏み入れました。自分にとって、山行の充実感を決める要素の一つは「その場所に身を置いている時の高揚感」なのだが、その意味で一ノ倉沢はそこに居るだけでテンションの上がる場所でした。冬に再訪して滑走したい意欲が湧いた。今回は誘ってもらって感謝。次は自分リーダーやろう
■メモ
・テールリッジまでの雪渓はチェーンスパイクで十分。何もなくても行けそうだが多分疲れる
・テールリッジも衝立前沢も、ラバーソールの沢靴の方が良さそう
・コードレットがあると便利だが、ナイロンコードだと重い。ケブラーコード買おうかな?ダブルロープの場合はロープで支点を作る自由度が高いので、そっちで慣れるのも手か?
・烏帽子沢出合は立派なトイレがある。バスは500円くらいかかるので歩くべし
・カムやナッツよりハーケンがよく使えるルートだと思った。ネイリングは時間がかかるので、残置無視したいならランナウト出来ないといけなそう
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