矢筈尾根からの六呂場山
- GPS
- 37:06
- 距離
- 41.7km
- 登り
- 3,559m
- 下り
- 3,680m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 7:17
- 山行
- 10:12
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 11:14
- 山行
- 8:54
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 11:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
写真
感想
GWの時に断念した矢筈尾根からの続きに行ってきたが、、、
前日、新宿から高速バスで飯田まで移動して前泊する。翌日飯田線の始発で水窪に向かい、駅からタクシーで水窪ダムからいけるところまでと思い出発すると運良く中小屋のゲートまで行くことが出来た。ゲートから左側の中俣沢方面への林道へ進む。GWの時は尾根の取り付きが解らなかったが、ittaさんたちのGWのレコも参考に今回はバッチリ迷うことなくホースが降りてきている箇所から尾根に取り付く。取り付き初めだけ多少不安定だったがすぐに問題なくなり急登が続く。初めのうちはホースに沿って高度を上げていく、そのうち沢音が聞こえ始めるとホースは尾根をはずれて水平に伸びていて道もホースに沿って進んでいる。途中の青いビニールシートが有る場所付近からから右手に尾根を目指して登っていくと登山道に合流した。この先急登が続くが危険な箇所は無く、登っていくというよりは重たい荷物を上げているという感じで休み休みゆっくり進む。15時過ぎにようやく矢筈山南峰に到着した。まだ晴れ間が見えていたがすでに遠くでは雷が鳴っていて今日はここまでにしてしまおうかと迷ったがもう少し先に進むことにした。一旦少し下ってから登り始めたところで急に風が冷たくなり空も暗くなり始め雨が降り出すかと思い後悔したが、なんとか一段落するまで登り切るまで降り出すことなく済んだ。矢筈山までもう少しだったが、雨が降り出す前にと思いここでテントをはる。結局雨は降ることなく光岳方面で雷が光っているだけだった。
最近初日に尾根を登り切ること無く途中でテントを張ってばかりいるような、、、
テントを張った場所から矢筈山はすぐだった。最近のお目当ての水窪100山の標識もゲットできた。矢筈山からしばらくは素晴らしい雰囲気の2重山稜の尾根が広がり楽しめた。1740mで6年ぶりの懐かしい鹿ノ平から黒沢山への縦走路に合流した。六呂場峠で今回2個目となる水窪100山の標識をゲットした。当初はここでアケ河内側の水場に下りて補給して鹿ノ平の激藪水場はパスしようと思っていたがこれ以上荷物が重くなっては鹿ノ平までたどり着きそうにないのでやめて水を飲み軽量化して六呂場山への急登を進む。六呂場山で3つ目の水窪100山の標識と以前からある有名な標識をゲットする。この先何となく記憶のある細尾根の道が続き懐かしく感じながら進む。もう悪場は気が付かないうちに過ぎてしまったかと思っていたが、だいぶ鹿ノ平に近づいたところで現れた。過去2回は鹿ノ平側から歩いてきてアケ河内側を巻いていたので、少し戻って左手に巻け道がないかと探ったが見つけられなかった。しょうがないので悪場を下ることにする。右手は木の根も出ていなく掴まるところがなく下れそうにない、左手を見ると木の根が出ていて慎重に根をつかみながら下りた。最後の鹿ノ平への笹の急登はガレの淵ではなく左手に道がしっかりついていたのでそちらからつめた。やっとの思いで鹿ノ平へ上がり切り深い笹をかき分けてテント適地まで来て重たい荷物を降ろすことが出来今日はもう背負わなくていいと思うとほっとした。時間も押していたので急いでテントを設営してすぐに激藪の水場へと向かう。前回来た時よりも笹が元気になっているように感じられ前半の激笹を過ぎるまで苦労した。後半は笹がなくなるが水音が聞こえず心配になるが、水が出ている場所は前回来たときとほぼ同じで水量も同じくそれなりに有り助かった。なんとか明るいうちにテントまで戻ることが出来、食事を作っていると今日も光岳方面で雷が光っていて不動岳の淵で光が漏れていて幻想的な雰囲気を楽しんでいると、山頂から少し下った不動岳東尾根のあたりで雷の光に同期して光っていいるものがあった。初めは雷の光が漏れて光っていたのだと思ったが時間がたつと光っているものは移動して相変わらず雷に同期して光っていた。
前日、激笹に半袖で突っ込んでしまったので腕が虫に刺されまくれて久しぶりに両腕が膨れ上がってしまった。そうでなくても計画通り不動岳を超えてヒコーキ平に下りるのは諦めかけていたのでゆっくり支度をしてから空身で不動岳を目指す。笹が朝露で濡れていて久しぶりに靴の中までびしょ濡れとなってしまった。途中で靴を脱いで靴下を絞りつつ山頂を目指す。不動岳山頂には水窪100山の標識がなかったが、帰ってから調べたら4/100でしっかり入っていた。今回初めてmalembeさんのおすすめの場所まで足をのばしてみた。山頂からはよく見えなかった合地山、光岳方面が遮るものなくよく見渡せてしばらくゆっくりしてしまった。おかげで戻る頃には朝露もなくなり助かった。鹿ノ平から鎌崩方面もなかなか手強い笹をかき分けて進む。鎌崩岳の水窪100山の山頂標識をゲットしただけで鎌崩も見学せずに下山に取りかかる。1450m付近の平坦地へ降りるときに尾根沿いに下り少しだけ右側によりすぎてしまったが問題なくテープを見つけることが出来て登山道に復帰した。平坦地から右手に下ってしばらくすると法面工事のモノカートと作業小屋がまだ残っていた。ここまでくれば後少しで林道だ。林道に降り立つ手前で道が付け変わっていて以前より歩きやすくなっていた。まだ十分明るいのでもう少しがんばってGWの時にお世話になった作業小屋までいってゆっくりと休んだ。
朝、ゆっくり朝食をとっていると3人組の登山者が林道ゲート方面から上がってきて休憩のため小屋に入ってきた。荷物を広げたままだってので少し申し訳無かった。これから鹿ノ平でテントを張って不動岳へ向かうとの事だった。地元の方とのことでこんなにいい山が地元に有って良かったと話しておられた。ほんとにうらやましいと思った。今日は飯田で泊まる予定としたので、お昼過ぎに水窪駅に着けば平岡駅で温泉に入っても夕方には飯田に着くのでゆっくりと出発する。ゲートまではまだ暑くなくのんびりと歩いていく。ここから登山者がタクシーで来ないかと期待しながら先に進むが車さえ来ずに長く感じた。GWの時はダム湖に着くかなり手前で運良く工事関係者の方に乗せてもらえたので余計につらく、橋を渡った後日陰も少なくなり非常に暑く感じられ、日陰で休み休み進みやっとの思いで水窪ダムに着いた。ここで公衆電話からタクシーを呼ぶと行きと同じ運転手のかたで行きにこちら側には降りてこないと言っていたので少しバツが悪かった。平岡駅の温泉は8月中はお昼から入れるとのことで助かった。翌日、いいだ人形劇フェスタをやっていたので少し見学して、いつもの天空の城で温泉に入ってゆっくりしてから高速バスで帰宅した。
GWに続いて最後までいけなかったが、以前から気になっていた矢筈尾根を歩く事が出来て良かった。出来れば今年中に不動岳から先の続きに行っておきたいかな
コメント
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こんにちは、はじめまして。
凄いですねえ!この時期、
深南部を4日間かけて周回するなんて・・・。
ビックリ仰天です。
ところで、画像のコメントに、
「KUMOはいないが、これは健在だ」
とは、どういった意味なんでしょうか?
チンプンカンプンで、わかりませんが。
よかったら、教えていただけませんか。
floatcloudさん
初めましてコメント有り難うございます。
以前からHP拝見させてもらっています。
暑くておまけに食料が多すぎで参りました。
特に最後の林道歩きは危なかったです。
KUMOは、日本山名総覧著者 Tさんの別名です。
floatcloudさんならば見かけたことが有るのでは無いでしょうか?
以前あった六呂場山のKUMOの写真は以下のレコに有ります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-84744.html
KUMOさんは、もちろん、存じ上げませんが、そう言われてみて、わかりました。おっしゃるとおり、これまで何回か、山頂で見かけたことがあります。ありがとうございました。
以前の記録、拝見しました。
これはこれで、物凄い計画であり、記録ですねえ。
もちろん、行ったことないので、想像するだけですが・・・。
知人に、ブログ「深南部が好きです」のhideshさんがいますが、
彼とはまた趣が違った物凄い記録に出会って、ビックリ仰天です。
また、数年前までやぶこぎねっとに投稿していた知人に、「ふ〜さん」がいますが、彼が、鎌崩を東側から大下りして巻いた記録を知って、大変驚いたものですが、今回kumahikoさんの西側迂回ルートも、気力、体力とも充実していないと、出来そうにない、大変なルートですね、きっと!
今後は、山域がチョイト遠いですが、記録を読ませていただき、kumahikoさんの爪の垢でも煎じて飲ませていただこうかと思います。
やはり見かけたことがありましたか
私は六呂場山と信濃又でしか見かけたことがないのでまだまだ藪山初心者です。
hideshさんは知人ではありませんが、以前から「深南部が好きです」もよく参考にさせてもらっています。
鎌崩は一人では行く気になれず、林道まで下りきってしまっているので西側迂回ルートなどというものではなく普通の山道です。
今後もよろしくお願いいたします。
深南部頑張ってますね。
昨年笹山南ですれ違った者です。
大きなザック担いだ大きな山男だったのを思い出します。
10日間くらいでしたよね。
今回もほとんど食料品でしたか?
私もこの辺りいつか回ってみたいと思ってますが…
これからも応援しています❗
Hikaruさんご無沙汰しています。
コメント有り難うございました。
今回も計画では長期縦走の予定だったので帰りの林道歩きの時まで
食料が重かったです。
深南部は山梨県境一周が終わってからですかね?
もう少しで達成ですね残りも気をつけて楽しんでください。
それだはまたどこかでお会いしましょう
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