愛知川 沢下り?プカリ体験→ツメカリ谷→救助
- GPS
- 10:43
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 828m
- 下り
- 828m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ツメカリ谷の沢筋は登山道ではないので読図技術が必須 ツメカリ谷最上部から白滝谷への乗っ越しは地形不明瞭のため厳に注意のこと |
写真
装備
個人装備 |
昼食 一食<br />行動食 3回分程度
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
携帯
時計
ナイフ
ヘルメット
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
|
---|---|
共同装備 |
バーナー
ツェルト
ロープ
カム
|
感想
今シーズン初の沢!
沢登りは登山の中でも総合力が必要と言われているが
本当にその通りだと思った山行でした。
備えと心得と人海戦術で人助けができて良かったです。
天気にも恵まれ、愛知川でのプカリ体験、ツメカリ谷の沢登りとも最高に楽しめました。
もちろん反省点もありました。.瓮鵐弌爾軽度の熱中症になった。暑熱順化が不十分なこの時期、ウェットスーツを脱ぐタイミングやミネラルの補給、ペース配分に改善が必要。▲張瓮リ谷上部のルートファインディング。地形が不明瞭なのは計画の時点で分かっていた。谷を出るポイントをもっと手前にして明確化しておけばよかったかも。B瑤杷┐譴襪里嫌でファーストエイドキットを簡略化して持ってきていた。これはマジでダメ絶対!
みんなのチームプレイでスゴイことが出来たと思います。神様に感謝としか言いようがない。
今年の初沢遊び
淵ではザックの浮力に任せたプカリの浮遊感に脳みそが溶け、初見でたじろいだ天狗滝は今回あっけなく身投げして、楽しい沢歩きでした!
で、終わるわけもなく。
帰路のツメカリ谷遡行では予想よりも進捗が遅れ、中程まで進んだところで焦り出しました。それが後々の事に響くのですが、当時は知る由もありませんでした。
ツメカリ谷から白滝谷への乗っ越しに至るルートファインディングでは迷いそうになりながらも、16時前には県境稜線の白滝谷出会いに到達し、一休みした後は「降るだけだね〜」などと気楽に話していました。
いざ朝明へ向けて下山を開始し、羽鳥峰林道コースの分岐近くまで歩みを進めていると、パーティーの先頭を歩いていた私が何かの気配を感じ、そちらに注意を向けるとクルクル回りながら落ちていく灰色の物体が目に入りました。山の経験上、音を立てて転がり落ちる物に良いことは一つもないと体が覚えているため、反射的に「ラク!ラク!」と声を上げ、物の正体を確かめるために歩みを早めました。
果たして、それは人でした。
白滝谷出会いで休憩している時に追い抜いた二人組のうちの一人が、稜線沿いの登山道から滑落し、少し先で合流する林道コース上に血を流しながら横たわっていました。
安全を確保しながら接近し、確認するに目立つ外傷は左側頭部の裂傷でした。私ともう一人で応急手当を開始し、一人を朝明渓谷へ救援要請の伝令に走らせました。以後、自力での下山が可能と判断され、歩行を開始したため、私が第二報を入れるために朝明渓谷へ走り降りました。
初報で出発準備をしてくれていた地元の山仲間たちと合流し、再度要救助者と合流するために山に戻りました。
その後は順調に救助活動が進み、要救助者は菰野消防のレスキュー隊に引き継がれ、山行は終了となりました。
ツメカリ谷で予定のCTより時間がかかっていたこと、白滝谷出会で休憩をとって二人組を先に行かせたこと。そもそもこの日程を組んでいなければ…
滑落の情報は麓に伝わらずもっと悪い状況になっていたかもしれません。常日頃から備える気構えを持ち、その時に臨んでは最善を尽くせるようにしなければと気を引き締める出来事でした。
今シーズン初の沢だったが、今回、私は熱中症になり途中でかなりへばってしまった。
昼食をとり、ツメカリ谷に入ってしばらくは特に異常は感じておらず、ワイワイ滝を登ってたりしていたが、途中から急に体温が上がったような感覚と、体が重くなり単なる疲労とは感覚が違う…。風呂でのぼせた状態で登山をしているような感覚というか…。
ウエットスーツを脱ぎ、メンバーに荷物を分散してもらってからはいくぶん回復して体が動くようになったが、今思うと沢で周りに水が溢れていて体も常に濡れているせいか、油断して水分の補給がおろそかになっていた感はある。
また、後になってみると肌が露出していた部分はかなりの日焼けをしていた。体が濡れていると気付きにくいが、ななりの日差しの中で活動していたようだ。
いづれにしてもメンバー達の適切な判断に感謝。
白滝谷出会いでの休憩以降は、疲労はあったが体の感覚も楽になり、あとは比較的平坦な道を下るだけだと、もう終わったような気分になっていたが、そこからさらに一騒動あろうとは…。
今回は自分のことも含め、貴重な経験を得られた山行でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する