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Yamareco

記録ID: 6964439
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

【知っているのか】雷電山 ~青梅丘陵から高水三山へ縦走~

2024年06月25日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:47
距離
16.8km
登り
1,275m
下り
1,270m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:37
休憩
2:07
合計
8:44
距離 16.8km 登り 1,275m 下り 1,270m
7:18
2
スタート地点
7:20
11
7:31
4
7:35
8
7:43
10
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7:54
8
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8:03
4
8:07
8:10
7
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8:23
8
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8:32
9
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8:42
11
8:53
5
8:58
8
9:06
9
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9:31
9
9:43
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9
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9:54
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9:57
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3
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6
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14:06
8
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9
14:23
14:24
17
14:41
14:51
71
16:02
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<駐車場>
◆永山公園駐車場
◇料金:無料
◇駐車台数:50台以上
◇トイレ:なし(永山公園にあり)
◇備考
 ・周辺にも無料駐車場が何箇所かあります
コース状況/
危険箇所等
※全体的に危険箇所はありません。

<永山公園~矢倉台~雷電山>
・矢倉台まではなだらかな遊歩道が続きますが、そこからはアップダウンの連続になります。

<雷電山~高水山>
・150m以上、一気に標高を下げた後に急坂を登り返します。
・やや分かりにくい分岐もありますが、地図で方向を確認すれば問題ありません。

<高水山~岩茸石山~惣岳山~御嶽駅>
・よく整備されたハイキングコースです。
その他周辺情報 <日帰り温泉>
◆河辺温泉 梅の湯
◇料金:950円(平日) <土日祝日:1100円>
◇種類:内湯、露天風呂、サウナ、水風呂、寝湯他
◇泉質:アルカリ性単純温泉
◇無料休憩所:あり
◇備考
 ・pH値が9.47とやや高く、しっとりとしたお湯が特徴的です。
 ・車でアクセスする場合は、隣のビル(イオンスタイル河辺)の駐車場に駐車し、5Fの連絡通路を通って来館します。(駐車料金は4時間まで無料)
永山公園の無料駐車場に来ました。土日は混むらしいですが、平日なので空いています。
2024年06月25日 07:19撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 7:19
永山公園の無料駐車場に来ました。土日は混むらしいですが、平日なので空いています。
駐車場の隣りは青梅鉄道公園です。リニューアル中のため、2025年末まで休園となっています。
2024年06月25日 07:18撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 7:18
駐車場の隣りは青梅鉄道公園です。リニューアル中のため、2025年末まで休園となっています。
少し歩くと青梅丘陵ハイキングコースが始まります。矢倉台まで3kmとあります。
2024年06月25日 07:22撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 7:22
少し歩くと青梅丘陵ハイキングコースが始まります。矢倉台まで3kmとあります。
遊歩道(ハイキングコース)と並行して、小刻みなアップダウンが連続する尾根道が伸びています。折角なので尾根道を歩いてみます。
2024年06月25日 07:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 7:27
遊歩道(ハイキングコース)と並行して、小刻みなアップダウンが連続する尾根道が伸びています。折角なので尾根道を歩いてみます。
矢倉台までの間に、このような休憩所が4箇所あります。いずれも老朽化しており、第4休憩所以外は眺望もありません。
2024年06月25日 07:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 7:31
矢倉台までの間に、このような休憩所が4箇所あります。いずれも老朽化しており、第4休憩所以外は眺望もありません。
途中、串団子のような奇妙な建物(仏舎利塔?)が見えてきました。ちょっと寄ってみます。
2024年06月25日 07:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 7:45
途中、串団子のような奇妙な建物(仏舎利塔?)が見えてきました。ちょっと寄ってみます。
弥勒菩薩のような像が納められています。大乗寺という名称はありますが、宗教団体の施設といった感じです。
2024年06月25日 07:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 7:44
弥勒菩薩のような像が納められています。大乗寺という名称はありますが、宗教団体の施設といった感じです。
案内板には「太陽聖髪教団」と書かれています。薄毛の悩みを解消してくれるというよりは、「髪を捧げよ」系のようです。
2024年06月25日 07:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 7:44
案内板には「太陽聖髪教団」と書かれています。薄毛の悩みを解消してくれるというよりは、「髪を捧げよ」系のようです。
この塔は、100年以上前(辛亥革命時)に中国から持ち出された(保護された)ミイラが安置されていたそうです。そのため、今では「ミイラ山」と呼ばれる心霊スポットになっています。
2024年06月25日 07:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 7:44
この塔は、100年以上前(辛亥革命時)に中国から持ち出された(保護された)ミイラが安置されていたそうです。そのため、今では「ミイラ山」と呼ばれる心霊スポットになっています。
尾根道はとにかくクモの巣が多く、顔にまとわり付いてくるので、途中からはハイキングコースを歩きました。
2024年06月25日 07:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 7:49
尾根道はとにかくクモの巣が多く、顔にまとわり付いてくるので、途中からはハイキングコースを歩きました。
スタートから1時間ほどで矢倉台(383m)に到着しました。多摩100山(多摩百山ではない)の一座になっています。
2024年06月25日 08:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 8:20
スタートから1時間ほどで矢倉台(383m)に到着しました。多摩100山(多摩百山ではない)の一座になっています。
矢倉台は、この地方の豪族であった三田氏の物見櫓のあった場所です。なお、三田氏の居城はこの後に向かう辛垣城(からかいじょう)です。
2024年06月25日 08:19撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 8:19
矢倉台は、この地方の豪族であった三田氏の物見櫓のあった場所です。なお、三田氏の居城はこの後に向かう辛垣城(からかいじょう)です。
矢倉台までは車が通れそうな幅広な道でしたが、ここからは普通の山道になります。
2024年06月25日 08:34撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 8:34
矢倉台までは車が通れそうな幅広な道でしたが、ここからは普通の山道になります。
縦走路からは外れていますが、三方山(454m)のピークを踏みました。多摩百山(多摩100山でもある)の一座に選定されています。
2024年06月25日 09:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 9:15
縦走路からは外れていますが、三方山(454m)のピークを踏みました。多摩百山(多摩100山でもある)の一座に選定されています。
山頂に眺望はありませんが、少し休憩します。曇ってはいてもこの日は気温が高く、非常に蒸し暑いので、滝のような大汗をかきました。
2024年06月25日 09:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 9:15
山頂に眺望はありませんが、少し休憩します。曇ってはいてもこの日は気温が高く、非常に蒸し暑いので、滝のような大汗をかきました。
マスガタ山(枡形山)に到着しました。もう少し標高の低い地点には辛垣城の支城(戦砦)である枡形山城があったとされます。この城の守将であった塚田又八の裏切りにより辛垣城は落城したと伝えられています。
2024年06月25日 09:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 9:45
マスガタ山(枡形山)に到着しました。もう少し標高の低い地点には辛垣城の支城(戦砦)である枡形山城があったとされます。この城の守将であった塚田又八の裏切りにより辛垣城は落城したと伝えられています。
物見山という山名の割に眺望はよくありません。辛垣城の籠城戦が行われた当時はもう少し眺望が良かったんでしょうか?
2024年06月25日 09:53撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 9:53
物見山という山名の割に眺望はよくありません。辛垣城の籠城戦が行われた当時はもう少し眺望が良かったんでしょうか?
辛垣山への分岐に差し掛かりました。山頂の手前は急坂になっています。
2024年06月25日 10:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 10:02
辛垣山への分岐に差し掛かりました。山頂の手前は急坂になっています。
分岐の看板から10分ほどで辛垣城跡に到着しました。保存状態が悪くて分かりにくいですが、土塁や堀切らしき遺構がありました。
2024年06月25日 10:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 10:13
分岐の看板から10分ほどで辛垣城跡に到着しました。保存状態が悪くて分かりにくいですが、土塁や堀切らしき遺構がありました。
辛垣城はこの辺りの豪族である三田氏の居城でした。北条氏(後北条)の家臣でしたが、上杉謙信に下ったため1563年頃に北条氏照に攻め落とされて滅亡しました。
2024年06月25日 10:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 10:12
辛垣城はこの辺りの豪族である三田氏の居城でした。北条氏(後北条)の家臣でしたが、上杉謙信に下ったため1563年頃に北条氏照に攻め落とされて滅亡しました。
遺構の少し先が辛垣山(からかいさん)の山頂です。この付近には、もっと広範囲に遺構があるようですが、時間がないので先に進みます。
2024年06月25日 10:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 10:15
遺構の少し先が辛垣山(からかいさん)の山頂です。この付近には、もっと広範囲に遺構があるようですが、時間がないので先に進みます。
そこまで急なアップダウンでもないですが、暑さでバテているのでキツく感じます。
2024年06月25日 10:23撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 10:23
そこまで急なアップダウンでもないですが、暑さでバテているのでキツく感じます。
青梅丘陵の最高峰である雷電山(494m)に到着しました。とある干ばつに見舞われた年、領主(北条氏照)に命じられた良深僧正がこの山の山頂で雨乞いをしたところ、たちまち雷雨となったことが山名の由来となっています。
2024年06月25日 10:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/25 10:46
青梅丘陵の最高峰である雷電山(494m)に到着しました。とある干ばつに見舞われた年、領主(北条氏照)に命じられた良深僧正がこの山の山頂で雨乞いをしたところ、たちまち雷雨となったことが山名の由来となっています。
山頂にはベンチがありますが、眺望は良くありません。当初はここで昼休憩にしようと思っていましたが、暑さでバテて食欲が湧かないので先に進みます。
2024年06月25日 10:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 10:46
山頂にはベンチがありますが、眺望は良くありません。当初はここで昼休憩にしようと思っていましたが、暑さでバテて食欲が湧かないので先に進みます。
雷電山からは榎峠まで150m以上一気に下ります。山域としては繋がっていますが、榎峠から先は奥多摩になります。
2024年06月25日 11:00撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 11:00
雷電山からは榎峠まで150m以上一気に下ります。山域としては繋がっていますが、榎峠から先は奥多摩になります。
榎峠にでました。ここから軍畑駅にエスケープすることも出来ますが、頑張って高水山に向かいます。
2024年06月25日 11:23撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 11:23
榎峠にでました。ここから軍畑駅にエスケープすることも出来ますが、頑張って高水山に向かいます。
やや分かりにくい高水山へ向かう道。高水山は何度か登っていますが、メジャールート以外から登るのは初めてです。
2024年06月25日 11:24撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 11:24
やや分かりにくい高水山へ向かう道。高水山は何度か登っていますが、メジャールート以外から登るのは初めてです。
高水山らしからぬ急登です。榎峠からは一気に標高を上げていきます。
2024年06月25日 11:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 11:43
高水山らしからぬ急登です。榎峠からは一気に標高を上げていきます。
なだらかな林道に出てホッとしました。メジャールートとの合流まで林道が続くことに期待しましたが、残念ながらすぐに林道とはお別れでした。
2024年06月25日 12:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 12:17
なだらかな林道に出てホッとしました。メジャールートとの合流まで林道が続くことに期待しましたが、残念ながらすぐに林道とはお別れでした。
山頂近くでようやくメジャールートに合流しました。スタートから5時間以上経過していますが、雷電山からここまでが予想以上に遠く感じました。
2024年06月25日 12:35撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 12:35
山頂近くでようやくメジャールートに合流しました。スタートから5時間以上経過していますが、雷電山からここまでが予想以上に遠く感じました。
少し歩くと高水山の山頂直下に建つ高水山常福院が見えてきました。開基は円珍(9世紀の人物)とされる真言宗のお寺です。
2024年06月25日 12:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 12:44
少し歩くと高水山の山頂直下に建つ高水山常福院が見えてきました。開基は円珍(9世紀の人物)とされる真言宗のお寺です。
不動堂は1822年に再建されたものとされています。既に暑さでヘロヘロですが、最後まで歩き切れるようお参りをします。
2024年06月25日 12:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 12:45
不動堂は1822年に再建されたものとされています。既に暑さでヘロヘロですが、最後まで歩き切れるようお参りをします。
常福院から5分ほどで高水山(759m)の山頂に到着しました。高水三山では2番目に高い山で、花の百名山にも選定されています。(選定理由は秋に咲くツルリンドウ)
2024年06月25日 12:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 12:51
常福院から5分ほどで高水山(759m)の山頂に到着しました。高水三山では2番目に高い山で、花の百名山にも選定されています。(選定理由は秋に咲くツルリンドウ)
山頂にはベンチがあるので、ここで昼休憩にします。日陰なのは良いですが、虫が寄ってくるのが困りものです。
2024年06月25日 12:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 12:51
山頂にはベンチがあるので、ここで昼休憩にします。日陰なのは良いですが、虫が寄ってくるのが困りものです。
高水三山で最も標高が高い岩茸石山(793m)に到着しました。休憩して少し体力が回復しましたが、ペースは上がらないままです。
2024年06月25日 14:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/25 14:01
高水三山で最も標高が高い岩茸石山(793m)に到着しました。休憩して少し体力が回復しましたが、ペースは上がらないままです。
岩茸石山の山頂は北側が開けており、黒山や棒ノ嶺などの山々が見渡せます。
2024年06月25日 14:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 14:01
岩茸石山の山頂は北側が開けており、黒山や棒ノ嶺などの山々が見渡せます。
惣岳山へ向かう途中で開けた場所に出ました。斜面が切り拓かれています。
2024年06月25日 14:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 14:26
惣岳山へ向かう途中で開けた場所に出ました。斜面が切り拓かれています。
歩いて来た高水三山の稜線を振り返ります。ここを歩くのも10年ぶりですが、こんなに開けていたイメージはないですね…。
2024年06月25日 14:30撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 14:30
歩いて来た高水三山の稜線を振り返ります。ここを歩くのも10年ぶりですが、こんなに開けていたイメージはないですね…。
惣岳山(756m)に到着しました。眺望がないので一番地味な印象がある山です。
2024年06月25日 14:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 14:41
惣岳山(756m)に到着しました。眺望がないので一番地味な印象がある山です。
山頂には青渭神社(あおいじんじゃ)の奥社(祭神:大国主命)が建っています。1845年に再建された建物で、老朽化しているためフェンスで囲まれています。
2024年06月25日 14:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 14:41
山頂には青渭神社(あおいじんじゃ)の奥社(祭神:大国主命)が建っています。1845年に再建された建物で、老朽化しているためフェンスで囲まれています。
社伝によると、青渭神社の創建は崇神天皇の時代(1世紀)とされています。本当であれば伊勢神宮に匹敵する歴史のある神社ということになります。
2024年06月25日 14:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 14:42
社伝によると、青渭神社の創建は崇神天皇の時代(1世紀)とされています。本当であれば伊勢神宮に匹敵する歴史のある神社ということになります。
惣岳山から70分ほどで御嶽駅に到着しました。これほど達成感を感じる山行になるとは思いませんでした。ここから電車で青梅駅まで行き、車を回収します。
2024年06月25日 16:05撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 16:05
惣岳山から70分ほどで御嶽駅に到着しました。これほど達成感を感じる山行になるとは思いませんでした。ここから電車で青梅駅まで行き、車を回収します。
青梅駅から10分ほど歩いて駐車場に戻ってきました。もっと余力を残して歩けると思っていましたが、夏の低山を舐めてはいけない…。
2024年06月25日 16:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 16:59
青梅駅から10分ほど歩いて駐車場に戻ってきました。もっと余力を残して歩けると思っていましたが、夏の低山を舐めてはいけない…。
車を回収した後は、河辺駅前にある梅の湯で汗を流しました。空いていたのでゆっくりできました。
2024年06月25日 17:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/25 17:31
車を回収した後は、河辺駅前にある梅の湯で汗を流しました。空いていたのでゆっくりできました。
撮影機器:

感想

奥多摩の東側に位置する青梅丘陵。標高400~500m程度の低山が連なる山域で、青梅駅近くの公園からハイキングコースが整備されています。ハイキングコースのイメージが強かったので、これまで歩く機会がありませんでしたが、調べてみるとアップダウンが連続する、歩き応えのあるコースのようです。
また、領主の居城跡(辛垣城跡)や、心霊スポットになっている謎の塔などがあり、意外と面白そうなコースなので、高水三山と合わせて歩いてみることにしました。

この日は曇っていましたが朝から気温が高く、非常に蒸し暑い一日でした。平坦な道が続く矢倉台までは問題なかったですが、本格的な登りが始まると、たちまち汗がダラダラと流れてきました。まだ暑さに身体が慣れていないようで、寝不足に似た疲労感を感じます。
長めの休憩を取れば治まるかと思いましたが、気休め程度にしか回復しません。この日は最後まで足取りが重く、忍耐の登山となりました。
そのため、御嶽駅に着いた時には長期縦走を成し遂げたかのような達成感を感じていました。駅での冷えた炭酸飲料やその後の温泉が格別だったので、考えようによっては、充実した山行だったと言えるのかもしれません。

なお、一番の目的であった辛垣城跡ですが、行ってみると、かなり傾斜がキツい場所にあり、「何故こんな不便な山奥に居城を構えたのか…?」と疑問を感じました。後で調べたところ、居城であったのは3年ほどで、戦時対応によるものでした。(それ以前の居城は青梅市の平野部にある勝沼城)

城主の三田綱秀は北条氏(後北条)の家臣でしたが、1560年に上杉謙信が関東出兵を行うと上杉氏に与して、小田原城包囲戦にも参加しています。上杉謙信は関東各地で北条軍を破り、大軍で小田原城を包囲しますが、攻め落とすには至りません。遠征の長期化に伴い継戦困難となったため、越後(春日山城)に引き上げています。

一方、北条氏から睨まれる立場となった三田綱秀は、堅固な山城である辛垣城を築いて居城とし、徹底抗戦の構えを見せます。北条氏照率いる北条軍と三田軍は多摩川を挟んで対峙し(辛垣合戦)、激戦が繰り広げられますが、兵力で劣る三田軍は敗走します。その後、辛垣城で籠城戦が行われますが、塚田又八の裏切りにより落城したと伝えられています。
ちなみに、青梅線に「軍畑(いくさばた)」という駅がありますが、この辛垣合戦の戦場であったことが由来となっています。

また、三田綱秀には「笛姫」という笛の上手な美しい息女(孫娘とも)がおり、落城前に秋川近くの山里に避難させますが、やはり笛の名手であった北条氏照が鷹狩りで近くを通った際にこの笛の音に聞き惚れ、自らの屋敷に迎え入れます。
笛姫は請われるままに笛を披露し、氏照の隙を見て懐刀で斬りかかりますが、あっさり取り押さえられてしまいます。(北条氏照は文武に秀でた人物とされる)

その後、氏照は何事もなかったかのように笛姫に優しく接したため、笛姫も心を開いて相思の関係になります。しかし、これを知った比佐(氏照の正室)の激しい嫉妬を買い、笛姫は殺害されてしまったそうです。(殺害を指示したとも、自ら手を下したとも)

比佐もまた、豊臣秀吉の小田原攻めによって八王子城(北条氏照の居城)が落城した際に、御主殿の滝に身を投げて城と運命を共にした悲劇の姫として知られていますが、悲劇は連鎖するのかもしれません。

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